◎◆★ブルーイと立ち話~シトラス・サンのライヴで来日 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎◆★ブルーイと立ち話~シトラス・サンのライヴで来日

【Talk With Bluey : Citrus Sun Live 】

本。

だいたい毎年やってくるブルーイ。今回の来日は、彼のジャズ・インストゥルメンタル・グル―プ、シトラス・サンでの来日。今年3月のインコグニート以来4か月ぶり。ブルーイは、インコグニートとして、またソロ・アーティスト、ブルーイとして、そして、シトラス・サンの一員として、と3パターンで来日する。ま、さすがにシトラス・サンとしての来日はめったにないが。ライヴに関してはまた別稿で書くとして、シトラス・サンのライヴ後にちょっとだけ挨拶をしたのでその様子などを。

「どうだい、書く仕事は?」と訊かれたので、「まあまあ、かな。今度本を書こうかと思ってる」というと、「去年も同じこと言ってたね」と。

「あれ、去年も同じこと言ったっけ?」 そうか、ずっとおぼろげにそう思ってるんだな。(笑)

ブルーイに「あなたは、本を書かないの?」と尋ねると、「書いたよ。でも、全部書いて、破棄しちゃったんだ」 「ええっ、どういうこと?」

「自分がこれまでに歩んできた道を整理して、思い出しながら、いろいろ書いてみたんだ。でも、その一部をちょっとだけ見せたら、それを読んだ人間が怒ってね。というのも、いろいろあったことをそのまま書いてしまったから。そうすると、けっこう、いろんな人を傷つけることになる。ほとんど実名で書いたからね。それも、みんなまだ生きてるからね。それでけっこうネガティヴな感じにもなってしまってね」

「でも、ものを書くということはとてもいいよね。思い出を整理できるし、書いてる間に思い出したり、それから自分の日記やスケジュール帳をひっぱりだして、正しく記録したりね。だけど、いろいろあって、書いたもの、そうだな、200ページ以上になるかな、全部消してしまった」

「ええっ、どこかにパソコンの中に保存とかしてないの?」

「ばっさり消した、削除だ。全部」

「たとえば、フィクションで、書くという方法もあるんでは?」

「それも考えた。自分が歩んできたキャリアを、全部フィクショナル・ネーム(架空の人物)で書くスタイルね。でも結局、読む人が読めば、僕を主人公としたら、だいたい誰かわかるよね。小説家みたいにまったくのフィクションは難しいなあ」

「なるほど。僕はこれまでにいろいろと会ったアーティストたちのエピソードをまとめてもいいかな、と思ってね。たとえば、あなたのことも含めてね」

「自分のことを書くことはやめたんだけど、本は書きたいんだ。で、子供のための本を書くんだよ。子供用の本、絵がたくさんあって、字が大きくて。子供用の絵本みたいなものだね」

「へえ、それはまたずいぶんと一大転換だね」

ブルーイが書いた子供向け用の絵本というのも、楽しみだ。きっと彼のことだから、その本のテーマ曲とか作るだろうな。

■過去記事

インコグニート&シャカ・カーン、ブルーイの夢叶う
2015年03月06日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11997463830.html

インコグニート~新シンガーを迎えて
2013年12月28日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11737399935.html
ここに過去記事一覧も

僕が好きなブルーイの話の一つ。ブルーイのおじいちゃんの教え。
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200211/diary20021126.html


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