▶ 癒やしについて
スポーツトレーナーの山崎です。
犬や猫というペットに癒される理由は何でしょうか?
それは、犬や猫は感情をそのまま身体で表現するので、飼い主は頭を使わなくても良いからかもしれません。
人間と接すると相手は笑ってくれますけど、心の底から笑ってくれる人は少ないですね。
作り笑いというやつです。
まず、笑おうという意思があると、笑っている顔ではなく、『笑おうとしている意識』が見えてしまいます。
不自然極まりない笑いですので、全然癒されないし、自分を曝け出すこともできません。
それが、今の疲弊した社会を生み出している要因の一つでもあるでしょう。
受付の人が「こんにちは~」と明るく元気で挨拶しようとされても、やかましいだけに聞こえるのは、そこに心がないからですね。
「あっ、初めての人が足を運んでくれた」
と感じたら、心地良い空間にしたいと思って、『安心感を与えるよう自然に微笑みかける』と思います。
そんな社会になったら、ペットに癒されなくてもストレスが溜まりにくいですね。
身体を癒すための調整をするだけではなく、空間を変えるだけでも人の身体は癒されます。
小田和正さんが同業者から「厳しい人」だと思われる所以は、ここにあるのだと思います。
「それでは歌い方のテクニックが上手いだけで、お客さんに響かないし届かない」
と指摘されるんでしょう。
僕がお世話になっている施設の新入社員さんは、純粋無垢な笑顔でみんなを癒してくれています。
笑おうとしていない笑うですから、凄く気持ちいいんです。
僕の課題でもある、
『動かそうとするのではなく動く』
のヒントが、この笑うにあります。
これらのクセがあると、
「食べたくないと思っても食べてしまう」
「成長したいと思っても成長しない」
自分のクセが邪魔をして、結局思考しかない、行動がない人になってしまいますね。
その思考をなくすためにも「感じる」トレーニングに取り組んでもらっています。
痛い、怖い、嬉しい、楽しい、悲しい、、、
今、自分の身体や心がどんな状態にあるのかを知って、反応のクセを変えていくことに取り組んでもらいます。
『痛い→怖い』
だったものが、身体がほぐれることで痛みも緩和されますから、
『痛い→安心』
へと、心の反応が変わってくれるんですね。
それは無意識で知らず知らずのうちに変化していきますから、変化した瞬間に気付くことは難しいです。
振り返ってみて、いつの間にか自分の身体や心の変化に気付かれます。
「変化するだろうけど、毎回申し込みをするのは勇気がいる」
という方のために、コスパ五位堂では30分、60分の4セッション、8セッション分『回数券』を用意しました。
2011年は感性の高い身体を目指す年にしていただけると嬉しいです。