メンタルの強い子に育てる食事とは | 人生の土台を創る「食育革命®」小寺美江(献立塾 主宰/栄養士)

人生の土台を創る「食育革命®」小寺美江(献立塾 主宰/栄養士)

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食育コンサルタントの小寺美江です。

「メンタルの強い子に育ってほしい」という願いはありますか?

 

身体が元気でも、心が折れてしまうと何もできない。心の強い子に育て欲しいと願うのは、母親として当然のことなのだろうなと思います。そのために、コーチングや親子コミュニケーションを学ぶ方も増えているのではないでしょうか?

 


食事は「体の健康」に直結している事はご存知の方ばかりだと思いますが、「心の強さ」とはどのように関係しているのでしょう?食事面から、子どもの心を強くするためにできることに取り組んでみませんか?

心を強くする「栄養素」というのはありません。「心が強い状態」「心が健やか」を別の言葉に置き換えてみると・・・

「鬱(うつ)ぬけ」
「キレない」「穏やか」
「集中力が高い」
「チャレンジ精神」
「積極的」

というイメージでしょうか?
これらにつながる「食事内容」とはどのような食事でしょうか?

 




 

「●●を食べると~~になる」
「▲▲は食べない方がいい」

と連想する方もいらっしゃるかな?


・セロトニン(通称ハッピーホルモン)の原料になるトリプトファンを摂りましょう。
・多動気味の子は、鉄とたんぱく質をしっかり食べさせたほうがよい。
・切れやすい子はカルシウム不足しないように添加した●●を摂った方がいい。
・パン食は免疫力を下げるからできるだけやめた方がいい。

といった感じの情報を取り入れた食事にチャレンジしたことがある方も増えているように感じます。


このような情報に知らず知らずのうち触れ「何を食べさせたらいいのか」「何を避けたらいいのか」「基準の量はどのくらいなのか」という思考で脳内が埋め尽くされ、その基準で選択したもので献立を立てようとすると

「献立を立てる=とても高度」と感じてしまいます。


良いとされている食事内容と、自分が出している食事内容との間に
大きなギャップが生まれ「母親としてちゃんと出来てない」と悩んでしまいます。



そのギャップがあまりに大きいと脳はとても疲れてしまうので
ついには・・・
「ま、このくらいいいか」と諦めたり、(考えることを放棄する)先延ばしにすることを正当化してしまう場合もあります。


「難しすぎる」と感じることに対しては考えないようにして、自分を守るからです。色々と学んだけれどどれも中途半端で終わってしまった・・・定着しなかった・・・という方のお話を聞いていると

「それは大変だよね!」ということを頑張ってやろうとしてしまっています。「うん。。。それは続かないよね。。。」という感じです。

すごく頑張らないと続けられなかったり、続けられたとしても、ストレスを強く感じるのであれば、不健康ですよね。


しかしながら、栄養の大切さも知ってしまっているので、何もやらないのは生ごみを家の中に置きっぱなしのような状態(涙)

「何となく臭いけれど、どこで何が匂っているのかわらない」ということが起こりがちです。


食材の分析や研究が進み、各食材に含まれる有効成分への期待が高まり、健康効果をうたった商品も増えてきました。
しかし、何を食べるかだけに注目していたのでは食事からの恩恵は最大化しません。

「どのくらい」「どのように」

という視点を欠いてはならないのです。


特に、難しいことが要らないのは「どのように」です。子どもにとって「どのように食べたか」は将来にわたって影響を及ぼします。

例えば、お母さんやお父さんとの食事のシーンで、何を学びながら成長したかが自己肯定感に影響します。

子供達は親の食べている姿を見て、
「この食べ物は、食べられるのだろうか?」
「このおかずは、本当に美味しいのだろうか?」
などを感じ取り、検証しています。

そのため、お母さんは自分軸をもって食事内容を決めると同時に、こどもの「感覚」の成長や、こどもの「機能」の成長に配慮した食事内容にしていく必要があります。


それは、「子どもが好きなおかずを作る」という一辺倒な対応ではありません。それも必要ですが、それだけだと栄養のバランスが悪くなるため、二次的に「便秘」とか「貧血気味」「お菓子がやめられない」「そんなに食べてないのに太る」などプチ不調や悩みの種が現れます。


しかしながら、お母さん自身は「子どもに合わせる」ことで疲弊していきます。食事作りが負担になるのは技術的に「料理を美味しく作れない」
が原因だと思われがちで・・・料理教室へ行ったり、レシピ本の通りに頑張って作ってみたりするのですが、それではどうしても解決できない部分が出てきます。

それは、「食材の性質と、子どもの味覚の性質の両方を理解しそれを調整して料理をすればいい。」という視点が欠けていることに起因します。


食材の性質上、一般的に「栄養価が高いので食べさせたほうが良い」
と言われている食材でも、子どもの味覚を考慮すると慎重に選んだり、食べさせない時期を作る方が良い食材があるということです。


「栄養と食べ方の教育」は
子どもの人生の土台になります。


私たち母親の健康を、家族のために尽くしてくれている夫の健康を、
底から持ち上げてくれます。ぐぐっとね!


子どもの心を強くする食事とは

心の安定に関係する

ホルモンの原料が含まれる食材が

 

バランスよく選択されている食事です。


それらが生成される過程で

必須になる栄養素を

不足しないように摂ることと

 

体の負担になる食材はできるだけ減らすこと

などからスタートします。


それに加えて

子どもが「安心感」を感じられる

腹側迷走神経が優位な環境下で

食事をする経験を積み重ねることです。


これ抜きですと片手落ちです。



食卓で、子どもに学校でのことや

勉強やスポーツのことなど、

あれこれダメ出しするのは

例え、正しい考え方だったとしても

やめる方が、先々、幸せを呼ぶと考えられます。



せっかく、作ったのですから、子どもの記憶には「肯定的な印象」を残してあげましょう。肯定的な印象とは悪い食べ物などないということも含まれます。もし「悪い」を作ってしまうと「私は悪い物を食べている悪い子。」になってしまいますから。


食べる事は生きること。

私たちはペットではありません。

人として、心が豊かになる食べ方を

小さい頃から神経に教育していきましょう。


やることは、できるだけシンプルでカンタンなことに絞った方がよいです。そして、絞った後はどうやったらそれが定着するかを考えるステップへ上がってくださいね!

 

子どものメンタルを強くする食事とは、

「栄養バランスの良さ」×「安心感を感じられる環境下で食べる」のかけ合わせです!そしてそれを継続していくこと。継続は力なり。

 

 

 

※レシピ提供&調理を担当したレシピ本が発売中です。

藤橋ひとみ先生/著

 

 

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