今年の梅雨は初めこそ「カラ」でしたが、その後はずっと雨が降る日が多いですね。
おまけに、いま台風がきているし。。。
台風が去ってしまったらスカッとさわやか、コ●・コーラ 夏の空
というようにもいかない模様ですね。
このような夏本番が待ち遠しい方の為に、
今回はキャンディーズ の「夏が来た!」を記事に。
1976年5月発売の曲。
作詞・作曲:穂口雄右さん。
ヒット曲「春一番」の次にリリースされた曲で、「春」の次にきっちり「夏」を押さえていますね。
曲のイメージは「初夏」を思わせるようなさわやかな感じです。
ただ、歌詞を追っていくとビーチでの情景が織り込まれているので、いわゆる「夏本番」を睨んだ歌のようですね。
前作「春一番」で、その年の春も前年に続き文字通り「旋風」を巻き起こしたキャンディーズでしたが、この「夏が来た!」では残念ながらその勢いを活かせなかったようなイメージがあります。
いい曲なのですが。
曲のイメージがサラッとしているせいか、「夏本番」をこれから迎えるという高揚感を充分に打ち出すまでには至らなかったのでしょうか。
少なくとも私は、前述の通りこの曲に対して「初夏」のイメージを持っています。
発売が5月31日ということもあって、イメージは「初夏」、そしてせっかく盛り上がったムードも「梅雨」のために水を浴びせられたのかも知れません。
「夏本番」を迎える高揚感を刺激するなら、5月31日発売というのは、営業的にちょっとよろしくなかったのかな、などという素人考えをつい起こしてしまうのですが、これはどうしようもない的外れなのかどうか。
桜田淳子さんの「夏にご用心」は同年の5月25日発売なのですが、こちらは36万枚の売上を記録しています。
キャンディーズは春先に大きなヒット曲を出して、その後は少し勢いが落ち着いて、年を越してまた春先にヒット曲を出す、というイメージを当時から私は持っていました。
このイメージは数値的な裏づけがあるのかどうか、ちょっと調べてみると。。。
★1975年
・年下の男の子 2月21日発売 売上:26万枚
・内気なあいつ 6月 1日発売 売上:10万枚弱
・その気にさせないで 9月 1日発売 売上:10万枚強
・ハートのエースが
出てこない 12月 5日発売 売上:17万枚強
★1976年
・春一番 3月 1日発売 売上:36万枚強
・夏が来た! 5月31日発売 売上:17万枚強
・ハート泥棒 9月 1日発売 売上: 9万枚
・哀愁のシンフォニー 11月21日発売 売上:22万枚強
★1977年
・やさしい悪魔 3月11日発売 売上:39万枚
・??? ?月 ?日発売 売上: ?万枚
1976年については、「夏が来た!」や「哀愁のシンフォニー」は数値的にはなかなかのヒット曲なのですが、やはり「春一番」の鮮烈なイメージに比べるとどうしてもその陰に隠れてしまっているような気がしてしまいます。
特に「夏が来た!」はそういう点で恵まれていない曲なのかも知れません。
さて、翌年の春のヒット曲「やさしい悪魔」の後、その勢いは続いたのでしょうか。
それはまた、別の記事で(←連続ドラマのノリです)
来るべき「夏本番」を想って、この「夏が来た!」を再評価もかねて聴き直してみませんか
えっ、梅雨もうんざりするけれど、夏本番も暑くて勘弁してください、、、
ですって
このようなことは、若い頃は言わなかったのですが。
歳月というものはいやはや、なんとも。。。