脇役とは? | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、コメントにていただいた質問への回答です。




ストーリーは平凡でも、脇役がよければいいと書いて

ありましたが、それだけで文学賞に入選できますか。


というような内容の質問をいただきました。




もちろん、それだけではダメでしょうね。


脇役に触れた意味は、主役のみに神経を奪われて

ストーリーを追いかけることへの戒めとしたものです。


脇役にはさまざまな役割りがあります。


ライバル・助言者・足を引っ張る存在・元気の素など

など、脇役がいてこそ主人公がさらに生きるのです。




当然、インパクトの強い脇役を登場させますとストーリー

にも影響してきますから、相乗効果としての作品の質向上

が望めます。


平凡なストーリーだったものが、脇役の存在ひとつで、

魅力的なストーリーへと変貌するのです。




最初にストーリーを決めたとしても、固定化してしまうのは

問題ですね。登場人物たちの作中の言動によって、絶えず

変化をするものとお考えください。


つまり、最初にストーリーありき、ではなく、最初に人物あり

、で書き始めましょう。


子竜が常々申しておりますように、小説とは人間を描くもの

であって、ストーリーを描いたものではありません。


ストーリーとは、人物たちによって塗り替えられてゆくのです。