知の里づくり☆まちの自然がまるごと科学感
仁淀川町がメインとなり進められている
知の里づくり!
仁淀川町教育委員会の大野教育長の熱い想いがカタチとなって、この大自然のことを「知らなかった」ことを「知る」ことにつなげていく。
2011.7.23(土)行われた第1回目となる活動
場所は仁淀川町の”しもなの郷”(下名野川地区)
サイエンスツアー
inAGAWA
その入り口となる活動です。
ミニ講演形式で行われました。
町内外から参加者は約30人程度集まってくれました。
テーマは2つ!
1)「金子直吉の世界とそのルーツを辿る」
金子直吉研究家 吉原 強 氏
かつての鈴木商店の大番頭にして
”財界のナポレオン”、”煙突男”
”史上最大の仕事師”として知られる
金子直吉は6歳まで、この仁淀川町
に生まれ住んでいたのだ。 ( ̄□ ̄;)
多くの企業群(帝人、神戸製鋼、IHI。。。。。その他多数)を今に残した金子直吉さんの偉業を知るには非常に短い時間ですが、吉原さんからは、特に”サイエンス”な部分として、新産業を興した金子直吉の話題に触れていただきました。
金子直吉さんは経営、政治にも非常に秀でていましたが、特に数学、化学、自然科学などにも秀でていたという。専門家も顔負けであったらしい。
しかし、小学校するら出ていないのだ。
過程が非常に貧しく、丁稚奉公時代に質屋の質草の本を片っ端から読み理解し、それで勉強したという。。。。。
「私は質屋大学をでたよ(笑) でも、けっこうバカにできないんだよ」と後年話したという金子直吉さん。
金子直吉さんの胸像である。
ある著名な方がつくられたという。
皆さん、大変熱心に聞いてくれました!まずは、地元の皆さんが知ることが大切です。
金子直吉さんが生まれた地にほど近い、山村自然楽校しもなの郷では、鈴木商店で活躍した地、神戸の視察も行いました。
多くの書籍に掲載されている金子直吉さん!
土佐の偉人である!誇りですね!!
まさに坂本竜馬が、岩崎弥太郎が成し得なかった世界貿易を行い、世界をまたにかけて活躍をした大商人にして、聖人だ!
城山三郎さんの「鼠」、これは鈴木商店の焼き討ち事件の真相に迫っており、必読ものだ!
また、玉岡かおるさんの「お家さん」(上・下)は鈴木商店の女主人、ヨネさんの生涯から金子直吉さんのこともたくさん出ており、非常に面白く読めます。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
講師の吉原さんも多くの方との出会いもあり、拡がりを持つことができた、非常に有益な会でした。
金子直吉さんの
墓所は、高知市筆山にあり、高知市を見下ろす非常に景色のいいところにあります。
今冬、そこに顕彰碑を建てる活動があります!
詳しくは、今後発信していきます!
今日の二つ目のテーマ ↓
2)「森の働き~仁淀川町の森林と環境を考える~」
(株)西日本科学研究所 前中 良啓 氏
前中氏からは、森林の機能やその働き、実に具体的な森林管理の提案などありました。
かなり、目からウロコの私でした。
山の保水力のフィールドテストも行いました!
会議室を飛び出し、みんなで近くの森林へ行きました。
地肌丸出しの森林に見立てて、そこで雨を降らし、どれだけ多くの濁流が流れ出るかの実験です!
木枠で囲んだエリアに水を流し、確認しました。
腐葉土のあるエリアとは全く格段の透明度の違いでした!
これは、現在の地肌丸出しの森林をモデルにした放置された植林からでた濁水(モデル)
知ること、体感することの大切さだ。
仁淀川町のしもなの郷
はそういった
体感フィールド”ミニ科学感”だな~ (‐^▽^‐)
SEE YOU!