『核燃料サイクルに関する社説・論説』過去からの警告。
過去の新聞各社の社説・特集記事を見ると、平成16年には核燃料サイクルが既に行き詰まっていたことが判る。

 しかし、原発利権と潜在的核抑止力を放棄したくない、原子力ムラ、防衛族が牛耳る政府は、その後も湯水のように血税を注ぎ込んだが、核燃サイクルの両輪、六ヶ所村の再処理施設と共に、未だ稼動の目処は立っていない。

「核抑止力に相当するものをもんじゅによって日本は持っている」


 その“もんじゅ”を「世界に先駆けた画期的な技術」と礼賛し、必要性を主張する、石原都知事の本音が、
“潜在的核抑止力”の堅持にあることは間違いないだろう。

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 時事ドットコムより
福井でもんじゅ視察=「廃炉はとんでもない」-石原都知事
【東京都の石原慎太郎知事は6日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を視察した。石原知事は視察後、「もんじゅは世界に先駆けた画期的な技術。廃炉なんてとんでもない」と感想を語った。

 もんじゅは2010年に運転を再開したが、試運転の第1段階終了後、停止したままになっている。石原知事は高速増殖炉研究の必要性を主張している。】一部抜粋