ブロードウェイと銃弾 | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

という映画の話しを前に飲み屋でした。




マフィアのボスが自分の愛人を女優にすることを条件に

資金を出すことになり、新人脚本家がようやくデビューできることになった。



男を近寄かせないためにボスは用心棒を稽古に送り込むが、

用心棒は脚本にまで口を出し始め……というストーリー.。



舞台に関わる個性豊かな面々を、

ユーモアたっぷりに描いたウディ・アレン監督のコメディだ。



森岡利行「監督日誌」




鯨井康介に、こないだの映画の現場で若い俳優の

××に「あの本、面白かったよ」

と言ったら、まだ撮影が終わってないのにすぐ読んできて、

「あれ映画化なったら面白いですよね」と言っていたと

話したら、

「僕も森岡さんの言ってた映画、すぐ観ました」

と対抗意識を燃やしていた(笑)。



××とは現場でも一緒になって、

いい俳優だなと思っていたらしい。



「あの映画、ワンシーン、ワンカットなんですね。

すごく面白かったです」



「おお、いいところついてるじゃねぇか」



舞台をモチーフにした映画だからか、

実は、私が観たとき、そんなことに気づきもしなかった。

(まだ、監督も脚本もやっていない時に観た)

今度、もう一度観てみよう。




「実はあのマフィアの俳優は劇作家なんだよ」




マフィアの俳優はオフ・ブロードウェイで自分の戯曲で主演をしていて、

それを観たロバート・デ・ニーロがその戯曲を映画化したいと申し出たそうだ。

その際、

「私に監督をやらせてくれるなら、君に主役をお願いするが、

他の人が監督なら、君が主役になれるかどうかわからないよ」

と言って、映画化の権利をいただいたそうだ。



それが、デ・ニーロ初監督作品の
『ブロンクス物語』だ。




森岡利行「監督日誌」



いろんな場面でいろんなことに触発されるのが

我々の仕事でもある。



みんながみんなに触発され、

足し算が掛け算になる。



興味を持とう、自分の好きなことを

もっと好きになって、愛するのだ。

楽して栄光は得られない。



今、私の映画のオーディションの書類選考をやっているのだが、

「森岡監督の作品は観たことがありません」と平気で書いて

くるヤツがいるのだが、バカか。



私の作品に出たいンだったら、

ビデオ屋でレンタルでもして、観ればいいじゃないか。



ビデオ屋がないのか?

おまえは尖閣諸島に住んでいるのか?



よし、そんなバーカなヤツほど、書類選考通して、

オーディションにこさせて、小一時間ほど、説教してやろう(笑)。



もしくは演技をやらせといて、居眠りして、

「あなたの演技は観たくありません……観るに値しません」

とでも言ってやるか。むしろその方が、そいつの為だろう。




そんな話しをしながら食べる

安い焼肉は最高だぞ(笑)。




森岡利行「監督日誌」


女の子はちなみ一人でも大丈夫だ。

ざまあみろ(笑)。

ちなみはどーせ、今よりもっと売れるだろうから、

何年後かに、


「小劇場で芝居をやったことあります……

貧……いえ、ピュアな人ばかりで、いい思い出です」



なんて言ってくれると嬉しいね(笑)。