有給消化率と自殺率の相関関係 | 名古屋で働く転職コンサルブログ

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日本は有給消化率が最下位


昨日、注目したニュースです。


調査は24カ国ですから、“世界最低”と結論付けるには異論も出てくるのかも知れませんが、

それにしても日本の有給消化率が他国と較べて圧倒的に低いということが言えます。


そして、この有給消化率と無関係ではなさそうなのが、自殺者数


昨日の有給消化率のランクと自殺者数の国別ランクとを照らし合わせてみました。


《先進国の有給休暇を使い切る労働者の割合と自殺率の世界ランク》

(%が有給消化率、()が自殺率の世界ランク

(※出典:ロイター、WHOなど)

フランス ・・・ 89% (19位)

英国 ・・・ 77% (67位)

スペイン ・・・ 77% (57位)

ドイツ ・・・ 75% (36位)

ベルギー ・・・ 74% (16位)

イタリア ・・・ 66% (68位)

中国 ・・・ 65% (26位)

スウェーデン ・・・ 63% (29位)

カナダ ・・・ 58% (41位)

米国 ・・・ 57% (43位)

韓国 ・・・ 53% (9位)

日本 ・・・ 33% (1位)


日本の有給消化率の低さと自殺率の高さが際立っているのが自明です。

(日本の自殺者数は1998年から12年連続で3万人を超えています)


ちなみに、所得の高低に関わらず、「世界の労働者の約3分の2が有給休暇を使い切っている」

という解説が昨日のニュースには付け加えられてありました。


日本は仕事に対する義務感が世界的に見ても強いということがデータからも分かります。


切腹、武士道


日本独特の美徳がこのような現状を招いている遠因なのかも知れません。


有給消化率と自殺率に因果関係があるかどうかは証明しにくいですが、

「有給取得があまりにも取得し難い国」であることは間違いないようです。


雇用でもグローバル化が進んでいる以上、「有給取りにくいから日本企業はキライ」

なんて思われてしまったら大きな痛手です。


グローバル化が必要と言われて久しいですが、有給休暇といった福利厚生の部分

では他国を見習って改善をしていく余地が大いにあるのではないかと感じています。



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