1977年6月発売の曲。


作詞:喜多條忠さん、作曲:佐藤寿一さん。


売上が30万枚近くのヒット曲。


前の記事 でも触れたように、キャンディーズ はこれまで、春先のヒット曲の後に続いていく曲が少ないというイメージが(私には)あって、この1977年も春のヒット曲「やさしい悪魔 」の次の曲はどうなのか、とかなり気を揉んでいたのですが、それは要らぬ心配に終わって、嬉しかったという想いがありました。


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「夏本番」を間近に迎えて気分が高まっていく感じをよく表現している曲だと思っています。


イントロの部分からワクワクするような気持ちにさせてくれるようです。


最初の何小節(何小節か、言えない知識のなさに自分ながらガックリ)かを聴いていると、振り付けにはそれほど興味のない私でも、何か振りをつけたくなるような誘惑に駆られます。
※実際、振り付けをしてみると、それはそれで楽しいものです。他人様にはご披露できる代物ではありませんが。


歌が始まる寸前のキャンディーズの三人の


絵文字ウー、ワービックリマーク


っていうのが夏を待ちきれない若者のエネルギーが一気に解放されていることを表現しているようですね。


余談ですが、この年の秋にピンク・レディーがリリースした「ウォンテッド」の曲の中に、


絵文字ウー、ウォンテッドビックリマーク


というのがありますが、ひょっとしてキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」に影響されているのか、なんて想像してしまいます。
これは、あくまでも想像ですので、真に受けないで下さいねあせる


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暑中見舞い。


この頃、文(ふみ)をしたためる、というのは既に古風な習慣になっていましたが、このキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」の曲のヒットで、「暑中見舞い」の葉書を出してみようかな、と思った方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。


当時の郵政省は喜んだかも知れません。


年賀状に比べて何だか出すのは照れくさいような気もしますが、学生さんだと丁度夏休みに入るので、葉書を出した相手にもしばらく会うこともないので、意外とその照れくささはうまく解消できるようです。


暑中お見舞いの葉書をもらうと、おっ!? とは思うのですが、それが旅先から投函されたものだったりすると、こちらも旅情を感じたりできますし、いろいろな工夫で「さりげなさ」を演出できるようですね。


受け取る方もそれなりに照れくささはあるのは正直なところですが、いただくと嬉しいものです。


余談ですが、当時週間少年ジャンプに連載されていた「東大一直線」にこの「暑中お見舞い申し上げます」のフレーズをもじった、「しょっちゅうお慕い申し上げます」というギャグが載っていたことが思い出されます。


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この「暑中お見舞い申し上げます」のヒットで、初めてキャンディーズが春先のヒットの勢いを引き継いでキャンディーズ人気も安泰だ、と喜んでいたのですが、この曲のヒット中に驚くような出来事がありました。


それはもう青天の霹靂というべき出来事。


この話は、あらためて別の記事で。(←連続ドラマのノリあせる

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