これぞ 「専攻科」効果?! | 次郎とマーマの なんじゃこりゃ日記

次郎とマーマの なんじゃこりゃ日記

知的しょうがいA1判定=次郎 
その次郎がマーマと呼ぶ私とのなんじゃこりゃな日々

このごろ、ちょっとやけっぱち気味なマーマでした。


実際のところ、危険な道を次郎と歩くのは


あんまり楽しくない。


「なんで側溝のフタがわれたままなんだ~危ないじゃないか!!


なんで、こんな狭い道を、飛ばす車がいるんだ!!


この交通量で、この道は無理でしょ!


あ、次郎!!ストップ!!


あああ、次郎もっと端!!


次郎~~~~っ!」


という散歩をしていると悲惨な気分になる。



でも、出会う人みんなに


「あー」(こんにちは)とあいさつする次郎に


「こんにちは」と返してくれる人も増えて


こうして次郎が『僕はここにいるよ』と言っていることに


大きな意味があると思う。



それにしても、たくさん次郎をかわいがってくれる人のいた土地を離れ、


こうして、知らない土地で元気に暮らしている次郎はえらいと思う。



次郎が進学した「専攻科」でなにをやっているか?


ということは、また、書いてゆきたいけれど、


今日は「専攻科」に進学して、次郎に嬉しい変化があったので


紹介したい。



次郎は爪を切ることが大嫌いで、


爪を切るたびに、お互いイヤな思いをしていた。


「爪がのびてるから切ろう」


「ブブー」(イヤだ)


「けがするよ~」


「ブブー」(けがしない)


「爪が折れるよ」


「ブブ―」(爪が折れたことはない)


「触られるお母さんが痛いんだって!」


「ブブ―」(痛くしない)


「とにかく切るの!!」


と後はいやおうなしに、切る。


そして、次郎は嫌がり、私は「もう二度と切ってあげない!!」


と爪切りが終わる。



ところが、先日、次郎が


『爪を切って』(爪を切るしごさ)と言ってきた。


「へーびっくり、切りたいの?」と聞くと、


「グー」(明日=ひとつグーすると明日という意味から)


トントン(包丁をトントンするしぐさで、料理がある)と言う。




マーマびっくり!!!


これぞ、専攻科効果!!!!!



学校で料理することを、とっても楽しみにしているから、


そのためにだったら、大嫌いな爪切りを自分からしたいと言ったことに、


マーマは、本当に驚いた。


今までの爪切りはなんだったんだろう?



専攻科の先生のプロフェッショナルな声掛けに


心から感謝したい。


マーマもじっくり学ばなきゃ!




♡うれしいお知らせ♡


聖母の家学園の保護者で立ち上げた「ほっと工房 さくらの樹」で、


9月の一か月間


みんなしあわせ「雑貨屋次郎」の展示即売をしていただけることになりました。


とりあえず、9月1日の始業式の午後、搬入することだけ、決めてきました。


また、お知らせします!!




次郎も、実習させてもらうことになっている作業場です。


「ほっとする場にしたい、という思いを込めて名前を”ほっと工房”とつけたけど、


障がいのあるスタッフが、カップをカタカタさせながら、お客さんに持って行き、


こぼさず置けると、スタッフ全員がほっとする」という、お話を聞きました。


とても温かい空間です。



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