1位 ・・・ 「職場の人間関係」38.4%
2位 ・・・ 「仕事の質の問題」34.8%
3位 ・・・ 「仕事の量の問題」30.6%
これらは何の数字と順位か分かりますか?
厚生労働省が5年おきに実施している『労働者健康状況調査』というものがあります。
その調査の中の「仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレス」の原因の回答
(2007年調査)の順番なんです。
2008年秋以降はリーマンショックに端を発する景気低迷の長期化で“会社の将来不安”が
不安や、悩み、ストレスの原因と答える人が多くなっているかもしれませんが、会社組織が
ギクシャクしてしまっているということは間違いないようです。
心の病抱える社員 愛知企業 87%に存在
つい先日(12月9日)の日経新聞39面(中部経済欄)にこのような気になる記事がありました。
3年に1度、愛知県経営者協会が調査している「メンタルヘルス対策実態調査」で明るみに
なった事実で、うつ病など心の病を抱える従業員がいると答えた企業の割合は、3年前より
7.5ポイント増加の87.7%にものぼります。
メンタルシックに陥る人を年齢層でみると、働き盛りの30歳代がもっとも多く、次いで40歳代
という状況。
記事によれば、メンタルヘルス対策を実施している企業は69.7%と、2004年に較べ13ポイント
も上昇していることから、企業(経営者)側もメンタルヘルスの重要性というのは理解しては
いるようですが、12年連続3万人超え の自殺者の現状からするとまだ緒に就いたばかりです。
この記事を読んで僕が思うに、、、
中部の産業構造 は第2次産業が全国よりも突出して高く、自動車通勤が高いため、上司や同
僚、後輩(部下)と日々お酒を飲んでコミュニケーションを図ることが難しく、日常から意思疎通
を良くしていくこと、信頼関係を構築していくことが大切になります。
やっぱり、“組織は人なり”です。
メンタルヘルスに関する取組みがもっともっと当たり前になってくれればなって思っています。
★メンタルヘルス関連で書いた記事
・『2兆7000億円の経済損失 』
・『12年連続3万人超え 』
・『有給消化率と自殺率の相関関係 』