2012年の映画を振り返る(7月・8月編)、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)



▼明後日放送の「ガキ使」はスマホとセットで


発売中■DVD:「絶対に笑ってはいけない空港24時」

31日放送の「絶対に笑ってはいけない熱血教師24時」の放送時に
毎年恒例の連動データ放送に加え、スマートフォンを使った連動企画を実施。
特設サイト画面に「絶対に押してはいけないアウトボタン」を設置し
番組を見て笑った視聴者は自己申告で押すというもの。
FacebookやTwitterからのコメント投稿も可能で
Twitterの場合はハッシュタグ「#gakisp」を付けるだけでOK。
「JoinTV」の詳しい利用方法はこちらの公式HPにてご確認を。
それにしても、山崎邦正は年が明けた瞬間から「月亭邦正」になるわけだが
番組内ではどう呼ばれるのだろう。
本人は新しい愛称を「月ちゃん」「ムーンちゃん」にしたいと
考えているようだが、「月ちゃん」はともかく「ムーンちゃん」て。


発売中■DVD:「絶対に笑ってはいけないスパイ24時」
発売中■DVD:「絶対に笑ってはいけないホテルマン24時」
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発売中■DVD:「絶対に笑ってはいけない温泉宿 1泊2日の旅 in 湯河原」



▼2012年度・国内の興行収入ベスト10が発表

<邦画>

01位「BRAVE HEARTS 海猿」73億3,000万円
02位「テルマエ・ロマエ」59億8,000万円
03位「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」59億円
04位「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」53億~56億円(更新中)
05位「おおかみこどもの雨と雪」42億2,000万円
06位「映画ドラえもん のび太と奇跡の島」36億2,000万円
07位「映画ポケモン キュレムVS聖剣士ケルディオ」36億1,000万円
08位「ALWAYS 三丁目の夕日'64」34億4,000万円
09位「名探偵コナン 11人目のストライカー」32億9,000万円
10位「映画 怪物くん」31億3,000万円


邦画はテレビ局製作かアニメのみ。
「FINAL」と銘打った「踊る」が年間3位に甘んじたり
「ポケモン」「ドラえもん」「コナン」の定番3強を
「おおかみこども」が上回っていたりと、番狂わせもいくつかあったが
「これが日本の誇る今年の10本です」とはお世辞にも言えない顔ぶれ。

ちなみに「ONE PIECE FILM Z」は公開2週を終えた時点で31億7,600万円と
既に「怪物くん」を抜いているが、公開が12月のため来年集計になるとのこと。

<洋画>

01位「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」53億8,000万円
02位「バイオハザードV:リトリビューション」38億1,000万円
03位「アベンジャーズ」36億円
04位「メン・イン・ブラック 3」32億円
05位「アメイジング・スパイダーマン」31億6,000万円
06位「ダーク・シャドウ」21億5,000万円
07位「マダガスカル 3」20億5,000万円
08位「ダークナイト ライジング」19億8,000万円
09位「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」19億5,000万円
10位「TIME/タイム」18億2,000万円


洋画はトム・クルーズ、ウィル・スミス、ジョニー・デップといった
ヒットメーカーの作品が上位を占め
邦画の「テルマエ」に匹敵するような、予想外のヒットは生まれなかった。
レンタルや配信の影響で客足が落ちているなら邦画にも影響は出るはずで
単純に観客の洋画離れが進行したということなのだろう。
私が思うに、洋画離れを食い止めるために配給会社が行っている

1:吹き替え版の上映回数を増やす
2:声優ではなく人気俳優をキャスティングする
3:難しい台詞を極力簡単な言葉に置き換える

といった配慮が、元々の洋画ファンを白けさせ
新規層の獲得にも失敗するというジリ貧状態を助長しているような気がする。



▼新海誠監督最新作「言の葉の庭」2013年公開

新海監督からのコメントも発表された。

前作が酷かったので、ここで一発奮起していただきたい。



▼2012年の映画を振り返る(7月・8月編)

<2012年7月公開作品>


・ヘルタースケルター

全身整形によって美を手に入れたトップモデルが
若手に追われる恐怖や整形の後遺症に悩まされながらも
必死にスターの座にしがみつこうとする姿を描いたドラマ。
沢尻エリカの熱演は見物だが、引き出しの少ない蜷川実花では100%魅力を引き出せず。

・シャーク・ナイト

誇れるものが登場する鮫の種類だけというパニックホラー。
その割には鮫の見分けがあまりつかないし、展開もオーソドックス。

・ムカデ人間 2

「より悪趣味に」を掲げたシリーズ第2弾。
キ印医師の続編ではなく、キ印にあこがれたフォロワーが主人公。
「SAW」的な続編展開は面白いが、ちょっとやり過ぎでは。

・ピラニア・リターンズ

能天気な連中が次々とピアニアの餌食になるパニックホラー。
先着でもらえるTシャツを今年の夏よく着たな。

・メリダとおそろしの森

ピクサーらしいひねりの効いた作品だが
私はやはり、ディズニープリンセスは「崖の上のラプンツェル」タイプが好み。
ピクサーの復活は来年の「シュガーラッシュ」までお預けか。


・The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛

今年の5月にミャンマーの国会議員となったアウンサンスーチー女史の半生を描いたドラマ。
平穏に暮らしていたひとりの女性が、夫からも子どもからも隔離され、
亡き父の遺志を受け継いで14年9ヶ月にも及ぶ軟禁生活を耐え切ったこと、
虐げられた生活の中でも信念を曲げなかったことに感心感服。
主演のミシェル・ヨーが圧巻。


・おおかみこどもの雨と雪

富山県・劔岳の美しい風景の中で子育てに奮闘する若き母親と
母の愛情を全身に受けながらすくすくと成長してゆく二人の子どもの姿を描いた
細田守監督の最新作。いくつものテーマを織り込みながら
三人三様の人生が北アルプスの四季の移り変わりの中で描かれる。
大野百花の芝居(声)が実に良い。彼女の屈託のない笑い声があればこそ
花は何事にもめげずに頑張ってこれたのだと思える。


・ダークナイト ライジング

「ダークナイト」よりも「ビギンズ」に寄せた新生「バットマン」シリーズの完結編。
「スパイダーマン」や「アベンジャーズ」がポジティブな魅力を振りまく一方で
ダークヒーローである「バットマン」はひたすら暗く重い。
命をかけてジョーカーを演じた故ヒース・レジャーに匹敵する敵役が
そう簡単に出てくるはずもなく、「ダークナイト」のインパクトには及ばなかったか。



2012年8月公開作品

・アナザー Another

「貞子 3D」に続くジャパニーズ・トホホホラー。
ホラーよりもミステリー要素が強く、角川産アイドル映画といった雰囲気。
設定の段階で破綻している物語をさらに改悪し、どこもかしこも納得がいかない。
おまけに死に方はまんま「ファイナルデスティネーション」のパクり。
志が低いにも程がある。

映画 かぞくのくに
・かぞくのくに

1959年から1984年まで行われていた「帰国事業」によって
引き裂かれてしまった、ある家族の物語。
フィクションと謳っているが、エピソードは監督であるヤン・ヨンヒの実体験がベース。
16歳で離れてから25年振りの日本・家族は、彼の目にどう映ったのか。
喜びも悲しみも押し殺した無表情の下を想う時、無性にやるせなくなった。
井浦新も素晴らしいが、何と言っても安藤サクラが絶品。


・トガニ 幼き瞳の告発

韓国の聴覚障害者学校で実際に起きていた
暴力行為や性的虐待を映画化した社会派ドラマ。
怒りの矛先をどこに向け、最終的にどこに着地したいのか。
明確な意図を持って製作された本作だが、プロパガンダの道具としてではなく
1本の映画として素晴らしく良く出来ている。
登場人物達の「無念」を前面に押し出すことで
スクリーンから観客へ「希望」という名のバトンが手渡される。
小さな告発が本になり、映画になり、ついには国をも動かした現実に
映画という媒体の在り方や、映画の持つ力を考えさせられた傑作。
私的には「殺人の追憶」「マラソン」と並ぶ韓国映画の歴代トップ3。
もしかするとNo.1かも知れない。


・遊星からの物体X ファーストコンタクト

SFホラーを語る上で外せない傑作「遊星からの物体X」が
タイトルはそのままで、プリクエル(前日憚)として30年振りに復活。
ジョン・カーペンター版(82年)の冒頭で走ってくる犬が
どのような過程を経てアメリカ基地までやってきたのか、
先に全滅したと言われるノルウェー基地での出来事を映画化している。
特に吸収と擬態を繰り返す「アイツ」の造形が非常に良く出来ており
成り済ましている隊員が本性を現すシーンはなかなかの迫力。
スタッフやキャストの知名度(の無さ)を考えれば、ここまで出来れば大健闘。

・トータル・リコール

シュワルツネッガーの主演で大ヒットしたSF映画の名作を
コリン・ファレル×ケイト・ベッキンセールでリメイク。
シュワちゃん時代の映像を最新技術で再現すればこうなるだろうという
想定の範囲内のリメイクで驚きは少ない。
悪役のケイト・ベッキンセールが珍しく良いと思ったら監督が亭主だった。


・桐島、部活やめるってよ

漠然とした不安を抱きながら、消化試合のように青春を浪費してゆく
高校生達の日常を切り取った吉田大八監督作品。
校舎の屋上で大乱闘になった後、馬鹿にしていたはずの前田(神木)が
将来について述べる、ほんの短い台詞が未だに忘れられない。
正しい自己認識で将来を見据えている前田と
ルックスが良い、背が高いといった「好条件」に寄りかかって
実は何の覚悟も定まっていなかった菊池との力関係が、たったひと言で逆転してしまう衝撃。
前を走っているつもりが、周回遅れであったことを思い知らされる菊池の敗北感。
どんな映画もラストシーンは重要だが、本作はこのシーンによって傑作となった。


・アベンジャーズ

作品の枠を超えてアメコミヒーローが豪華競演を果たしたお祭り作品。
大所帯をまとめる上手さで「X-MEN ファーストジェネレーション」を抜き
肉弾戦の迫力で「インモータルズ 神々の戦い」を抜き
特撮&3D技術で「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」を抜いた本作は
まさにアメコミ映画の決定打。続編が楽しみ。

・るろうに剣心

人気コミックの実写映画化。
佐藤健が想像以上のハマり役で剣心を好演。
コミック原作でもドラマを軽視しない実直な演出は大友啓史監督ならでは。

・ あなたへ

世代や価値観の差などではなく、監督も役者も明らかに腕が落ちている。
本作の高倉健と「北のカナリア」の吉永小百合が
今年の映画賞で主演男優&女優賞を獲得していて頭が痛くなった。
功労賞なら異論はないが、この映画の高倉健は紛れもなく大根だ。

・闇金ウシジマくん

こちらも人気コミックが原作。
ドラマ版よりパワーアップするものと思っていたのだが
肝心のウシジマが序盤で警察にパクられてしまうため
後半まで留置所内からの指示出しぐらいしか動きが取れず、
期待に反してドラマ版の拡大版程度に止まっている。
「イキガミ」のようにオムニバス形式にするか、「スマグラー」のように
過激さで押すか、どちらかには出来なかったのだろうか。


・放課後ミッドナイターズ

滑り芸かと思うほど全てが空回りのコメディ。
CMやPVで活躍していたクリエーターが
本作と同様の悲劇は、劇場用作品を手掛けた際にしばしば起こるが、もういい加減、
短編を引き延ばしたら長編になるわけではないことぐらい学習して欲しい。


・プロメテウス(4枚組)
・プロメテウス(2枚組)

「エイリアン」のプリクエル(前日譚)として
公開前から大きな話題となっていた、リドリー・スコット監督久々のSF映画。
名作中の名作だけに、賛否あって当然だし、どちらの言い分も理解はできる。
ただ、リアルタイム世代にとっては
原点回帰+謎解明+最新技術を駆使した映像で充分満足だった。
「アベンジャーズ」に続き、こちらでも吹き替え派がAmazonレビューを荒らして
酷いことになっている。そんなに世界観が大事なら字幕で観ろ、字幕で。



▼Amazonにて「NEOGEO X」が再入荷中

NEOGEO X GOLD ENTERTAINMENT SYSTEM 1
発売中■NG:「NEOGEO X GOLD ENTERTAINMENT SYSTEM」

初回出荷で当面出荷見合わせが発表されている「"NEOGEO X」が
分割での納品だったのかAmazonに再入荷中。
カスタマーの評価も上々で、再現度、画質ともにかなり良さげ。



▼裸眼立体視の良さを再認識する出来。3DS「3D スペースハリアー」

3D スペースハリアー
発売中■3DS/Wii:「ニンテンドープリペイドカード 5000円」
発売中■3DS/Wii:「ニンテンドープリペイドカード 3000円」

26日に配信された「スペハリ」が思った以上に良い。
移植+αの「α」の部分にえらく気合いが入っていて
長らくOFFにしていた3Dボリュームを目一杯上げて遊んでいる。

「3Dクラシックス エキサイトバイク」
「3Dクラシックス ゼビウス」
「3Dクラシックス アーバンチャンピオン」
「3Dクラシックス ツインビー」
「3Dクラシックス 光神話 パルテナの鏡」
「3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語」

任天堂から配信されている「3Dクラシックス」シリーズは
3Dの恩恵を強く感じたのは「エキサイトバイク」と「ゼビウス」ぐらいで
「パルテナ」や「カービィ」は完全なおまけである。
今回の「スペハリ」が任天堂の呼び掛けによる「3Dクラシックス」の一環ではなく
セガが自ら投入してきたところに気合いを感じるし
実際のところ、完成度は「3Dクラシックス」シリーズより上だ。
これだけ豊富なカスタマイズをつけて600円なら、文句を言うジジィはいまい。
この調子で次は「アフターバーナー」か「パワードリフト」を頼む。
「サンダーブレード」は、、、どちらでも構わん。

●「3D スペースハリアー」インタビュー延長戦!

読み応えのあるインタビュー。
これぐらいの情熱をレゲー移植に費やしてくれるのはセガぐらいでは。
「え? このゲームまで3Dにしちゃうの?」とは何だろう。
「テディーボーイブルース」あたりどうだ。



▼Amazon Kindle、集英社コミックのカラー版が配信開始


12月29日配信■Kindle:「BLEACH カラー版 1」

販売開始■Kindle:「集英社コミック カラー版 一覧」

12月29日より配信開始。
ランキング別で振り分けると上位は「BLEACH」一色。



▼Blu-ray「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ」が半額など


73%OFF(1,354円)■Blu-ray+DVD:「MI:ゴースト・プロトコル デジタル・コピー付」
57%OFF(1,822円)■Blu-ray+DVD:「バトルシップ デジタルコピー付」
50%OFF(8,639円)■Blu-ray:「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ 初回版」
46%OFF(2,173円)■Blu-ray+DVD:「メン・イン・ブラック3」

年末らしくストレートに楽しめる作品が大幅値引き中。
年末年始用のお勧めは、なぜか分割版が発売された後に復活した
Blu-ray「スターウォーズ コンプリートサーガ 初回版」。
内容は言わずもがな、Blu-ray化にあたっての映像も一級品。
6作入りでこの値段ならコストパフォーマンスは高い。


68%OFF(1,563円)■Blu-ray+DVD:「マイティ・ソー」
68%OFF(1,563円)■Blu-ray+DVD:「キャプテン・アメリカ」

「アベンジャーズ」でも活躍していた
マイティ・ソーとキャプテン・アメリカがタイミング良くセール中。
DVD付きで68%OFF、セット購入でも3000円ほど。

その他のBlu-rayセール対象商品はこちら。



▼iOSアプリが大規模セール中・縮小版

ホリデーシーズンを迎え、APPストアでは大規模のセールを実施中。
価格は12月28日23時現在のもの。
セール期間はクリスマスまでで終わるものから年明けまで続くものまで
終了のタイミングがまちまちなので価格が変動している場合あり。
ダウンロードの前に価格表示の再確認はお忘れなく。
ピックアップタイトルの一覧は下記の特集ページにて随時更新中。

【紹介記事】iOS用アプリの大放出、2012年末セール開催中

iOS FIFA 13iOS ワイルドブラッド
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600円→85円■iOS:「ワイルド ブラッド」(ユニバーサル)
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450円→85円■iOS:「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードⅡ」(ユニバーサル)
450円→85円■iOS:「ロックマンX」(ユニバーサル)
1200円→800円■iOS:「クロノ・トリガー」
1200円→800円■iOS:「真・女神転生II」
1800円→900円■iOS:「428 封鎖された渋谷で」(ユニバーサル)
1800円→900円■iOS:「FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争」
1800円→1300円■iOS:「すばらしきこのせかい Solo Remix」



▼Amazon、年末年始向けの新セールを開始


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