月夜に照らされる二人の体が妖しく・・
艶かしく。。映し出される
艶かしく。。映し出される
窓辺の向こうに凛と輝く満月
月夜に照らされ、私の鼓動が早くなる
とくん。。とくんと鳴り止まない
触れようとするあなたの手が私に伸びる
私は手を取りこの胸に添える
「聴こえる？」
尋ねた響子に順平は応えた
「ああ・・もちろん
聴こえるとも
響子のぬくもりも。。」
「おれに入ってくるようだ」
私は順平の手を握ったまま・・
この胸に添えたままベッドに倒れこんだ
順平に促されるままに
重なった肌があたたかい
月夜が私たちを包む
順平の高鳴りが私に届き・・交わる
流れるような口付けに
私の体が悲鳴をあげる
甘く切ない悲鳴を・・
部屋の壁には月明かりに照らされ
重なった影が動いている
溢れる・・満たされて溢れそう
そんな刹那・・私たちは昇った
昇りながら互いの名前を呼びあった
「順平・・」
「響子・・」
あれから6年・・
今宵は十五夜そして6年振りの満月・・
あなたと過ごした6年前の夜・・
2011.09.12 響子
こちらは少し曇があります
綺麗に靡いてくれるといいですが・・
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