野田総理らが原発再稼動に拘る理由は、電力不足などではなく、電力会社、経済産業省の利権のため、
そしてもう一つ、原発推進の隠された動機、日本の潜在的核武装のため。

 47ニュース 核と日本人『平和利用』の裏面史Ⅱより
【日本は現在、非核保有国の中で唯一、原発から出る使用済み燃料を再処理する路線を取っている。

 しかし再処理は核物質プルトニウムの大量保有につながり、その使用見通しを国際社会に
十分説明できなければ、対日不信の温床となる。

 クリントン元米大統領の科学顧問も務めた核専門家、フランク・フォン・ヒッペル博士によると、

 2010年末時点で日本は40トン以上のプルトニウムを保有。再処理路線を堅持し、
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で再処理を行えば、300トン以上が抽出される。

 博士は「長崎原爆は6キロのプルトニウムで製造されており、5万発分のプルトニウムになる」と指摘。
テロ組織による盗難防止など万全の核物質防護体制を取る義務が日本にあると強調する。

 東京電力福島第1原発事故を受け、脱原発路線が強まる中、日本は膨大な量のプルトニウムを果たして
有効利用できるのか。「潜在的核保有国」と目される日本への海外専門家の視線は厳しい。】

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