2012年の映画を振り返る(5月・6月編)、他 | 忍之閻魔帳

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▼Amazon、年末年始向けの新セールを開始


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25日までで旧キャンペーンが終了し、
26日よりファッションアイテムの福袋、最大20%の追加値下げなど
各カテゴリーの商品を大放出するセールが続々開催中。



▼Blu-ray「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ」が半額など


73%OFF(1,354円)■Blu-ray+DVD:「MI:ゴースト・プロトコル デジタル・コピー付」
57%OFF(1,822円)■Blu-ray+DVD:「バトルシップ デジタルコピー付」
50%OFF(8,639円)■Blu-ray:「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ 初回版」
46%OFF(2,173円)■Blu-ray+DVD:「メン・イン・ブラック3」

年末らしくストレートに楽しめる作品が大幅値引き中。
年末年始用のお勧めは、なぜか分割版が発売された後に復活した
Blu-ray「スターウォーズ コンプリートサーガ 初回版」。
内容は言わずもがな、Blu-ray化にあたっての映像も一級品。
6作入りでこの値段ならコストパフォーマンスは高い。


68%OFF(1,563円)■Blu-ray+DVD:「マイティ・ソー」
68%OFF(1,563円)■Blu-ray+DVD:「キャプテン・アメリカ」

「アベンジャーズ」でも活躍していた
マイティ・ソーとキャプテン・アメリカがタイミング良くセール中。
DVD付きで68%OFF、セット購入でも3000円ほど。

その他のBlu-rayセール対象商品はこちら。



▼アジア映画を代表する傑作「インファナル・アフェア」がBlu-ray化


04月17日発売■Blu-ray:「インファナル・アフェア 三部作 SPパック」

ハリウッドがアジアの映画を買い漁るきっかけにもなった
「インファナル・アフェア」シリーズ三部作がついにBlu-ray化決定。
アンディ・ラウとトニー・レオンの共演も話題を集めたが
二人の関係を追った壮大な脚本が実に素晴らしい。
Blu-ray版はディカプリオ&スコセッシでリメイクされた「ディパーテッド」の
元になった「インファナル・アフェア」。エディソン・チャンとショーン・ユーが
青年時代を演じた「無間序曲」、完結編の「終極無間」の三作入り。
本作以降、車の上に突然人が落ちて来る演出がえらく増えた気がする。



▼PlayStation 2、全モデル出荷完了

SCEの黄金時代を支えた名機が全モデル出荷完了。



▼「Hulu」で「スケバン刑事」(初代)が配信開始

Hulu スケバン刑事 斉藤由貴
★「Hulu」2週間無料トライアル 受付中

【紹介記事】Hulu生活、始めませんか?

しつこいくらい書き続けていたらついに来た。
斉藤由貴だけ来て、南野陽子や浅香唯が来ないことはまず考えられないので
あとは「セーラー服反逆同盟」や「花のあすか組!」や
「少女コマンドーIZUMI」あたりの後追い系が揃えば完璧。
もうこうなったら大映テレビ系列も来てくれ。

その他に追加されたプログラムは以下の通り。

「仮面ライダークウガ」「仮面ライダーアギト」「仮面ライダー龍騎」
「服部半蔵 影の軍団」「探偵物語」



▼2012年の映画を振り返る(5月・6月編)

<2012年5月公開作品>


・宇宙兄弟

人気コミックの実写映画化。またこのパターンかと思いつつ
邦画にしては珍しく上手いCG演出に定番の兄弟愛がマッチしてなかなかの良作に。
原作から切り離し、映画単体で見れば小栗旬・岡田将生ともにハマり役。

・貞子3D

Jホラーの元祖である「リング」の貞子を
くまモン、なめこ系のゆるキャラとして復活させた迷ホラー。
全てが腰砕けで恐さは1mmも無し。
劇場では女子高生と思しき集団が叫んでいたが
あれは要するにカラオケと同じで、「叫びに来ている」のだろうな。

・レンタネコ

「かもめ食堂」「めがね」の荻上直子監督の最新作。
「寂しさを埋める為に猫を貸す」というレンタルシステムそのものに嫌悪感。
人間の為に犬猫が都合良く使われるのは勘弁ならん。


・ロボット

インドからやってきた、SFミュージカルコメディ。
美味しいものは何でも放り込むインド式サービス精神に溢れた快作。
長いのが玉に瑕だが、見どころも多いので許す。

・ダーク・シャドウ

人気ドラマをティム・バートンがリメイクしたコミカルホラー。
ジョニデ、クロエ、ミシェル、ヘレナと役者は揃っているものの
まとまり過ぎて面白味に欠ける。


・ファミリー・ツリー

仕事ばかりに精を出し、子育てを任せきりにしていた夫が
妻が事故をきっかけにして人生を見つめ直すドラマ。
ジョージ・クルーニーが貫禄の上手さでキャスト全員を引っ張る姿は
家族再生を描いた作品の父親像そのもの。
ハワイを舞台にしたことにもちゃんと意味がある。
派手さはないが、脚本と芝居はピカイチ。


・虹色ほたる 永遠の夏休み

「お父さんの小さい頃はな」という昔語りにも似たアニメーション映画。
ダム建設により川底に沈むことが決まっている村の人々が
様々な思いを抱えつつ、いつも通りの日々を過ごす様を描いている。
子ども向けアニメを長年作り続けてきた東映アニメらしい実直さは
小手先の技術に溺れない大人の仕事。
2012年版の「劇場版 まんが日本昔ばなし」と言ってもいいかも知れない。

・サニー 永遠の仲間たち

偶然再会した旧友が余命僅かと知り、昔の仲間が集まって来る友情ドラマ。
喜怒哀楽の全てにおいて振り幅が大きい韓国流の演出のせいで
もっと上質にできそうな作品がドロ臭くなってしまった。
ストーリーは良いので、日本でのリメイク希望。

・メン・イン・ブラック 3

人気シリーズ久々の復活。
タイムスリップを使い、コンビ結成の秘密に迫った脚本が秀逸。
前2作を観ておけば面白さ5割増しは確実。


・ミッドナイト・イン・パリ

ずっと相性の悪かったウディ・アレンで、初めてドンピシャにハマった作品。
作家への転身を目指しているひとりの男性が、婚約者と訪れたパリで
1920年代にタイムスリップし、多くの著名人と親交を深めてゆくファンタジー。
今年で76歳の名匠ウディ・アレンは、本作で昔を懐かしく仰ぎ見つつ、
「でも、僕達が生きている今この時代だって捨てたもんじゃないだろ?」と語りかける。
映画好きならば押さえておくべき作品。


・私が、生きる肌

天才的な腕を持つ医師が、ひとりの青年の人生を奪おうとする狂気のラブストーリー。
加害者を妻と瓜二つし、愛情を受け入れさせることで復習心と渇きの
両方を満たそうと試みる男の心理が、アルモドバル独特の美学で描かれる。
エレナ・アナヤの透き通る肌と、バンデラスの色気。
贅を尽くした衣装と音楽。映画を観る醍醐味が詰まった1本。

<2012年6月公開作品>

・グレイヴ・エンカウンターズ

心霊番組のロケで訪れた先には本物がいました系のPOVホラー。
使い尽くされたネタ袋を徹底的に絞って、わずかに残った旨味を
掻き集めたような作品。「残り物でもう一品」といったところか。

・幸せへのキセキ

マット・デイモン&スカーレット・ヨハンソンによるヒューマンドラマ。
ひとりの作家が動物園を買い取るという、嘘のような実話がベース。
良い話だがオーソドックスで、いつまでも後を引く感じではない。


・ソウル・サーファー

こちらも実話がベース。
サメに片腕を奪われた13歳の少女が、力強く生きてゆく物語。
恵まれた環境と全てが上手く回り過ぎる展開を見ていると
実話と言いながら本当に辛い部分は端折っているようにも思える。
ただ、この映画のメッセージを考える時、それはそれで良いのかなとも思う。


・ハロー!?ゴースト

自殺願望のある若者が4人の幽霊に取り憑かれるコメディ。
「サニー」と同じで、喜怒哀楽の振り幅が大きい韓国流の演出はハナにつく。
いつまで経っても面白くなりそうにない展開に、序盤から中盤までは
「とんでもない地雷を踏んでしまった」と思った。
しかし、最後の最後にまさかの展開が待ち受けていて、その上手さに思わず膝を打つ。
終わり良ければすべて良しの典型のような作品。中盤まではじっと我慢。

・スノーホワイト

こんな武闘派の白雪姫は嫌だ。
そもそも、鏡の魔女(シャーリーズ・セロン)の方が美しいのはどういうわけだ。
戦うヒロインが主人公のアクション映画と割り切ればまぁ良し。
セロン目当てならアリ。

・愛と誠

歌も踊りも演出も恥ずかしくなるほどクオリティが低い。
お遊びとしても許されないレベル。
三池監督は作品ごとのムラ(しかもかなり落差が激しい)を改善しない限り
いつまで経っても巨匠にはなれんな。


・ワン・デイ 23年のラブストーリー

毎年7月15日に会う約束をした二人の23年間を100分間にまとめた恋愛映画。
いつでも連絡できる距離を保ちながら、友達以上恋人未満の関係を続けた二人を
アン・ハサウェイとジム・スタージェスが上手く演じている。
泣いた翌年には笑い、笑った翌年にはまた泣いている。
早回しで見つめれば、人生はそんなものなのかも知れない。


・アメイジング・スパイダーマン

サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の三部作もひと区切りつき
監督・キャストを一新した青春映画風の「スパイダーマン」。
「バットマン」と同じ重厚感を目指すより、こちらで正解では。
Amazonでは3000セット限定の「アメイジング BOX」が55%OFFで投げ売り中。


・夜のとばりの物語

「キリクと魔女」「アズールとアスマール」のミッシェル・オスロが
その世界観をさらに突き詰めた影絵のアニメーション。
オスロは娯楽より芸術寄りの作風なので
売れ筋の日本産アニメがお好きな方とは感性が合わない可能性も。


・少年は残酷な弓を射る

手の付けられない子どもを「悪魔憑き」としてしまえばただのオカルト、
「狂気」で片付ければただの三面記事だが
この映画は「どこで道を誤ったのか」「親としてどう接するべきなのか」を
問い続ける母親の苦悩にスポットをあてたサスペンス。
世間を震撼させる事件を起こした子の親の心理はこんなものだろうかと考えさせられる。
輝かしい経歴を捨ててまで生んだ息子が全くなつかないことを苛立ちつつ
美味しいところだけさらってゆく父親に嫉妬を覚える。
母親を演じたティルダ・スウィントンが、かつてないほどの名演を見せてくれる。
息子役のエズラ・ミラーも強烈。もっと話題になっても良かった作品。



▼iOSアプリが大規模セール中・縮小版

ホリデーシーズンを迎え、APPストアでは大規模のセールを実施中。
価格は12月28日23時現在のもの。
セール期間はクリスマスまでで終わるものから年明けまで続くものまで
終了のタイミングがまちまちなので価格が変動している場合あり。
ダウンロードの前に価格表示の再確認はお忘れなく。
ピックアップタイトルの一覧は下記の特集ページにて随時更新中。

【紹介記事】iOS用アプリの大放出、2012年末セール開催中

iOS FIFA 13iOS ワイルドブラッド
600円→85円■iOS:「FIFA 13 by EA SPORTS」(ユニバーサル)
600円→85円■iOS:「ワイルド ブラッド」(ユニバーサル)
450円→85円■iOS:「Grand Theft Auto 3: Japanese Edition」(ユニバーサル)
450円→85円■iOS:「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードⅡ」(ユニバーサル)
450円→85円■iOS:「ロックマンX」(ユニバーサル)
1200円→800円■iOS:「クロノ・トリガー」
1200円→800円■iOS:「真・女神転生II」
1800円→900円■iOS:「428 封鎖された渋谷で」(ユニバーサル)
1800円→900円■iOS:「FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争」
1800円→1300円■iOS:「すばらしきこのせかい Solo Remix」



▼GREE、未成年者課金上限設定ミスを半年以上隠蔽か

問題はこの設定ミスという技術的なところに留まらず、GREEが会社組織全体として
この事態を隠蔽しようと動いた節が強いことが、内部文書と関係者からの証言で
明らかになりました。
「コンプガチャ規制を消費者庁にやらせてみたけど被害実態が減らないようだから、
また新しい規制を考えないといかんな諸君」という規制当局の熱視線が
どぼどぼとソーシャルゲーム業界に注がれて大河となり、そして溢れ、
堤防が決壊して家や畑や車を押し流して自衛隊が災害出動という
一連の流れであるとお考えいただけると嬉しく存じます。


相変わらずの隊長節が心地良いな。

数十万単位で注ぎ込んでしまった子ども(一部バカな大人含む)を山ほど生み出し
さんざんぼったくった後に「じゃあ少し自重しますね、テヘペロ」と宣言しただけで
やれ自浄能力があるだの、対応がスピーディだのと持ち上げていた方も一部にはいたが
運営の倫理観などしょせんこんなもの。
ガチャの確率だけでなく、会社全体がブラックボックスだったというオチだろう。

基本無料→射幸心を煽る高額課金システムは
チャージ無料→ビール1本で数万請求のボッタクリバーと大して変わらないわけで
こんなヤクザな商売が規制されない方がおかしい。

ソーシャルゲームが何故多くの方から賤業の誹りを受けているのか。
「そんなのは新しいものを理解できない古い人間だ」で片付けていても問題は解決しない。
むしろ、その理解できない人間達によってどんどん首を絞められるだけだ。