おせちに込められた願い 一之重
さてさて、前回の記事にて 「 おせち 」 の由来と歴史に就いて綴りましただすが・・・
● なんでも食べ太郎 → 食べ物コラム → 「おせち」の由来と歴史
今回からは3回に渡って、
そのおせち料理に込められた 意味 や、人々の 願い を、
食べ太郎が作ったおせちを参考にしながら解説して行きたいと思いまするぅ
日をまたいでの長丁場になりまするが、
宜しかったらお付き合い下さりませませ~ m(_ _ )m
こちらが前回もご紹介しました
食べ太郎作の 一之重全九品 だす
地方により、色々なしきたりがあるみたいだすが
伝統的な五段重では一之重には
「 祝い肴 」 が入るのだすが
現代の省略された三段重や二段重では
祝い肴と口取りを一緒に詰めるのが
一般的なようだすなあ。
「 口取り 」 とは、まあ居酒屋で出てくる
お通し的なもの、もしくはコース料理の
前菜といったものだすかなあ。
そして祝い肴とは 「 三つ肴 」 とも言い、最低でも
この三種があればお正月を迎える事が出来ると言われており、
逆にこの三種が無いと、どんなに豪華でも
おせちでは無いとさえ言われているものなんだすなあ
という事で右上から順に、食べ太郎の作った祝い肴と口取りを見ながら、
人々がおせちに込めた願い を解説して行きませう (^O^)/
「 黒豆のチーズソース和え 」 右列一段
これが前述した祝い肴の一つ 黒豆 だすな
黒豆の黒い色、黒には 魔除けの力 が あるとされているとの事だすぅ
食べ太郎の記憶に依れば、赤にも魔除けの力がある筈だすが…
その辺は今度、機会が有ればしらべてみませう。
そして、まめに働けるように、まめに暮らせるように
との願いが込められているのだすなあ
この まめ とは 健康 を意味する言葉でもあるので、
勤勉に 健康に、という思いなのだすなあ (・∀・)
こちらも祝い肴の一つ 数の子、そのまんまの意味、子孫繁栄 を願っているのだすなあ
食べ太郎は更にタラコも混ぜているので、物凄い子孫繁栄するのでせうか?
ちなみに今でこそ数の子は 高価 なものとなっているだすが、
昔は 安価 で 誰でも入手出来たそうだす。う、羨ましい~ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
こちらは食べ太郎が勝手に理由付けしていますだす
白魚の 白 と蛸の 赤 で縁起が良いだす~
更に蛸は足が8本、つまり 八 って事で 末広がり、
食べ太郎の今年も是非、末広がりでお願いしまするぅ~ (。-人-。)
この鶏はもちろん ニワトリ、ニワトリとは ポルトガル では
幸運を呼ぶ と言われているみたいだすよ
だから縁起が良いのだすぅ (*^ー^)ノ む、無理矢理だすか? ( ̄ー ̄;
本来おせちに入っている栗きんとんは、見た目が 金に輝く宝 の様なので、
豊か になるようにとの願いが込められているのだすが…
このゆり根きんとん、見た目には金では無いだす、無いだすが、これまたこじつけるなら、
「 きんとん 」 とは漢字で書くと 「 金団 」 なので、
名前に 金 が入っているので良しとして下されい (^▽^;)
来ましたあ~ (^-^)/
三つ肴の最後、祝い肴の 「 田作り 」 だすぅ~!
田畑に肥料として小魚を撒いていた事から、
五穀豊穣 を願って食べられるようになったのだすぅ。
食べ太郎も今年も一年、美味しいものを沢山食べられますように~
昔の人々は重要な文書は 巻物 に、したためていたのだすが、伊達巻も巻いているものなので、
知識が増えるように、文化が発展するように との願いがこもっているのだすなあ
またその名前は食べ太郎の出身 宮城 の 伊達政宗 に由来するとの説も有るので、
伊達政宗にあやかり、食べ太郎も 伊達者 で
いられる様にとの願いも込めましただすぅ ( ̄▽+ ̄*)
これまた食べ太郎が勝手に理由付けしていますですが、御了承下さいませ (;´▽`A``
山芋は 粘り が、とてもが強いので、粘り強く やるぞ!
という食べ太郎の思いがこもっているのだすぅ
てか…本当は今、考えましただすぅ~ ヽ(;´ω`)ノ
先ほどの山芋のふっくら焼きと併せると 紅白 となり、
紅白かまぼこ と同じ役目を果たすのだすぅ
お分かりの通り、紅白は めでたい と されており、祝い事には欠かせないのだすなあ~
さあ、そんな訳で食べ太郎作一之重全九品と共に
古来、人々が おせち料理に込めた願い を見てきた訳だすが、
冒頭で述べた通り、伝統的なおせちは本来は 五段重 らしいだすなあ。
てか、ご、五段も作ってたら何日かかるのじゃあ~ ( ̄□ ̄;)
食べ太郎は三段作るのに三日がかりでヘトヘトになったのに~ ヽ((◎д◎ ))ゝ
でもご安心(?)下され。
五段重の場合は一段目、もしくは五段目が何も入ってないお重なのだすぅ
この一段目か五段目かは、おそらく地方に依り違うと思われまするが、
その考えは一緒で、何も入っていない重は 控えの重 と言い、
その空が意味するところは、今後も富が増えて行くように との願いなのだすなあ~
う~ん、食べ太郎も控えの重を用意すれば良かっただすぅ~ (^_^;)
という事で、明日は 食べ太郎作二之重 を見ながら、今日の続きを綴って行きませう。
ではまた明日お会い致しませう~ (*^ー^)ノ
明日も見てね