サービス開始当初の1480円から980円へと値下げされ
ジワジワと一般層にも認知され始めた「Hulu」を改めて紹介。
「Hulu」とは、PC経由でアカウント登録さえしておけば
PC（Win/Mac）、iPhone、iPod touch、iPad、スマホ、
PS3、Xbox360、3DSなど、様々な端末で映画やドラマが楽しめる定額サービス。
配信中■iOS：「Hulu Plus」（ユニバーサル）
視聴までのステップは非常に簡単で
アカウント登録（メアドとクレカ番号は必須）後に
視聴用のソフトを各端末にインストールし、登録したIDでログインするだけ。
PC、iPhone、iPadなど手持ちの端末で一度でもログインしていれば
次回からは起動してすぐに全作品が見放題になる。
「Hulu」が太っ腹なのは、
1アカウントごとの再生端末台数に上限を設定していない点。
対応端末を持っていればいるほど、生活のあらゆる場面で「Hulu」が活躍する。
PCやPS3など対応機種を複数台所有している方でも1アカウントでOK。
再生情報は逐一記録されているので、PS3を使って家で見ていたドラマの続きを
外出先でiPhoneやスマホで観たり、リビングのブラビアで見ていたアニメの続きを、
子ども部屋に置いたPS3で流すことも可能だ。
PS3＋テレビで番組Aを再生中にPCで番組Bを流し、
iPadで番組Cを流すといった無謀なテストも問題なく再生できた。
ただ、Huluジャパンに問い合わせてみたところ、複数端末による同時再生は
サーバーに負担がかかるため、一度エラーが発生すると
30分～1時間ほど再生不能の状態が続くことがあるらしい。
規約違反というわけではないが、やらない方がいいですよ、とのこと。
すいません、もうしません。
私の手持ちの端末で再生環境を比較してみた。
【画質】Apple TV＝PS3＝360=Wii U＞iPad＞iPhone 5＞
PC（Macbook）＞iPod touch＞Wii＞＞＞3DS
【動作】iPad＞PC（Macbook）＞Wii U＞
Apple TV＝PS3＝360＞iPhone 5＞iPod touch＞Wii＞＞＞3DS
【操作】iPad＞PC（Macbook）＞iPhone 5＝iPod touch＞
Wii U＞PS3＝Xbox360＝Wii＞Apple TV＞3DS
画面に対して字幕の比率を高くしているので
iPhone 5やiPod touchでも問題なく字幕は読めるが、画面が小さいからといって
絵がしまるわけでもなく、画質で選ぶならApple TV、PS3、Wii Uがトップ。
我が家のWiiはD端子接続なのでどうしても見劣りするし動作も遅い。
3DSは論外。ただし子ども向けの番組（ポケモン等）を
子ども自身の手で視聴するのは唯一にして最適の手段でもある。
番組検索やコントロールはiPadが最も良く考えられている。
膝上でもベッド脇でも楽しめる手軽さに加え
字幕の見易さや迫力の面でもモバイル端末とは比較にならない。
PCを立ち上げながらの「ながら見」にも最適と、今のところ死角なし。
現時点で「Hulu」との相性がもっとも良い端末はiPadと断言してしまおう。
次点はGamePad単体でも視聴可能なWii Uだが、動作が遅いのが難点。
使い勝手の悪かったApple TVもアップデートでかなり使い易くなった。
PS3と360はコントローラーを使うため操作が煩雑で
ひとつ前の画面に戻りたいだけが、ボタンを誤ってトップまで戻ってしまったり
なかなかストレスが溜まる。Wiiは何をするにも遅い。3DSは悠久の時が流れる。
GamePadとTVの2画面を活用できるWii Uは
肝心のGamePadの画面構成に疑問が残る。
カラオケ用のデンモクのように、
検索端末としての機能をもっと充実させてくれると思っていたのだが。
iTMSでの映画レンタルは1本300円～400円（HDは500円も）。
セール期間を除けばTSUTAYAも旧作は200～300円。
古株のWOWOWからCS、スマホ向けまで
様々な動画配信サービスが乱立しているが
端末数上限無し＆月額980円でこれほどのラインナップが揃うのは「Hulu」だけ。
対応機器を持っていればいるほど便利になる「Hulu」生活を、
騙されたと思ってまずは2週間だけお試しあれ。
