この日のディナーはレストランを予約してもらっていました。
1ヶ月以上前にお店の情報を渡して、「金曜の夜に予約を入れてね」と言っておいたのに!!!
彼が「電話しなきゃ」と言ったのは私がパリに行く4日前・・・
案の定、金曜の夜は満席
ラッキーなことに土曜にディナーで予約が取れました。よかった。。。
訪問したのはChez L’Ami Jean
(シェ・ラミジャン)という人気のビストロ
シェフはブルターニュ出身のステファン・ジェゴさん(Stéphane Jego)。2日目のランチに行った"Le Comptoir"のシェフ イヴ・カンドボルドさんと一緒に働いて料理の腕を磨いてきた方です
そこそこ広さがあるお店なのに、お客さんでギュウギュウ。
お客さんにもスタッフにも活気がある。
こういうお店は期待できます
テーブルに座ると、こんなテーブルセッティング。
シェフ自身はブルターニュの出身ながら、バスク料理をメインにしたお店なのでナフキンもバスクリネン。
リネン、ナフキンリング、メニューなど、全てにシェフの一貫したポリシーが感じられます。
こちらが飲み物のメニュー
私の彼はアルコール全般がダメなのでNesteaをオーダー
私も量が飲めるタイプではないので、グラスで白をお願いしました。
>マヨマヨ
うちも大人なカップルのデートとは程遠いのよ。
初デートでは、彼はオレンジーナ飲んでたわ。。。
さて、早速お料理の紹介です
前菜は春らしくアスパラを使ったお料理にしました。
グリーンの泡が春らしく爽やかでいいですね。
下にしいてあるポテトのピュレがこれまたおいしい。
何気ない料理が感動的においしいというのは、やはり料理人の腕だと思う
彼の前菜の写真がなかった。。。
たぶん、自分のもの食べるのに必死すぎたんだと思います。
夢中で食べちゃうくらい美味しかった
メインは豚肉のココットにしました。
最初にこれだけポンッとテーブルに置かれました
思わず"C'est tout?"(これだけ?)と聞いちゃいました。
すると、店員さんもノッてきて"すみません。マダム、これがメインです( ´艸`) "
こういうやり取りができるっていうのも、私の中でポイント高かったです
しばらくすると、ちゃーんとココット登場
お皿に盛るとこんな感じになります。
フォークをさすとホロッと崩れるくらいに柔らかい豚肉。
カリカリのベーコンとの食感の違いもバツグンでした。
こちらは彼が頼んだ仔羊。
味見させてもらいましたが、羊の臭みが全くなかったです。
付け合せのニンジンピュレ、ポテトのピュレも滑らかで舌触り最高!
ピュレだけでも食べられるくらいおいしかった
ちょうど私たちがメインディッシュを食べているころが、厨房は忙しさの最高潮
ここのお店は、客席からキッチンが見えるつくりになっているので、厨房の様子をみれるのも楽しい。
厨房が見れるとシェフの料理への情熱がじかに伝わってくるんです。
シェフのステファンさんはとにかくアツい
出来上がった料理がすぐに客席に運ばれないと遠慮なく怒鳴ります。
「なにやってんだ!さっさと運んでくれ!!」
でも、不思議といやな感じじゃないんですよ。
自分が作った料理を最高の状態で提供したいという情熱から怒鳴っているのが、わかるからです
仕事中は厳しい顔のシェフですが、お店にはシェフと娘の2ショット写真や家族写真が飾ってあって、家族の前では優しいパパなんだろうなとおもいます。
そんな風にシェフの人柄が見えてくるのも、このお店の魅力です
さて、お待ちかねデセールです。
私のオーダー ガトーバスク
ケーキはふんわりしっとり、ナッツの食感もよく合っていました。
どのレストランでも書いてますが、おなかいっぱいだったのがつらかった
こちらは彼のオーダー。
何オーダーしたのか忘れちゃった…
彼のことなので、チョコレートムースかティラミスの類だと思います。
グラスの隣においてある缶の中身は…
メレンゲでございます。
私はもう手を出す気力もありませんでしたが、彼によると美味しかったそうです。
今まで行ったパリのお店の中で1番好きなお店です
シェフが情熱にあふれていて、料理もおいしい。
スタッフもまとまっているし。
雰囲気がアットホームで他人同士なのに、家族でごはんを食べているような温かい気持ちになるビストロでした。
また次回も絶対行きます!!
Chez L’Ami Jean【シェ・ラミジャン】
27 rue Malar 75007 Paris
Tel : 01 47 05 86 89
営業時間 : 12:00 ~ 14:00 / 19:00 ~ 24:00
定休日 : 日・月曜日
メトロ : 8番線 La Tour-Maubourg