私たちは幸せになるために生まれた。そして、私たちは助け合うために出会った! | 次郎とマーマの なんじゃこりゃ日記

次郎とマーマの なんじゃこりゃ日記

知的しょうがいA1判定=次郎 
その次郎がマーマと呼ぶ私とのなんじゃこりゃな日々

マーマは、25年前に長女・花子をケニアのナイロビで産んだ時


ナイロビで6か月の赤ちゃんを抱えた早川千晶ちゃんと、ママ友になった。


その後、早川千晶ちゃんはケニアで、マーマは日本で一緒に子どもを育ててきた。


早川千晶ちゃんは、ケニアのスラムに、最も助けの必要な子どもたちの学校(マゴソ・スクール)を作った。


問題が起きるたびに、「どうしよう?」と相談しながら、たくさんの子どもたちを育ててきた。



それは、マーマの手に負えない問題のように思えたこともあった。


長いケニアとの交流の中で日本人から(ケニアでは)「どうして、育てられない子どもを産むのですか?」と言われたこともある。


「アフリカの子どもが、医療など受けられないのは、アフリカに生まれた運命だ」と言われたこともある。



マーマだって、無理と思うこともたくさんあった。


特に、医療費の額に愕然とすることもあった。


もし、マーマに次郎という子どもが居なかったら、マーマは、見なかったことにして、やり過ごしたこともあったかもしれない。


でも、ある日(8年前のこと)、次郎と手をつないで歩いている時、言葉が降ってきた。


「お金で救えるんだよね。お金あつめたらいい」


それは、しゃべれない次郎の言葉だったかもしれない。


世界中の病気に苦しむ子どもたちの声だったかもしれない。



その日から、マーマには、迷いがなくなった。


出来る限りのことをする!


ただそれだけだ。



いろいろ言う人は居る。でも、関係ない。


今、目の前にいる、このケニアの子どもは、


「アフリカに生まれて、医療を受けられない運命なのではなくて、


私たちと出会って、助かる運命なのだ」と思う。



次郎と一緒に写真に写っているオギラさんの息子さんが、今、助けを必要としています。


オギラさんは、来日した際、次郎の学校でも、たくさんの子どもたちを勇気づけてくれました。


障がいのある方を、励ましてくれました。



私たちに「けっして、あきらめてはいけない」と教えてくれました。



オギラさんの話を聞いてくださった方に、今のオギラさんの状況が伝わりますように!


どうぞ、最後に転載した、早川千晶ちゃんの言葉を読んでください。



↑写真 オギラさんと次郎




↑リリアンさん(左)とともに、マゴソスクールの卒業生を連れて来日したオギラさん(右)

この卒業生たちは、マーマの子どもたちと同じ年ごろ。一緒に大きくなりました。

りっぱに育った姿に、マーマは涙が止まりませんでした。



以下、早川千晶ちゃんの文章を転載します。


●オギラ先生の息子あーちゃんの医療費緊急カンパのお願い●
皆様こんにちは。いつもお世話になりありがとうございます。
マゴソスクール教頭であるオギラ先生の一人息子、あーちゃん(2歳)が現在ケニヤッタ国立病院のICU(集中治療室)でがんばっています。オギラはこれまで2012年と2013年に私と共に日本各地を回り、多くの方々に出会わせていただき交友させていただきました。また、ケニア側でもマゴソを訪問してくださった方々でオギラに案内してもらった方々は多いと思います。なので現在の状況をお知らせし、オギラを個人的に知る友人の方々にもしも可能であれば少しづつ助けていただけないだろうかと思いまして、私より状況をお知らせいたします。
あーちゃんが生後数ヶ月から骨髄炎を発症し、何度も危険な状態をくぐりぬけてきたことはこれまでもお知らせしてきました。何度も腕切断・足切断と言われながらもいつも何とか持ち直し、ここまで成長してきました。オギラはこの2年間の間、働いて得た賃金は息子の医療費につぎこんできました。さらに日本での講演でもオギラ自身が話していたように、オギラは8歳のときに母を亡くして以来、当時生後6ヶ月だった弟や2歳、3歳だった弟妹を物乞いや屑集めをして養育してきました。現在は自身の弟妹以外にも孤児の子どもを引き取りキベラで養育しています。そんな生活の中で息子が重病となり、オギラ自身もこれまで努力を重ねてきたものの、途方にくれています。
私が4月にリリアンと来日している間に、あーちゃんは具合が悪くなっていました。オギラの話によると、最初はキベラの長屋の自宅の二階部分からあーちゃんが階段を転げ落ちたところからはじまったようなのですが、私がこれまであーちゃんを見てきたところによると、そもそもは骨髄炎からはじまっていたと思います。骨髄炎によりあーちゃんは足元がいつもふらついていました。骨の発育が不十分なのではないかと心配していました。体を強くするための肝油などを日本から運んだり、薬草治療をしたりもしてきました。ですがキベラの劣悪な住居環境で、さらに両親とも生活のために朝から晩まで忙しく働かねばならない生活状況下で、子どもに四六時中注意を払うことは困難で、スラム内では小さい幼児の事故がよく起きます。特に病気や障がいで不自由な状況にある子どもほど不利です。
あーちゃんは階段から落ち、それにより頭を打ったのではないかと思われます。それからあーちゃんは歩くことができなくなり、目が開かなくなりました。5月に私がケニアに帰っている間に、オギラはあーちゃんを連れてあちこちの病院を奔走していました。お金を集めては検査や診察代に使い、生活も困窮しました。
私が今回来日してからも、オギラからは毎日連絡が来ていましたが、ついにあーちゃんが危篤状態に陥りました。数日前にオギラから電話がかかり、医師にも電話をかわりました。いますぐ手術をしなければ非常に危険だということで、手術・入院のためにはおよそ500,000ケニアシリング(約70万円)かかる見積もりだとのことでした。その際に医師から、50,000シリングのデポジットをすぐ送金し、その後の費用も必ず払うと私が約束すれば、すぐに手術に踏み切りましょうといってくれました。そこで私は費用を必ず支払う約束を医師にしてから、仙台のNPOアマニヤアフリカの石原輝さんに相談し、手助けしてもらい早急に送金手続きを行いました。あーちゃんは今週月曜日(6月8日)ナイロビ時間午前6時半に手術室に入りました。その際の医師の診断書には「硬膜下血腫」と記載されていました。手術は成功しました。
ところがそのあと、夜にオギラから電話が入りました。出血多量で状態が悪化し、いますぐICUに移動しなければならない、そして輸血を受けなければならないとのことでした。そのあと送られてきた病名は「血友病」と記載されていました。
ケニアの病院のICUは非常に高額で、そのためにまた別途、支払いを入れなければ瀕死の患者であっても対応してくれません。ケニアでは、お金を払えない人はそのまま見捨てられ、病院の待合室で何の対応もしてもらえないままに息を引き取る人もいます。そこで早急に送金をしなければならず、アマニヤアフリカが窓口になって募金受付を行い、ケニアに送金をしてくれることになりました。
まずは現時点で集まったお金を、今朝午前10時に送金手続きを行います。(20万円の予定です。)
今後さらに呼びかけてお金を集め、次は明日日本出発の永松真紀さんに持っていっていただきます。そのあと集まったお金は、6月25日に日本を出発する私が持っていきます。その後はアマニヤアフリカに送金をお願いしていきます。
今回の問題はオギラ自身の息子のことであり、マゴソスクールの身内であることから、私としてはこの状況に関して皆様に助けを求めることは非常に躊躇され、これまで何とか身近なごく親しい友人たちで個人的に対応することができればと思ってがんばってきました。ですがもうこれ以上は限界であり、あーちゃんの命が非常に危険な状態にあることから、皆様に広くお知らせをさせていただくことに踏み切りました。
これまで多くの方々にマゴソスクールの子どもたち支援のためにご協力いただき、さらに昨年の火災の際には多くの方々に緊急に手助けをいただいてきました。このように何度も助けを求めなければならないことが非常に心苦しく、申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、オギラを個人的に知る方々の中で、あーちゃんのためにカンパをしてくださる方がいらっしゃいましたら、少額でも結構です、以下のアマニヤアフリカの口座のほうへカンパいただけないでしょうか。ひとりひとりは少額でもそれが集まればあーちゃんを助けるための病院代になると思います。途方に暮れてあきらめてしまわないで、できるだけの努力をしたいと思って私から呼びかけさせていただくことにしました。ケニア側でもハランベーを行っています。ケニア在住の方は、KCB銀行のオギラの個人口座、および、オギラの携帯電話でのM-pesaでもカンパをお受けしています。
以下詳細をお知らせします。皆様のご理解とご協力に心から感謝申し上げます。金銭的なカンパではなくても、どうかあーちゃんが回復するように皆様に祈っていただけますとありがたく思います。皆様ありがとうございます。早川千晶
**********************************************************************************
★日本側でのカンパ
受け入れ口座は以下の二つです。両方とも口座名義は特定非営利活動法人アマニヤアフリカです。
●ゆうちょ銀行 記号18100 番号8129561
●ゆうちょ銀行振替口座(ゆうちょ銀行で青色の払込取扱票で送る口座です) 02280 7 65465
●送金をしてくださったら 必ずinfo@amani-ya.com までメールをお願いいたします。メールにはあーちゃんのためのカンパと金額を記載してください。
***********************************************************************************
★ケニア側でのカンパ
オギラさん個人名義のKCB銀行口座とM-pesaです。送金いただきましたら私のメールアドレスまでメールください。chiakinairobi@gmail.com
●Kenya Commercial Bank (Prestige plaza Branch)
Account Name: Hezekiah Odiwuor Ogira
Account Number: 1118416376
●M-Pesa : 0724872809 (Hezekiah Ogira)