● うちの子は、悪口を言われているんです!
こんにちは! 三浦真弓です。
ご相談をお受けしているとき、話が進んでいく中で
「実は、うちの子、悪口を言われているんです。
どうしたらよいでしょうか?」
ということになる場面があります。
初めのうちは、
行動が気になると言う話だったりするのですが、
実は、ご相談くださったお母様の中には
「わが子が悪口を言われているから、心配」
「どうやったら、悪口を言われずにすむのかしら?」
という想いがあったのです。
そこで、
「悪口というのは、どのようなことを言われているのですかー?」
と質問します。
すると、
具体的に答えてくださる方もありますが、
そうではない場合もあります…汗
「具体的なことは、子どもは言わないのでわからないのですが、
いつも、悪口を言われていて、イヤだと言うんです」
「子どもの辛いところを追求してはいけないと思って、
聴いていないのですが…」
なるほどー。
そうなのですね。
まぁね、子どもも思春期ですし
あまり、追求してはいけない気もしますよね。
自分から、話して欲しいな…という思いもありますし。
でも、それでは、
お母さんが、お子さまに巻き込まれています!
もちろん、本当に「悪口」「陰口」を言われて、
辛い気持ちでいるお子さまもいます。
お母さんは、
・事実を言われたのか
・お子さまが言われて、イヤな感情になることを言われたのか
ということをわけて、
お子さまの話を聴いて欲しいなと思います。
例えば、
寒い時期には、マラソン大会や持久走大会があったりしますよね。
そのときに、Aちゃんは、10位入賞をねらっていたとします。
自分より速いお友だちがいるので、10位は厳しいかな…どうかな?
と、自分でも思っているのだけれど、結局11位だったとしましょう。
Aちゃんはとっても悔しい気持ちでいっぱいです。
そこへ、Aちゃんが10位をねらっていたとは
知らなかったお友だちのBちゃんがきて、
「Aちゃん、何位だった? 11位? すごーい」
と言ったとしましょう。
Bちゃんは、20位でした。
Bちゃんは、自分より速いので、すごーいと言ったのですが
10位をねらっていたAちゃんは、
10位に入れなかったのが悔しいので
「すごくないよ…嫌み?」
なんて返事しちゃうこともあるんですよね。
この背景には、
日頃、AちゃんとBちゃんが、どのようなお友だち関係だったのか
Aちゃんは、10位を目指すところに、どのような想いがあったのか?
など、考えるべき点がいっぱいあります。
でも、
帰宅してAちゃんがお家の人に
「Bちゃんに、嫌み言われたー」
というと、
その言葉だけを100%信じて、
「うちの子、Bちゃんにいやがらせをされているらしい」
となってしまうことも、あるのです…
お子さまの言葉を信頼してあげるのは、大切です。
でも、お子さまとの会話の中で、
・事実はどれ?
・あなたの感じたことは何?
とわけて聴いていただけるとよいなと思います。
お子さまは年齢が小さいときは、
実況中継のように話をしてくれますが、
年齢が上がってくるについて、周りの人の気持ちにも配慮して、
話をしたり考えたりするようになります。
それが成長でもあります。
親として話を聴く側が、
混乱しないようにしたいですねー。
混乱させずに、丁寧に聴いたり、こたえたり…
という会話を、こちらでは、いろいろチャレンジします♪
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