○今夜の「夜のプレイリスト」は、グラディス・ナイト&ザ・ピップス
【Playlist Of The Night : Imagination】
移籍第一弾。
今夜(2016年12月2日)の『夜のプレイリスト』第4夜は、1973年のグラディス・ナイト&ザ・ピップスの『イマジネーション』です。
グラディス・ナイトは、天才少女シンガーとしてデビューしますが、モータウンと契約し、モータウンでいくつかのヒットを出します。ところが、ジョージア州アトランタ出身のグラディス・ナイト&ピップスは、デトロイトのモータウン・レコードでは、ある意味「外様(とざま)」で、「生え抜き」「プロパー」ではなかったために、十分なプロモーションを得られませんでした。さらにモータウンにおける女性シンガー、女性グループとしてのファースト・プライオリティーはなんといってもダイアナ・ロスでした。ですから、グラディスたちは、モータウンにいる限り、「ダイアナ・ロス」の次の存在でしかなかったのです。
そこで、彼らはモータウンからの移籍を考えます。そうして1973年、彼らはメジャーのブッダ・レコードと契約。シングルを一枚だしたあと、第二弾シングルとして「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」を出し、まもなく、移籍第一弾アルバムを出しました。
それが、1973年10月に発売された『イマジネーション』でした。この時点でシングル「ホエア・ピースフル・ウォーターズ・フロウ」と「ミッドナイト・トレイン・トゥ・ジョージア」が出ていました。
後者が大ヒットして、その後、「アイヴ・ガット・トゥ・ユーズ・マイ・イマジネーション」、さらに、「ベスト」シング・ザット・エヴァー・ハップン・トゥ・ミー」と計4枚のシングル・ヒットが生まれます。
アルバムは彼らにとって、初めての公式なゴールド・ディスク(50万枚以上のセールス認定)になり、彼ら以後のアルバムを次々と大ヒットさせモータウン時代とは比べ物にならないほどのクロスオーヴァーの成功を収めます。
グラディスたちのアルバムを一枚選べと言えば、やはりこれになるでしょう。
しかし、グラディスはその後もソロとなり、秀逸なアルバムを多数出しています。
グラディス・ナイト&ザ・ピップスのバックコーラスの達人たち
2014年02月28日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11782473811.html
『片道切符で故郷に帰る 夢破れた男』
1999年4月号、L&G誌に掲載
http://www.soulsearchin.com/periodical/l&g/l&g01.html
ENT>RADIO>Playlist Of The Night
ENT>ARTIST>Knight, Gladys & The Pips
ENT>ALBUM>Imagination