ゲームの制限は、ゲームをよりおもしろくする | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

 

 

「制限をかけると、ゲームの重要度が上がるよ」

 

っていう話をもう1つしようかな。

 

 

 

ゲームでしこたま遊んで、飽きたとするやんか。

 

そしたら、子どもがやるのが、

 

「縛りプレイ」

 

を始めます。

 

 

 

・・・やらしい想像をした人は正座して読んでください(笑)

 

 

 

縛りプレイっていうのは、通常プレイに対して、制限をかけて遊ぶことです。

 

・制限時間内にクリア

 

・タイムアタック

 

・アイテムの使用制限

 

・低レベルクリア(レベル上げの制限)

 

・行動回数の制限

 

・技や術の使用制限

 

・装備の制限

 

などの制限をかけて、ゲームの難易度を上げて遊ぶことを「縛りプレイ」って言います。

 

 

 

通常プレイだと簡単すぎてつまらないから、縛りを設けて、難易度を上げて、また遊べるようにするんです。

 

そうやって、まだまだ遊べるように工夫するんですよね。

 

 

 

制限がかかるとおもしろくなるんですよ。

 

親がゲームに制限をかけると、制限時間が近づくと、

 

「親が気付くまで、少しなら時間を過ぎても遊べるか?」

 

ってギリギリまで遊ぼうとしたり、親が出かけたら、

 

「親がいつ帰ってくる分からない」

 

っていうドキドキ感を味わうことができます。

 

 

 

ゲーム自体もおもしろいのに、そこに、

 

「親にバレるかもしれない」

 

っていうスリルも重なって、より楽しさを増します。

 

 

 

「ゲームの制限」

 

ってのは、子どもがより深くハマるためのお膳立てにもなってるわけですよ。

 

 

 

 

 

そもそも、

 

「遊び」

 

ってさ、

 

「ルールがあるからこそ、おもしろい」

 

んよ。

 

 

 

ドッジボールで、

 

・コートをはみ出てもいい

 

・ボールが当たっても外に出なくてもいい

 

・中にいる人にボールを当てなくても、コートに戻っていい

 

・何なら、ボールを当てなくても相手をアウトにしてもいい

 

っていう何でもアリのルールにしちゃうと、全くもってつまらんやんか(笑)

 

 

 

ドッジボールは、

 

限られたコート内で、

 

敵からのボールに当たったらアウトだから、

 

敵からのボールを当たらないようにするからこそ、おもしろいわけですよ。

 

 

 

 

バスケットボールも、ボールをゴールに入れていなくても、

 

「20点欲しいから、うちのチームに20点追加ね~」

 

とか、

 

「何歩でも歩いてOK」

 

とか、

 

「相手に体当たりしてもファウルじゃない」

 

とかやってたら、全然おもしろくなくなる。

 

 

 

遊びはルールがあるからこそ、おもしろい。

 

ルールとは、取りも直さず、制限のこと。

 

 

 

 

 

 

 

ゲームの制限を設けることで、子どもは

 

「制限をいかにくぐり抜けるか」

 

「ルール内でいかに全力で遊ぶか」

 

っていう別の遊びが誕生してる。

 

 

 

ルールを破って、

 

「あんたはほんとにルール守らへんな!」

 

って怒られるところまでがセットです(笑)

 

 

 

もし、親からの制限に屈して、勉強なんてしようもんなら負けです。

 

親は、鬼ごっこの鬼みたいなもんで、鬼の言う通りにしたら負け。

 

ルールが設けられてる以上、親のしてほしいことをしちゃうと負けなんです。

 

 

 

だから、子どもは意地でも勉強をしない。

 

勉強をしても、親の目を欺くために勉強してるフリだけする。

 

勉強をしてるフリをして、親が気付かずにどこかへ行ったら、ステルス成功でまたバレずに遊べる。

 

 

 

そういう遊びなんです(笑)

 

 

 

 

 

親が子どものゲームに制限をかければかけるほど、子どもはゲームにハマる。

 

子どもはゲームと上手く付き合えないし、自分から勉強を始めることもない。

 

 

 

「子どもの遊びに制限をかける」

 

っていうのは、親からしたら気軽にできることなんやけど、けっこうヤバいことしてるんよね。

 

 

 

 

 

詳しいことは、この辺の記事も読んでみて

↓↓↓

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息子が自閉症スペクトラムでも、対応は同じで良いのか

 

 

 

 

 

 

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※子どもの自立モデル ~前日譚~(全12話)を読めます