そして、ある日のこと。
大きなひとつの木は、
ふたりの花の実を宿したところから、
世界に向けて、
最後にたくさんの〝 小さな種 〟を落とした。
〝 すべての子供たちが自分たちのように、
たくさんの愛を感じるようにとの願いを込めて・・・ 〟
それはそれは小さなひとつの種は、
大地に祝福されながら、空に温かく見守られながら、
やがて芽を出し、〝 ふたつの小さな葉 〟に分かれた。
周りの愛など知ってか知らずか、
そのふたつの葉が目覚め最初にしたこと、
それはやっぱり、
お互いを見つめ合うこと。
『 やあ!
キミはとっても美しいね! 』
『 あら!
あなたこそステキな葉っぱよ! 』
そう、
すべてはここから始まる。
それはそれは小さな種の、
〝 大きな大きな、愛のものがたり
〟

