ランタオ島は香港の中でも風水的にとても良い気が流れているパワースポット。
香港最大の島・ランタオ島にある宝蓮寺周辺はとくにそうです。
本ブログでは香港のパワースポットに関して、その1(壮大なケーブルカー・ゴンピン360) 、その2(般若心経刻む心経簡林) 、その3(白犬守る癒やし空間) 、その4(台風回避の巨大仏像) を紹介しています。関心のある方は読んで見て下さい。
先回も、ランタオ島のパワースポットとして宝連寺近くの「心経簡林(心経の道=Wisdom Path=ハートスートラ)」を紹介しましたが、もう少し説明します。
宝蓮寺から心経簡林までは、矢印が示されて、その通りに行けば、20分前後でたどり着けます。
小径を通り抜けながら、途中で茶屋があり、平日や休日に開店していることもあるようですが、私が訪れた時は閉店でした。YMCAが運営する安い宿泊施設もあり、じっくりランタオ島を回りたい人は宿泊するのも良いでしょう。そこを通過して10分ぐらい歩くと、突然、視界が開けてきます。
向こう側には鳳凰山がそびえ、山肌に雲が往来し、時々刻々と気の流れが変化していることを実感します。
宝蓮寺が鳳凰山と弥勒山の間に位置し、その間を気が流れていますが、さらに勢いよく流れているのが心経簡林の周辺なのです。
心経簡林で般若心経を刻む38本の木柱を発想したのは「中国の国学大師」と呼ばれる広東省潮州出身の饒宗頤(じょう そうい)香港中文大学終身主任教授。1980年に山東省の道教の聖地、泰山を訪れ、そこに刻まれている金剛経の磨崖石刻を見て、般若心経を墨書することを思いつき、02年に香港市民へ寄贈。それがこのような形になったものです。
饒宗頤氏は英語、日本語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、ヒンディー語、イラク語の6言語に通じ、日本の京都大学客員教授やフランスのソルボンヌ大学客員教授なども務めた知の巨匠。
不思議なことに、心経簡林は欧米人にもよく知られています。ここができた経緯も英語や中国語だけでなく、日本語の説明もあり、知日派だったことがよく分かります。
人慣れしていて、訪れる人々を懐かしそうに出迎え、安寧を願うこの地の狛犬(こまいぬ)のようでもあり、飄々としている姿が欧米人にも人気でした。
動画を撮影しようとすると、白い犬は、ちょっと迷惑そうな顔。
休憩している観光客の近くに寄っていってお座り。
別にエサをくれ、というわけでもなく、ただ、じっとしているだけ。
白い犬。不思議とソフトバンクのCMに登場するホワイト犬・カイくんような癒やし系でした。
本ブログでは香港のパワースポットに関して、その1(壮大なケーブルカー・ゴンピン360) 、その2(般若心経刻む心経簡林) 、その3(白犬守る癒やし空間) 、その4(台風回避の巨大仏像) を紹介しています。関心のある方は読んで見て下さい。