「DON!」 2010年5月6日(木)放送
行列のできる絶品 唐揚げ店!秘伝のワザを大公開!
今日の特集は、大人から子どもまで大人気の「から揚げ」です。実は
家庭でも定番メニューの「鶏のから揚げ」が今大ブームなんです。
今のから揚げブームに火をつけたと言っても過言でない、から揚げ専門店「もり山」。
から揚げの聖地、大分県の中津市。なんと一つの街の中に40店舗ものから揚げ専門店が並ぶ、超激戦区でNo.1の人気を誇る名店中の名店
なんです。
そんな名店の「もり山」 の社長が、大分からスタジオに来てくれました。
40年に渡り秘伝の味を守り続ける森山社長に、家庭でも簡単にできる
秘伝の技を伝授していただきます。
超人気!行列店「もり山」のから揚げテクニック大公開!
<用意するもの>
・鶏もも肉・・・2枚 (500g)
・片栗粉・・・大さじ5
・コーンスターチ・・・大さじ1
鶏肉の選び方と下処理
<選び方>
●厚みがあってプリプリした、ピンク色の鶏肉を選ぶ。
・柔らかく仕上げたい場合・・・モモ肉
・ヘルシーに食べたい場合・・・ムネ肉
<下処理>
①.皮の方に付いた余分な脂と、身についた黄色い脂を落とす。
(鶏の臭さをなくすため。)
②.切り分ける際に血管を取り除く。(血の臭いをとるため。)
③.タレにつけ込む前に皮をフォークで穴をあけて、ひとつまみの塩で
もむ。(余分な水分を出し、うまみを閉じ込めるため。)
絶品タレの極意!
から揚げタレの作り方
材料(4人前)
・しょうゆ・・・大さじ1と1/2
・酒・・・小さじ2
・塩・・・小さじ1/2
・しょうが・・・小さじ1 (すりおろす)
・ニンニク・・・小さじ1/2 (すりおろす)
・リンゴ・・・大さじ1(すりおろす)
・ごま油・・・少々
・一味唐辛子・・・少々
ポイント
★りんごのすりおろしを加えることで、鶏肉がやわらかく、ジューシィーになります。
<漬け込む時間>
●味をじっくり染み込ませるため長時間。最低でも2、3時間は寝かせること。
衣のつけかた
①.片栗粉(大さじ5)とコーンスターチ(大さじ1)を混ぜ合わせる。
(コーンスターチを加えると、風味が増し、カラっと仕上がる。)
②.タレに漬け込んだ鶏肉の汁気を取り、衣を下から上へとやさしく
すくいあげるように粉をつける。(決して押し付けないこと!)
③.衣をはたく時は、ざるを使い余分な粉をふるい落とす。
ポイント
★唐揚げの衣というのは、「鶏の味を封じ込める」だけの役割なので
薄くて良い。衣が薄い方が、粉っぽくなく、カラッと揚がる。
揚げ方の極意!
<使用する油>
●新品の油と使いさしの油を混ぜて使う。(使う油全体の2~3割程度を使いさしの油を入れるとよい。)
ポイント
★新しい油は、素材の味が抜けてしまう。使いさしの油に新しい油を混ぜて使っていくことで、素材の味が守られる。使いさしの油を使うと、
より鶏肉がパサパサせずに美味しく揚がる。
<油の温度>
●油の温度は少し高めに!183℃前後が最適。
ポイント
★家庭でやる場合は火力も弱く、鶏肉を入れたときに温度が下がってしまいがちなので、温度は通常より2、3度高く、183度位がちょうど良い。
<揚げ方のコツ>
●空気に触れるよう油の中で肉をかき混ぜると、衣がカリッと仕上がる。(二度揚げしたような効果があります。)
●揚げる時間の目安は5分!(泡が小さくなって鶏肉が浮いてきたら
出来上がり。)
・慣れないうちはキッチンタイマーで5分計る。
・鶏肉の大きさにもよるので、一口大の場合はもっと短い時間で。
よくある唐揚げの悩みを「もり山」 の社長に聞きました。
二度揚げはした方がいいの?
二度揚げだと余熱で仕上がるが、肉の中のうまみが飛んでしまい、鶏肉がパサついてしまうので注意が必要です。
空気に触れるよう油の中で肉をかき混ぜると、二度揚げしたような効果が得られます。
衣が真っ黒になってしまいます。
衣が黒くなるのはタレに漬け込む時間が短いことが原因です。表面だけにタレがついてしまうから、焦げやすくなります。出来るだけ長くタレに漬けておくことが大事です。
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