家族の健康財産を
「毎日の献立」で創る「食育革命®」
栄養学に基づいたバランスの良い食事で、
365日の食生活を楽に回したい女性のために、「自分にとって最適な食生活」を作るプログラム「献立塾」を主宰しています。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ダイエット・体脂肪率・筋肉量・・・
減らしたり増やしたりするために、食事を見直すことに疲れたなら。
ダイエットには、「停滞期」というものがあります。ある程度、順調に体重が減っていたのに、突然、「数値が減らない…びくともしない期間」があるんですね。ホメオスタシスという「恒常性」が働いている証拠でもあります。
停滞期になると「あれ?もっと何か減らさなきゃダメ?」と思いがちです。「タンパク質少ないんじゃない?」などという、”パッとアドバイス”に耳を傾けたくなります。
タンパク質を増やす必要はないのに、もっと食べようとしてみたり、ダイエットと腸内環境には関係があると聞けば、ヨーグルトを毎日食べてみることをやってみたり、いきなり筋トレはじめてみたり・・・。
お気持ち、わかります。
体重が少し減っただけで、血圧が低下したり、中性脂肪の値などが下がる方もいらっしゃいます。
「体重が減った嬉しさ」を味わう経験や、「体の軽さから感じる喜び」は、とてもうれしいですしね(^^♪
でもね。
タンパク質をたくさん食べようとすると「脂質」の摂取量も増えてしまうかもしれません。それと、おなかの調子(便やガス)はいかがですか?フルーティな香りがするお通じがありますか?
頑張りすぎて、必要以上に「主食」となる炭水化物を減らしてしまっているかもしれません。
「主食(飯など)」は食べていないからと「お菓子」を食べたい気持ちが、必要以上に沸き上がり、「食べてはいけない」という気持ちと戦う時間が増えていませんか?
そんな時・・・
『私たちは”計って知ること”を日々、無意識にしてしまう世界に生きている。』という視点で、ちょっと立ち止まってほしいと思います。
「何をどのくらい」にばかり意識が向きすぎると、人としての感覚を見失ってしまいます。
また、自分をケアする食事とは、好きなものを食べて「うわー!おいしい!」とか「スッキリ満足~癒されたぜ!次、ガンバロー!」というものではありません。質が異なります。
「食べて発散」「飲んで発散(お酒)」は「神経系が高止まりしている状態」から「温和ゾーン」へ切り替えるために、「依存性がある」または「経験的に癒されると感じられたことのある」食品を、利用していることにすぎません。
そんな日があってももちろんいいのですが、それが「癖」になっているなら、「ほかの方法に置き換える」を、検討することをお勧めします。
もっともっと、穏やかに神経を整えるシンプルな方法は「ごはんと出汁」の味を、ただ、じっくりと味わうこと。よく噛みながら。
歯と歯につぶされる「米粒」を感じてみてください。
冷凍ご飯をチンしたもの
と
お鍋で絶妙に炊き上げたごはん
とでは、
同じ米から出来合った「飯」であっても
すごく味が違うはずです。
子供は正直なので、
その辺、わかって気付いているはず。
表現は、まだできないかもしれないけれど・・・
お母さん自身は、そのご飯、
本当においしいって思っていますか?
自分はどんなご飯を食べたいのかって
考えたことはありますか?
感じる力を取り戻すことは、
自分の心のエネルギー値を
回復させてくれることに
つながります。
そうすると、例えば、ダイエットしたいって思った最初の目的と、今の目的がずれているかもしれないことに気づくこともあります。
お酒を飲まないとやってられないほど、あなたを高ぶらせているのは何なのでしょうか?人への不満?もしくは不満を感じることを自分に許していない?(感情に蓋をする)
それとも、どうにもならない現実から、いっとき、距離を置くための手段?もしそうなら・・・その手段は、もっと健やかな方法に置き替えることもできると思います。
人間ですから、
感情の起伏はあって当然です。
でも、あまり起伏は大きくないほうが
嬉しかったりしますよね。
穏やかでいたい、は、
誰もが思うこと。
感じる力を取り戻すことは
いろいろな方法でできると思いますが、
食育や栄養という切り口でやれることは
「知識を得て、安心感を広げる」
と
「素材本来のおいしさを味わう」
2側面から取り掛かるのがおすすめです。
(瞬時にできるのは、
呼吸法だと思うけれど。)
なかば強制的にやってくる
3度の食事に合わせてできるという
利点があります。
この貴重な時間を
ただムスッとした顔で食べるのではなくて、
うんと活用してほしいなと思います。
感じる力を取り戻そう。
「数値や、●●タイプ、●●指標」というものと
自分の差異を計って知ることが要請(要求・よきことと)される。
そんな時代に生きていることに、ふと気が付いたなら・・・
「ゆっくりと、
できるだけシンプルなお食事を
味わおう」
そうすると
過敏になりすぎていた心や感覚を
その「鋭すぎたセンサー」を
丸く、ちょうどい感じに
機能的にしてくれますよ(^^♪
そうやって停滞期を過ごしているうちに、
バランスよく食べていれば、また「減るべきもの」は自然と減っていきます。減らす必要ない域まで来ていたなら「心地よいからだ」を手に入れていることに気付けるようになります。
年齢とともに、意識を向けたい領域も変わるはず。
おからだを大切にしていただきたいなと思っています。
ご自分の食事バランスに疑問を感じるなら、ダイエットがうまくいかないなら、アセスメントをした上で内容改善を提案してくれる栄養の専門家に相談してみてくださいね。