レトロゲーム体験談 バラデューク(BARADUKE)1985年 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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バラデューク(NAMCO)

BARADUKE 1985年


海の生物を彷彿とさせる不気味な敵キャラクターが魅力のナムコの異色作。

ハマリましたねえ。

何とか全面クリアしましたけど、記憶を頼りに、体験談などでも行きたいと思います。






○基本設定

宇宙服の様な潜水服の様なコスチュームを着て、波動銃で敵を倒しながら進む。


オクティ(100点)と呼ばれる蛸の様な敵がチェックポイントの様になっており、その敵を全て倒さないと、次の面へ進む脱出口が開かれない。

オクティには、弾を扇状に3発撃ってくるものや、殻を背負っているもの(殻は撃てない)、上下に伸縮していて、縮んでいる時は弾が当らないものなど、色々いる。


オクティを倒すと、その場にカプセルが出現するのだが、触れてから離れた後、中から、味方のパケット(100点)か、敵のバガン(50点)、ジュエル(100点)、パワーアップ波動銃(3段階までアップ、100点)のいずれかが出てくる。

何も出てこない場合もある。


前述のパケットだが、取ると、面クリア時(ボス面を除く)のルーレットの時に取った数分出てきて、上手くパケットに当るとシールドが一つ増えるのだ。

ルーレットシールドを沢山増やすと、ルーレット上のオクティの数も増えてしまい、ルーレットのハズレ率が高くなる。

でも、パケットを多く持っていれば、オクティがその分ルーレットに出てこれなくなるので余り関係ない。

オクティに当ると、シールドの数が一つ減ってしまう!!

ボス面の時、パケットを持っていると、勝手にパケットが敵ボスに体当たりしていき、一時的にボスの動きを止める事が出来る。

ルーレットは、パケットを一つも持っていなかったりシールド目盛りが3つ以上なかったりすると行なわれない。

シールド目盛りが3つ以上の時にやられてしまうと、次に始まる時、シールドが1つ分減ってしまう。シールド目盛りは最低でも2つ。


確か、2万点毎に1人増えたと記憶している。

違っていたらすいません。

当記事作成に当たり、バラデュークを紹介しているサイトを幾つか発見したものの、何点で一機増えるのか何処も書いていないようだ。

追記・最初は1万点で1人増え、後は3万点、5万点、7万点・・・と、2万点毎に1人ずつ増える。






○得点の極端さへの不満

ザコ敵にも色々いて、それぞれ難易度が違うのだが、私が嫌だなあと思ったのは、得点が皆50点均一だった事。

「ガレージ処分セールかよ!!」と思った。


主人公と同じ能力を持つ「ブルースナイパー」(オクティ族に捕まって洗脳だか操られてるんだかされている人間)も50点って、どうよ!!!!!?

最低でも1000点位はするでしょ?

画面外から波動銃を撃ってきたりもするんだよね(凄いムカつくんだ、いきなりだし避けらんねえよ)。

触れてもミスにならないが、足を狙えばいいと単純に思っても中々当らず、逆にこっちがダメージ食らったりしてた。

動きが激しいから。


これは恐らく、敵を多く倒す事による得点稼ぎよりも、上手く極力ミスをせずに、ボーナス得点も漏れなくキャッチしながら全面クリアをするのが高得点にありつけるというゲームなのかも知れない。

というのも、敵をどんなに多く倒しても大した得点にならず、逆に特別ボーナスがやたらと高得点だからだ。


実は、パケットを10匹殺すと大きな顔が出てくるのだが、それを数発撃つと、10000点入る。

その後に又10匹殺すと出てくる顔(最初のと違う顔が出てくる)を撃つと、20000点ボーナスだ!!


特定の面で或る特定の敵を倒すと、上から素早くボーナス得点アイテムが降ってくる。

1000点だ。

果物とか、敵の子供だったりする(でも取るべし)。


全面クリアすると、ラスボスの得点10000点の他に、主人公の残り人数×10000点ボーナスが入る。


最終面付近になると、当時の一般的なゲームでは、得点の数が最低でも大体数十万点にはなっている。

多くて100万点以上は行っている。

でも、このゲームでは、10万点位にしかなっていない。

否、10万点も行っていたかなあ?

何か、点数の上がり方の少ないショボさを感じていたのは私だけか?

しかも、全面クリアすると、それまでとは桁違いに高いボーナスが入るという極端さ。






○とっておきの話(裏技など)

小さな隙間があり、普通はそこを通れないのだが、その隙間に対して背を向けて波動銃を撃つと、その反動で隙間に入る事が出来る。

又それが壁だと、壁をすり抜ける事が出来る。


一番広い31面にのみ出てくるヤマモという敵(トリッキーなジグザグな動きで主人公に迫ってくる)がいるのだが、このゲームのプログラミングを担当したのがヤマモというニックネームの人だとか、ゲーム雑誌で紹介されていたと記憶している。

本名は「山本」だろうか?

で、私は当時、勝手にそのヤマモという人は、31歳(当時)なんだろうなと思っていた。

実際はどうなんだか知らないけど。

因みに、ヤマモもたったの50点!!

納得いかねえ!!


ナウシカを意識した様な描写が幾つも出てくる。

背景に、巨神兵の頭蓋骨を思わせるものが出てきたりする。

ボスのブルーウォームは、思いっきり王蟲(オーム)に似ている。

まあ、ナウシカ公開直後だったし。

最終面クリアした時、主人公KISSY(2プレイヤーはTAKKY)がヘルメットを取った姿が登場するのだが、ナウシカに似ているな!!と思った。

実は主人公が女性だったというのは驚きだった!!


シェルオクティ(殻を背負ったオクティ)は、主人公がやられると、次は向きが逆になる。

つまり、右に向いている時に主人公がやられると、次は左向きになっている。

もし、シェルオクティが壁際にいて(よくあるんだなあ、これが)、壁に向いていたら悲惨だ!!

倒す時、狭い隙間に入らないといけないので、ダメージを受けるのは確実だからだ。

シェルオクティだけでなく、ウィンキーオクティなど、横向きのオクティは、主人公がやられると逆向きで始まる。


通り抜けられる壁というのがあるので注意が必要。

ロードランナーでいう所の「落とし穴」みたいだが。


このゲームは、ナムコミュージアムvol.5(プレイステーション《PlayStation》)に移植されているので、やりたいけど基盤と筐体を購入するのは大変だ!!と思う方はお薦め!!








○私が全面クリアした時の状況

当時中学1年生だった私は、大久保駅前のゲーセンに毎日の様に通っていた。

というのも、ゲーセンの数が多いというだけでなく、殆どが1回50円と安かったからだ。

100円で1回出来るのと2回出来るのでは、当時はかなり大きかった。


その大久保駅の近くに当時あった小さいゲーセンでバラデュークを全面クリアした時、周囲に人だかりが出来ていて、何だか英雄になった気分で気持ちが良かった。


10月31日に全面クリアしたのだが、実は、その前日か前々日辺りにも最終面に行っている。

というのも、その頃はオクティキング(最終ボス)の攻略の仕方を良く知らなかったからだ。

他の人のやっているのを観察していて、ラスボスに触っても平気なのだと分かったのだが、扇状に3発ずつ撃ってくるのを上手くかいくぐって目の所に上手く行き、目をひたすら沢山撃っているのを見て「目を100発位撃てばいいのかな?」と思ったのだが、実はそうではなくて、目を沢山撃って怯ませた隙に口の中に入って数発撃てば倒せるのだと、後日の他の人のプレイを見て悟った。

そのお蔭で全面クリアを果たせたのだった。


147790点 全48面クリア 残機×4人 

1985年10月31日






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