写真1：アルティット村で会った子供たち
写真2：パスーより。ギザギザした山はトポップダンというらしい
写真3：アルティット・フォート
フンザでの俺のあだ名ですｗ
タリバンはイスラム保守派の代表格なので、あまり悪い意味じゃないみたいです。
11月13日
朝起きて、いつものように目玉焼き二つとチャパティで朝食をとる。
決まって食後はチャーエなんだが、インドのチャーイよりパキスタンのチャーエのほうが甘さが上品で好きだ。
例えるならば、紅茶花伝ロイヤルミルクティー。
周りはもう明るいんだが、目の前の山が見事に日光をさえぎってくれるせいで周りの気温が全然上がらない。
道を見たら、水たまりに氷が張っていた・・・
宿のオヤジにバスはいつ来るか聞いたら、今日は選挙で難しいと言われた。
午前9時。
ようやく日の光が差したところで外に出てバスを待つ。
待てども待てどもバスが来ない。
暇つぶしにパスー氷河を見てみたが、なんか想像と違ってしょぼかった・・・
しかしマジでバスが来ない。
車が一台来たと思ったらRs1300でチャーターさせてやると来た。
さすがに行きの13倍は出せないんで断る。
しょうがないんでヒッチハイクを決行。
と思ったら、一台のトラックが近寄ってきた。
カリマバードへ行くのなら乗っていけ、とのことだ。
断る理由もなかったので乗り込む。値段交渉を忘れたが、まぁ大丈夫でしょｗ
トラックは、途中木材を積んだり、人を乗せたり、悪路に突っ込んでいってそれらを運びながらカリマバードを目指す。
しっかりお金を受け取っているところを見ると、どうやら物と人の運搬を仕事にしているようだ。
途中、岩の爆破作業に遭遇。出稼ぎの人民がやけにはしゃいでいたｗ
バスより大分時間はかかったが、しっかりとハイダル・インの前まで送り届けてくれた。
バスと同じ料金のRs100を渡すと、何の文句もなく立ち去っていった。
全くボッタクる気がないんだな・・・
11月14日
ラーワルピンディへ。
今回はギルギットで乗り継がず、アーリアバードから直に行ってみる。
ハイダー爺さんと別れを済ませ、スズキに飛び乗りアーリアバードへ。
このときの所持金がRs1190・・・
最初はナトコの窓口に行ってみる。Rs1240で無理だと言われた。
次に駄目元でシルク・ルートのバスへ。
Rs1230らしいが、有り金すべてを見せたらそれで良いと言われた。
いやぁ助かったぁｗ
けどATMを見つけなきゃラーワルピンディまで飲まず食わずだな・・・
ピンディまで何時間か聞いてみると21時間というすばらしい回答が得られた。
断言する。絶対無理。30時間かかる。
そして午前11時、バスはラーワルピンディへと走り出した。
行きのときはミニバスだったが、今回は日本の高速バスの中古車だ。
乗り心地は上々。けど二回もパンクしやがった。
ギルギットに着いたんでATMを探すが見つからず・・・
ほかの町も同様にATMがない。
飯はともかく、チャーエすら飲めないとはなぁ・・・
11月15日
朝方、朝飯に立ち寄った町にATMを発見！
ようやく食事にありつけた。
頼んだのはRs80のビーフキーマカレー。
インドではあまり見かけなかったキーマが、パキスタンでは意外と一般的に食べられる。
キーマはナンやチャパティと合わせると旨いんだな。
そしてラーワルピンディに着いたのは午後5時ごろ。
読み通り30時間かかりましたｗ
そういや気づいたんだが、パキスタンには日本車が多い。
10年前、20年前の中古車とか事故車がほとんどなんだが、トヨタとスズキとホンダをよく見かける。
街中の乗り合いバスはトヨタのハイエースだし、スズキはまんまスズキだし、バスやトラックもトヨタかヒノだ。
インドまではよく見かけた韓国のヒュンダイもここではほとんど見かけない。
つうか20年経っても現役で走れるなんて、日本車ってすげぇな。
パキスタン人のことだからほぼノーメンテだろうしｗ
そんなことを考えつつ、タクシーをつかまえてリュークの家へ。
問題なく帰ってこれた。
そしてどういう偶然か、一日違いでギルギットへ向かったドゥジョン牧師とジョンも帰ってきていた。
やはりあちらも宣教活動をしていたらかなり問題が起こったらしい。
まぁ何はともあれ、お疲れ様だなｗ
ちなみにウサマ・ビンラディンとも言われましたｗしかも警察にｗ
さすがにこれはパキスターニ・ジョークらしいです。
ジューダ（ユダヤ教徒）にタリバンにジーザス・クライストですか。
アブラハムの宗教全部じゃねぇか！