15歳頃に、有名で広く人々に受け入れられている漫画キャラを茶化したいという欲望がせり上がっていたものの、消極的な性格とか絵が未だそんなに上手く描けなかったなどの理由でアイデアを考えただけに終わった。
今年(2007年)の2月頃に、「のび太の新婚初夜」という漫画を描いたのだが、
実は、15歳の頃から温めていたアイデアでした。
で、今回紹介する作品も、そんなアイデアの一つとして作ったのであるが、何故いきなり今この話題を取り上げようとしたのかというと、ニコニコ動画でこういう映像を見たからです。↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1087237
パチモンのミッキーやドナルド等が勢ぞろい!!
BGMもいい!!
てか、よく集めたものだ!!
描いた動機というのは、子供には、取り敢えず動物漫画キャラをあてがっておけばいいとかいう非常に安直でナメた発想を持った大人に対する不快感がある。
「子供ってそんなもん」とかいう発想だ。
私が動物漫画を描くのは、自分自身が動物漫画好きだからです。
私はケモナーですから。
てなわけで、ディズニー動物キャラを人間にしたらどうなるか?という実験絵画を、
2000年にもなってからやっと描いたのでした。
20代終わり頃までADHD症状がかなりキツかったですから、アイデア考えてから描き始めるまで凄く時間が掛かったわけです。
で、著作権的にどうなのか?ですが、絶対問題はないと思います。
一目見て、何をモデルにしているのか一目瞭然ですけど、全然違うものになっています。
他の作家を見てみましょう。
1999年には、福田美蘭が、著作権をテーマにした連作を描いてました。
絵の中にさりげなくドナルドダックのぬいぐるみを描き入れるという試みとかしてましたねえ。
確か、部屋のさりげない光景を描いた絵の中に、これまたさりげなく「ドナルドダック」
の縫いぐるみが描かれているのですが、部屋のインテリアの一部と化しているこの縫いぐるみを描いただけでも著作権侵害になるのでしょうか?という、問いかけの作品だったと記憶しています(違っていたらすいません)。
李東起(イ・ドンギ)という韓国人作家のアトマウスは、特に2ちゃんねらーからの熱い視線を浴びていたようです。
有楽町駅前のイベントホールでやっていた美術イベントでアトマウスを見たときは、
感動しました。
福岡アジア美術館でもアトマウスは展示されたようです。
アート横断Ⅲ AniMate。アニメイト。展
~日韓現代アートに見るアニメ的なもの~
福岡アジア美術館 2005年2月3日~3月29日
http://202.146.16.92/~cont03/cgi-bin/exhibition/exhibition.cgi?eid=10112
「アトマウス展」 朝鮮日報 2003年9月17日
http://www.chosunonline.com/article/20030917000080
アトマウス公式HP
Chim↑pomというアート集団が、ディズニーキャラに扮してこっそりディズニースタッフに見付からないようにディズニーシーの片隅で記念撮影するという大胆な事をした写真作品は、凄かった!!
「プーさん」に扮している人は、下半身裸(壷の縫いぐるみで股間を隠している)で、
「プルート」に扮している人は、全裸。
思わず爆笑してしまいました。
「オーマイゴッド展」
無人島プロダクション 2007年7月4日~8月11日
http://www.mujin-to.com/toppagej.html
http://www.mujin-to.com/artistschimpomprofile.html
http://www.mujin-to.com/chimpomworks.html
http://www.mujin-to.com/chimpomsvoice.html
実は、私は人間化したPUUSANを下半身裸にさせてチンコが出ているというアイデアも考えていたんですが、結局人間化作戦は3枚でストップしたまま放置し、代わりにChim↑pomがリアルに写真作品でやっちゃったんです(股間隠してますけどね、大人だから)。
でも、これでよかったんだと思います。
こっちの方が全然面白い!!
誤解しないように言っておきますが、Chim↑pomが人間化作戦に影響を受けてるのかどうかは知りません。
多分、偶然です。
ディズニーキャラ人間化作戦は、mixiの日記で既にとりあげてます。
2007年6月12日の日記です。