脚光を浴びるとは夢にも思っていなかったが、
ここ最近、「いよいよナンプレが来そうだ」という気配をヒシヒシと感じ、
ひとりほくそ笑んでいるジジィパズルゲーマーの私だ。
日本では「ナンプレ（ナンバープレース）」よりも
「数独」の方が通りが良いかも知れないが、
これは「オセロ」と「リバーシ」のような物だと思ってもらって間違いない。
今回、GBA、DS、PSPと、複数の携帯用機で
同時多発的に発売される「数独」関連タイトルから
「数独」を始めようと思っている方に、
ニコリのサンプル問題を使ってシステムを説明しておこう。
「数独」は「3×3」の正方形をさらに「3×3」した
合計81マスからなるパズルゲームである。
最初から記入されているいくつかの数字を頼りに、
残りの空白を埋めていくことが目的だ。
数字を探すためのヒントとして、
●縦列
●横列
●太枠で囲まれた「3×3」の小さな正方形
には、1から9までの数字が、
ダブらないように1回ずつ入る、というルールがある。
このルールに従って画像中央の赤いマスを見てみると、
縦列に1、4、6、7、横列に1、2、3、8、
「3×3」の枠内に1、3、6が入っている。
赤いマスには、上記のどれともダブらない数が入るので、
ここに入る可能性のある数字は5か9ということになる。
・・・お分かりであろうか。
不安なのでもうひとつ。
今度は青マスをチェックしてみる。
縦列はやはり1、4、6、7、横列は1、2、3、5、
「3×3」の枠内に2、5、7が入っている。
青いマスには、上記のどれともダブらない数が入るので、
ここに入る可能性のある数字は8か9ということになる。
・・・お分かりであろうか。
うーむ、説明下手で申し訳ない。
とにかく、こうして候補を絞り込んでいき、
全てのマス目を埋めればクリアとなる。
慣れないうちはどこから手を付けて良いか
途方に暮れるかも知れないが、
慣れてくると最初から決まっているマス目を
見抜けるようになったりもする。
マス目が半分ぐらい埋まってからは
次々に連鎖して埋まっていくため、非常に爽快な気分を味わえる。
さて、それでは「数独」関連タイトルを紹介していこう。
カズオ
「カズオ」は、SCEから発売されるPSP用の「数独」である。
商標登録の関係で「数独」の表記が使えないため、
SCEが独自に「カズオ」というタイトルを付けたらしい。
剥がして持ち帰ることが可能な駅貼りポスターや
大量のテレビCMを使い、
「もうそこまで来ている『数独』ブームを大爆発させる」とのこと。
問題数は1000問。
4月27日発売。
SCEにしては珍しい”税込み”2800円。
Puzzle Series Vol.3 SUDOKU 数独
こちらは現在発売中のDS版。
同時に発売されたパズル3作（ジグソーパズル、クロスワード）は
いずれも初週で5000本弱を販売したが、
やはり「数独」が一番人気となっている。
ちなみに、DS版「天外魔境2」はこの3作以下。
それでいいのか、ハドソン。
問題数はニコリ提供の300問。
価格は2940円。
SIMPLE DSシリーズ Vol.7 THE イラストパズル&数字パズル
DSでは2本目の「数独」関連タイトル。4月27日発売。
「ピクロス」と「数独」の2種類が入って税込み2800円。
問題数も合計で2000問と、
コストパフォーマンスの高さは群を抜いている。
さすがはD3。あとは出来次第。
みんなのソフトシリーズ ナンプレアドバンス
こちらはサクセスから4月6日に発売されるGBA版。
グラフィック的には一番見劣りがするが、
グラフィックがどうこうのゲームではないので全く気にならない。
DSでのプレイはもちろん、ゲームボーイミクロを使った持ち歩きや
ゲームボーイプレーヤーを使った
テレビ画面でのじっくりプレイにも対応可能なため、
プレイ環境は4本中最も幅広い。
問題数は1000問。
価格は2940円。
【その他の数独関連ソフト】
SuperLite 3in1シリーズ 数独集
PSの1500円シリーズで発売されていた
3作をセットにしたお買い得版。
ニコリ提供の600問を収録。
2940円。
SuperLite 2000シリーズパズル 数独
こちらはPS2版。
価格は2100円と全機種中最安値だが、
問題数も250問と全機種中最少。
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本当にブームになるかどうかはさておき、
「数独」が優れたパズルであることは間違いないので
未体験の方は今回を機に是非一度プレイしてみていただきたい。
現在DS版をプレイ中の私だが、
GBA版もPSP版も購入してしまうと思う。
パズルゲーム万歳。