新人経営コンサルタントの奮闘記録-読書を通じての徒然日記-

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経営コンサルタントとして活動し、早5年目。そんな新人が、ビジネスという魑魅魍魎がうようよ跋扈する世界で活躍するために、自己研鑽・自己武装(『読書』)をしております。その記録を記載していきます。どうぞ宜しくお願い致します。

ご挨拶

こんにちは! 新人経営コンサルタントです。

アクセス、誠にありがとうございます。


経営コンサルタントとして、日夜東奔西走しています!

ここでは、そんな人物の読書日記を記載していきたいと思います。


日本のなかの一コンサルタントがどんな書籍に興味があるのか、是非参考にして頂ければと思います!


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「獄中ビジネスはもう考えてます」
AERA 2011/06/06(pp.57-59)


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それではだいぶ時間が経ってしまいましたが、前回の【前半】 に引き続きまして、早速後半の内容に入っていきたいと思います。


私の悪いクセで、相変わらず今回も長文になっておりますので、少し趣向を変えて、ここで本エントリーの【結論】を先取りして述べておこうと思います。


【結論】:「歴史っていうのは読むものじゃなくて、創るもんなんだよ!」


ということで、確かにこの人、「タダモノ」じゃないんです・・・。


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「獄中ビジネス」って、何をするんですか?
哲学書や歴史書って、「何か意味あるんですか」?
ホリエちゃんの「野望」


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「獄中ビジネス」って、何をするんですか?


見出しにもあるように、本記事のメイントピックは「獄中ビジネス」。そして、ホリエちゃんは、そのビジネスを「もう考えています」とのこと。


でも、「獄中ビジネス」って、一体何をするのでしょうか?


ここでは、その少しを簡単に紹介したいと思います。


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現在、氏は週刊誌への連載はもちろんのこと、メルマガの定期配信も抱えています。けれども今後、氏が刑務所で生活するとなると、そのメルマガはどうなってしまうのでしょうか?


氏は述べます。


《メルマガでは獄中記を発信するつもりです。獄中記は手紙で編集者に送ります。出せる手紙に制限があるので、手紙のナマ原稿をそのままタイピングして載せるなんてもったいないことはしません。書きためてある原稿などと合わせ、編集者が記事を仕立てます。メルマガの会員は1万3千人。毎月の購読料が840円なので結構な売り上げです。さらに本人原稿で100%埋め尽くす必要はない。寄稿もしてもらい、『堀江貴文責任編集』という形も考えています。》(p.57)


『獄中記』というのであれば、既に佐藤優氏が刑務所での思索活動の内容を岩波書店から出版していますので、「稀少性」には少々欠けてしまいます(ただ、書の内容は180度異なるでしょう)。


けれでも、リアルタイムで、かつ氏オリジナルの視点からの獄中生活の描写であれば、そこには当然ながら「魅了性」が生じるわけで、そうすれば確かに「付加価値」は増します。


さらに、自分で執筆するだけではなく、他人執筆の原稿を獄中で自ら編集し、1つのコンテンツとして発信するというのだから、これは「新奇性」がある。


だた、ここで何よりも驚愕するのが、氏のメルマガの購読者が「1万3千人」もいるというコメント。購読料が月840円ということなので、シンプルに考えても月当たりの総売りが…、ナント、いわゆる「1本」たってしまっている!


これで氏がメルマガの配信を辞めない理由が、ハッキリと認識できました(これは、確かに美味しすぎてヤメラレナイ(苦笑))。


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その他にも、氏は「ダイエット本」の出版にも意欲的なようで、獄中期間に30キロの減量にチャレンジするようです。


きっとその減量が達成できれば、『ホリエモンの「私はこうして痩せました!」-獄中ダイエットの秘訣10ヶ条』みたいな書籍が作られるのかもしれません。


氏は《(刑務所から)発信する量に制限があっても、コンテンツを増やす方法はちゃんと考えてありますから大丈夫です》(p.58 カッコは小生追加)と豪語するように、確かに「獄中ビジネス」を色々と考えていらっしゃる。


このアグレッシブさには頭が下がる思いなのですが、それでもこれ以上に、小生が感銘を受けたのが、以下に記載する氏の「考え方」なのでした。


哲学書や歴史書って、「何か意味あるんですか」?


ホリエちゃんはインタビューのなかで、聞き手と次のような「やり取り」を展開します(p.58)。


聞き手:《哲学とか歴史とかの本を読もうとは思いませんか。》


堀江:《それって何か意味あるんですか。聖書なんて読む人もいるようですが、面白いんですかね。そういう話をされることが良くあるので、サワリ程度は知らなければいけないな、と思って、『まんがで読破』っていう名作シリーズで読もうと思っています。》


オッ~、なんとも挑発的なコメント。


これでは、【以前本ブログでも取り上げた】 何かと『原著』(古典)をススメル(もちろん、その通りなのですが)大前研一氏から、「堀江クン、漫画じゃなくてさ~、原著読めよ!」と言われかねない(笑)。


ましてや、歴史を重視してきた「重鎮」、例えば、現在大人気の故・ドラッカー(経営学者)や故・松下幸之助翁(経営者)等の歴史を学ぶことで、色々な「概念」「事業」を世に発信してきた人々を敵に回しかねない。


それでも、氏にとっては、哲学も歴史も、それらは決して「読むもの」ではないのです。


ホリエちゃんの「野望」


小生であれば、哲学や歴史は「大好物」の1つですので、時間があれば貪るように読みまくります(ドイツ宰相・ビスマルクが述べたと言われる、「賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ」「座右の銘」にしているぐらいですから)。


けれども、ホリエちゃんは、そうではないのです。


それでは一体なぜ、氏は哲学や歴史に興味を示さないのでしょうか?その理由は、一体何なのか?


小生にはその「答え」が、本記事の後半を、虚心に読み進めていくうちに徐々に見えてきたのでした・・・。


氏は、次のように述べます。


《宇宙というと最先端技術に思いますが、宇宙空間に出るだけならありふれた技術で可能です。スペースシャトルのように地球の周りを回って帰ってくるのは難しくはない。安く正確に打ち上げることは日本の技術力があればできる。いままでやろうとした人たちがいなかっただけです。それを僕たちベンチャーがやる。いまはまずロケットを自前でつくることからはじめています。ロケット好きたちが熱い思いで取り組んでいます。(中略)


宇宙で格安料金でいける事業を作れば、宇宙旅行は一挙にブレークすると思う。研究室で眠っている日の当たらない先端技術に資金や関心が集まり、新しい産業が生まれます。夢のようなこと、と思われるかもしれませんが、夢想したことを実現してきたのが人類の歴史です。》(P.59)


そう!これなんです。


つまり、《夢想したことを実現してきたのが人類の歴史です》との発言から分かるように、氏は「歴史というのは読むものではなく、むしろ、自らが抱く『夢想』を通じて創りあげていくものである」と考えているのです。


このように考えることができるホリエちゃんという人は、本当に「熱い」ですよ。


「ロマン」を求めて(「金脈」求めて?)、仲間と共に「宇宙ビジネス」を目指す(「ゴールドラッシュ」?)そのスタンスは、「フロンティア精神」よろしく、まさに「開拓者」の気構えそのもの。


「坂本龍馬」とまではいかなくても、氏は「宇宙」という切り口で、自らが行った「事」(事業)を歴史の一ページとして、後世に残そうとしている。


これを「野望」(野心)と言わずして、一体なんと喩えましょうか!


そして、さらに小生の「想像」(仮説)を展開させて頂くならば、氏は、日本の政・官・財に多種多様な行為(「仕打ち」?)を受けてきたにも関わらず、それでもなお日本での事業を実践している。


それは、一体なぜなのか?海外ではなく、こと日本で活動する、その理由は何か?もしかしたら、その背景として、氏の中に次のような「夢想」があるのかもしれない。


《今一度日本を洗濯いたしたく候》


もしそうであるならば、堀江殿、アナタは本当にドエライ「野望」(野心)を持っているゼヨ!!


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小生は以前、ツイッター上で以下のことを述べました【原文はこちら】


《10年後の未来を予想する」なかなか面白い試みだが、未来を予想したって、ほぼ当たることなど無い。けれども、”必ず”未来を当てることができることもある。それが、自らが予想する未来を、自らが創ってしまうことだ。「こんな未来がきて欲しい!」というのであれば、そんな未来を創ってしまえ!》


テレビや新聞・雑誌等のメディアでは、知識人やその道の専門家たちが「大予測」なんて謳って(特に年末年始に)、これから起こる政治、経済、文化の話題(未来)を、「過去」(歴史)を振り返りながら面白おかしく語ります。


しかし、分かっている人には分かっているのだと思います。良い予測であれ、悪い予測であれ(後者はあまり起きて欲しくないですが)、上記したように「過去を振り返りながら、『こうなる!』とあ~だこ~だと予測する暇があるんだったら、何よりもお前がそれを実現しろ!カタチにしてみろ!」ということが(無論、実現するために「過去」を学ぶということもありますよね)。


ホリエちゃんも、きっとその「分かっている」一人なんだと思います(そう、小生が勝手に「センスメイク」しているだけなのですが(笑))。


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世間には残念ながら、本人にも会ってもいないのに、氏に対して嫌悪感を剥き出しにする人がいます(そういう人が、小生のまわりにも存在します)。


氏にとって、こういった「食わず嫌い」から色々と言われるのは、あまり喜ばしいことではないでしょう。


けれどもポジティブに捉えれば、「どうでもいい」「なんとも思わない」と言われるよりかは、「嫌われ者」のほうが「無関心」よりも注目されているという意味で良いかと思いますので、今後とも、自らの「夢想」の実現に向けて、モチベーション全開で邁進していってほしいと思います。


どこまで氏の夢想がカタチになるのかは不明確ではありますが、それでも小生は、その夢想を追いかける氏の姿に本当に気づかされるポイントが豊富にありました。


これからも山アリ谷アリのキャリアになるかとは思いますが、ガンバレ、ホリエちゃん!そして、ビバ、宇宙ビジネス!!


Let's get psyched up !!


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本エントリーのエッセンス

「歴史は読むものではありません、創るものなのです」


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【関連記事:大前氏、「古典」の重要性を説く…けど、そこは要注意!

「実践的『哲学』入門」(後半) (東洋経済新報社)


【関連記事:堀江氏の「ビジネスセンス」を知りたい方へ】
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「獄中ビジネスはもう考えてます」
AERA 2011/06/06(pp.57-59)


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世の中には、結構「熱い人」がいるのですが、ここにもいましたね。


たった数ページの本記事を読んでも分かります、「何だよこの人、モノスゴク熱いよ!!」ということが(笑)。


堀江貴文氏(以下、尊敬の念を込めて「ホリエちゃん」)は、どんな状況でも、常に「熱い思い」を持っているんですね。今回のAERAのインタビュー記事は、それを感じさせる内容でした。


そして、そんな記事を読んでいて、不覚にも私が、「ワッ、この人スゲェ!」と思わされたのが氏の「考え方」(思考;視点)なのでした。


そこで、次回になりますが、その私が感心した氏の「考え方」について記載していきたいと思います。


以下が、【目次】になります(予定)。


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【目次】


「獄中ビジネス」って、何をするんですか?
哲学書や歴史書って、「何か意味あるんですか」?
ホリエちゃんの「野望」


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ホリエちゃんは、《サボってズルしている奴が嫌いなんですよね》(p.58)と述べるように、ライブドアCEO時代には、そのような人たちと数々の「闘争」を繰り広げてきました。


例えば、高い参入障壁に胡坐をかいたり、既得権を手放さずにしがみついてきた、皆さんもご存知の「テレビ業界」「プロ野球業界」の住人たち。


ただ残念ながら、結果論にはなりますが、その人たちとの「闘争」に対して、氏は、自らが想定する範囲内での成果を残すことができませんでした(と、私は思っています)。


しかしながら、現在は「宇宙ビジネス」という舞台で、自らの思いを実現し、ビジネスとしての成果を出すべく積極的にアクションを起こしています。


そのような氏なのですが、ただ私は、そういった表面的なところにはあまり関心がない。そうではなく、むしろ私が興味があるのは、氏がビジネスで成果を出すための、さらにはもう少し深いところで、自らの生を全うするための「考え方」や「思考」、「視点」なのです(少し大袈裟ですかね(苦笑))


その点を今回のAERAのインタビュー記事で垣間見ることができ、そして、それは私から視ると、氏の「野望」(野心)に映ったのでした。


次回のエントリーでは、その内容について記していきます。


既存秩序の「破壊王」「トリックスター」?)である堀江貴文氏の、考えることができたとしてもなかなか真似のできない、その鋭利で類まれな「考え方」に興味のある方には、次回の内容が何らかの「刺激」になるかもしれません。


それでは、次回まで!


See you!!


追記:

私の気のせいであればそれでよいのですが、本記事に掲載されている堀江氏の写真は、なんとなく、AERAによる「悪意」(いたずら?)のようなものを感じるんですよね。


特に、p.58の左の写真は、「獄中ビジネスに係るテーマで話しているのに、なぜこの写真を載せるのか?その理由は一体何か?」。私には、よく理解できないのです。


冗談なのか、洒落なのか。無論こちらの考えすぎとも思いますが、私にとってこういうところが、イマイチAERAを好きになれない点なのです。


でも、それでも読んでしまうのですから、私は相当な「アホ」ですね。


「イヤよイヤよも好きのうち」…なのかもしれません(笑)。


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今月も、いつも通りといいますか…「アッ!」という間に1ヶ月が過ぎてしまいました。


最近は、「ON」(会社の仕事)に限らず、「OFF」(会社以外の仕事)でも、色々と活動させて頂いているので、「マルチタスク」よろしく、同時並行で複数の仕事をこなしつつ、日々生活を送っている次第です。


それでは、今日が5月の最終日ですので「月一奮闘整理」を記載したいと思います。皆様には、バックナンバーとして利活用して頂けますと幸甚です。


以下では、今月の奮闘(読書)記録をテーマ別に整理しております(なお、記事の横には掲載した月日(曜日)と主要な参考文献を記載しています)。


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2011年5月の奮闘記録


【起業論】
『拝金』(前半)(5/9(月)) 堀江貴文著(徳間書店)


『拝金』(後半)(5/12(木)) 堀江貴文著(徳間書店)


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ここでは、私が現在抱えている、少々変わった「課題」を記してみたいと思います。


メンバーの一人が、「タスク」をスルーしやがった!


先月の後半から、私自身、某プロジェクト(PJ)に参画しているのですが、そこでは現在、ある一つのチームの「リーダー」を担当しています。


チーム構成は、8年目、4年目、3年目、そして5年目の私を含めての4人チームで、こじんまりとしていますが、和気藹々と活動しています(ただそうは言っても、PJのスタート当初は、各々が初めて仕事をするメンバーでしたので、「コイツは一体どんな仕事をする人間なんだ?」「仕事はデキル人なのか?」なんて、お互いを探りながら仕事をしていましたが(苦笑))。


そんななか、先々週からメンバーの一人(4年目)のタスクが、少し遅れるようになりました。そして、先週はナント!…私が指示したタスクの1つを完全に「スルー」してくれた(怒)。


私の場合、タスクを指示するときは、ある程度タスクの成果イメージを伝えて、あとはその人に任せるようにしています。


というのも、成果までのプロセスは複数存在しますので、その一つとして私のやり方を伝えるよりかは、相手がこれまで慣れ親しんできたやり方に委ねてしまう方が、「こと」(タスク)がスムーズに進むんですね。


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ちなみに、これは私自身の「経験則」でもありまして、以前、事細かにプロセスを設定するリーダーの下で仕事をしたのですが、そこでは異様にストレスが溜まり、あまり良いアウトプットが出せなかったのです。


そういうことがあったので、私はある程度メンバーに任せるようにして、そこで分からない点があれば、その点はサポートするというスタイルを採るようにしています。


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4年目のメンバーにも同様のスタイルで接していて、そのメンバーも最初はイキイキと動いていたのですが、どうも最近はその動きが少々鈍くなり、そして先日、上記したスルーが発生してしまった。


「各タスク」はPJの目的を達成するための「重要なモジュール」ですので、それが1つでも欠けてしまえば、当然、プロジェクト全体に影響がでてしまう。


そのため、このスルーは決して見過ごせないのです。


スルーした「理由」は、一体何?


この出来事への対応としては、色々な「方法」があると思います(皆さんにも、そのノウハウがあるかと)。


例えば、私が携わったPJのリーダーたちのなかには、異様なほどの罵声・怒声(奇声?)を発したり、あるいは完全放置をしたり、はたまた、プロジェクトからやんわりと外したりといった方法を用いた人がいました。


もちろん、そうした方法でも良いのですが、それをしてしまうとその人が変に萎縮してしまいアグレシッブな行動を控える可能性があるので、その人自身のダイナミックな「成長」が無いんですよね。


クライアントの抱える課題をクリアし、満足させることがPJの重要な目的ではありますが、一方で、PJに携わったメンバーがそのPJを通じてドンドン成長(知識やスキルの拡充等)をしてもらうことも、その目的を達成するための大切な目標の1つなのです(決して、綺麗ごとではなく)。


そうしないと、課題をクリアすることはできませんし、ゆえにクライアントを満足させることもできない。ましてや、そもそも本人自身も成長の実感がないので、仕事へのやる気も失せてしまいます。


これでは、「クライアントへの付加価値提供」など夢のまた夢です。


ということで、私は先に記したようなやり方ではなく、極めてオーソドックスな方法として、スルーをした理由を聞くべく、じっくりと「傾聴」しました。


で理由を聞いたのですが、何のことはない、「そのタスクをどうこなせばよいのか分からなかった…」というもの。


「俺はこんなプロジェクトにアサインされたくなかったんだ!」「リーダーやメンバーが気に食わない!」等の理由であれば、徹底的に話し合おう(ケンカしてやろう?!)とも考えていました。


しかし、そうではなかったので少々拍子抜けしてしまったのですが、「ヨッシャ、ヨッシャ、なんだ、それなら話は早い!」と言いつつ、手取り足取りそのタスクの進め方を教えました。


ただ、「そういうことは自分の中で抱え込まずに、早く伝えてねって、PJのキックオフに言ったんだけどな~」とひとりごちていたのも確かですが(笑)。


第六感の検証が、今の私の「課題」


スルーについては、これで解決したので一件落着!…といきたいところなのですが、けれども、私はここで終わらない気がしているのです。


私は、現在この出来事について「2つ」のことを考えています。


1つは、「私自身のダメさ」について(苦笑)。よくよく考えれば、そのメンバーが先の理由を伝えてくれなかったのは、私に問題があるわけで、「一体何が宜しくなかったのか(不味かったのか)?」、少し時間をかけてただ今考えている最中です。


そしてもう1つは、そのメンバーが伝えてくれた理由が「本当の理由か否か」ということについて。決してメンバーを疑うわけではないのですが、それでも懐疑心が決して低くない私にとっては、なんとなくですが、メンバーが話した理由が、本当の理由ではないような気がしてならない。


話してくれた理由とは別に、もう少し深い「何か」があるのではないか?そう考えているので、この出来事を契機に私は今、そのメンバーの日々の言動をちょっと意識して観察するようにしています。


私の「感」「第六感」?)が正しければ、おそらく再度そのメンバーはタスクをスルーするでしょう(笑)。


その感を検証するために(イヤイヤ、もちろんスルーをされるとプロジェクトの進捗に影響がでてしまうので、それを防ぐために)、そのメンバーを「要注意人物」として、用心深く見させてもらっています(ゴメンネ、Kクン!)。


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杞憂に終われば、それに越したことはないのですが…(私も、あまりここにエネルギーを費やしたくないので)。


ただ、どこかの会社様のように、ある出来事(不可抗力も含めて)が大きな事故につながり、それに対処できず収集のつかない事態にまで発展しないよう、「リスクマネジメント」の1つとして(私の場合は、プロジェクトが停滞し、クライアントに迷惑がかからないよう)、気を引き締めてリーダーが対応すべき「課題」として、先のことを粛々と進めていきたいと思います。


と、そんなあまり気の乗らない課題も含めまして、来月も色々と対処すべき課題を抱えているのですが、それでもそこから色々と学びつつ、自分自身の能力を(「第六感」を含めて(笑))高めていきたいと思います。


それでは皆さん、来月もどうぞ宜しくお願いいたします!


I will do my best next month !!


本エントリーのメッセージ

「事故(アクシデント)は、細部に宿る」


【関連記事:プロジェクトで「火」が噴かないようにするためのヒント】
『はじめてのプロジェクトマネジメント』 (日本経済新聞社)


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