営業するためなのか分からないが、最近聞いてもいまいち意味が分からない言葉が多い。僕の中で代表的な意味が分からない言葉はもちろん


SE(システム・エンジニア)


である。
「システムエンジニアって結局何してる人なの?」「プログラマーとは何が違うの?」「オペレーターもSEに入るの?」etc...
考えても分からない。なんだかプログラマーより偉い人だという一般認識。実はSEって人を売る際に出来た営業用語なんだけどね。。。(それすら知らない人が多いけど。)


で、この手の用語がIT業界には非常に多い。その中でも最近僕を悩ませているのがASP・SaaS・クラウドである。
僕の結論としては、結局どれもASPの延長線なんだと思っている。
、、、と書くと記事が終わってしまうのでもう少し追記


・ASPって何だ?
そもそも、ASPってなんだろうか?
ASPとは「Application Service Provider」の略称らしい。


で、ASPって何かと言うと・・・
ユーザー側では何も管理せずに、ASP提供業者側でプログラムやデータベース、ネットワーク等を管理するものである。
なので、ユーザーとしてはASP業者から提供されたサーバーアクセスプログラム(近年ではIEを使うものが増えてきた)を使ってサービスを使えるというお手軽なもの。


・SaaSって何だ?
では、SaaSってなんだろうか?
「ASPの欠点を改善した進化型がSaaS」と言われているが、何が進化したんだろうか?


色々調べたが、ASPとSaaSの違いは以下の部分みたい。
・料金形態の違い(ASPは月額固定、SaaSはユーザー数によって月額が決まる。)
・機能のチョイスが出来る。(オプションサービス?)
・SOX法などのコンプライアンスに対応する(この辺りは勉強不足で僕には分からない。)
・シングルテナント・アーキテクチャ(ASP)マルチテナント・アーキテクチャ(SaaS)
※ユーザーごとに環境を作るのがシングルテナント・アーキテクチャで、みんなで環境を共有するのがマルチテナント・アーキテクチャ。
etc...


結局ASPでも上記の部分を満たすこともあると思うので、ASPとSaaSには決め手となる違いはなさそうだ。文献によってはASPとSaaSをまったく同じ扱いをしているものもあるくらいなので、決定的に何かが違うということはなさそうだ。


・クラウドって何だ?
では、クラウドとは何が違うのだろうか?
概念だけなら「クライアントから先はクラウド(雲)の中」と言う事なので、ASPやSaaSと変わらない。


・・・で、調べてみました。
どうやら、ユーザーから見ると結局どれも同じようです。ただし、技術者から見ると若干違うようですが・・・。
「分散、並列、スケーラビリティ(スケールアウト)」と言う概念を入れているのがクラウドらしい。
しかし、これも上記同様でASPやSaaSを発展させた感じが否めない。(なんか、EJBとかを思い出すのは僕だけだろうか?)


正直、僕自身の知識が不足しているからこれくらいの違いしか分からないのかもしれない。
しかし、これらの違いをハッキリ言える人は少ないんじゃないだろうか?
(ASP1.0、ASP2.0、ASP3.0って感じのネーミングにしてくれればもう少し分かりやすかったかも・・・)


これらの言葉って、お客さんの心を掴むために出来た営業用語なんだろうなぁ。それらの言葉に踊らされるのも嫌なので、僕としてはパッケージとASPの二つの言葉だけに統一してもらえると嬉しい。(パッケージとクラウドでも良いけど、クラウドってちょっとスケールが大きすぎるイメージだからなぁ・・・)


P.S.
Web2.0って何?って感じに似てる(笑)


以上、僕の与太話でした。