『何の意味もない…行動に、狂人は必ず何らかの悪意ある意味を読み取り、陰謀が隠されていると思い込まずにはいられない。』~チェスタトン
《リベラル速報》(仮題)
http://blog.livedoor.jp/kattann2525-liberal/
高木克俊様運営のまとめサイトがいよいよスタートです^^/
狙いも素晴らしいので、是非ともお化けサイトになっていただきたい!
副管理人、記事投稿者を随時募集だそうです。
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「「スーパー新幹線」が日本を救う」京都大学大学院教授 藤井聡氏」
購入したままでまだ読めていないのですが、この本にちなんだ藤井先生の動画を見て予習しておこうということで(汗
新幹線の話が出たときに、在来線問題の話題がこの界隈でも出るので、これについても今後議論が活発になっていくことでしょう。知恵を出し合えば、きっといい落としどころがあるはず。
「経済循環における注入と漏出」~経済コラムマガジン様http://www.adpweb.com/eco/
『日本はここ30年間ほどケインズ以前の古典派、あるいは新古典派の経済理論が幅をきかしてきた。しかしこの理論に基づく政策が実施されてきたがことごとく失敗した。基本的に新古典派の経済学は、生産力が乏しかった19世紀、20世紀初期の経済を前提したポンコツ経済理論である。』
経済コラムマガジン様がガツーンとストレートに書いてくださいました。
日本人の経済学者は、「瑞穂の国の経済学」を構築すべく、1%側につくマンキュー経済学に果敢に挑んでください。
クールヘッド・ウォームハート。
「会話」
昨日の朝刊進撃で、オークショットの言葉、
『会話の目的は何らかの結論を出すことではなく、多くの異なる言葉が出会い、互いを認め合い、そして同化することを求めないのが会話の本質であるという。』
を引用して、
『そのような「会話」が、日本における保守の発見(もしくは再発見)に繋がるのではないだろうか。』
と書きました。今日は肩の力を抜いて、このことについてもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
なぜ私が上記のような提起をしたのか。
例えば、今ここで私が急に、
「保守とは伝統を守ることである」
と保守について定義をしたとしましょう。
すると、恐らく様々な人から以下のような疑問が湧いてくると予想されます。
「じゃあその守るべき伝統とは何ですか?」
と。それに対し、私が「伝統とは○○」である」と答えたところで、人によって、「伝統」に対する捉え方は、少なくとも現状では多岐にわたる回答が出てくると思うんですよね。
もっといえば、「保守とは伝統を守ることである」に対しても、
いや、「保守とは○○を守ることである」などなど、ここからして、様々な意見が出てくることだろうと思います。
そういう状態が予想されるのであれば、、
「人によって保守の定義が定まらないのならば、現代の日本において保守なるものは存在していないのではないか」
という疑問が湧いてくるのも当然。
しかし、私はそこに関しては悲観的な考えは持っておりません。
「保守なるものは現代日本人の中にもある」
と皮膚感覚で持っております。当然、百人中百人が保守だとは申しません。その割合は分かりませんが、保守なる現代日本人が一定数以上は存在していると考えています。
なぜそう考えるのか?
例えば、昨日も紹介した安倍総理の言葉、
「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」
を目にし、理屈よりも先に、脊髄反射的にこの言葉を受け入れられない人がいらっしゃったと思います。そのような方々の心の中に、日本人としての「保守」なる感覚が存在しているからこそ、そのような反応を示されたように私は思うのです。
安倍総理の言葉はほんの一例ですが、日々の会話の中でも、同様に脊髄反射的に受け付けられない言葉、文章が存在し、逆に、ある言葉を聞いてスッと心に入ってくる言葉、文章もある。
「論理的でない」「妄想の類」だから受け付けられないという事例も多数あるとは思いますが、それらはここでは捨て置きます。
一見、論理的な文章でありながらも、「何かそれって違うんじゃないか」という感覚。
例えばこんな言葉について皆様はどう感じられるでしょうか?
「現代は競争社会。負けた人間は自己責任」
これも私が脊髄反射的に拒否をしてしまう言葉なのですが、同じような感覚をお持ちの方が私達日本人の中には多いように思います。
その感覚の中に、日本人が代々引き継いできた「保守」なるものが存在していると考えるのは私の勘違いでしょうか?
多くの人間が受け付けられない言葉、文章は引き継がれていくことなく廃れていきます。
逆に、肌感覚として心に染み入る数々の言葉の中に、日本人としての保守なるものが潜み続け、伝承されていく。
昨日のエントリーで、blackooze様がコメントをこう書いてくださいました。
「対話は永遠の過程ということなのかも知れんですね。建物や機械の類には保守点検が欠かせませんが、それは社会共同体についても同じことで、いわゆる思想的な意味における保守の存在意義も、そこにあるような気がします。」
もしかしたらblackooze様と私は、思い描く保守なるものについてのイメージを共有できているのではないかと感じました。
「会話」において無数に紡ぎ出される言葉の数々。
いちいち、「保守とはこうだ」と言葉に出さなくとも、庶民レベルで豊かな量の「会話」を積み上げていくことによって、日本人の中に存在している保守なるものを(それを自覚することがなくとも)引き継いでいくことが、初めて可能になるのではないでしょうか。
もしそうであるのならば、政治経済系のネット上においても、もっともっと「会話」が必要なように思います。
コメント欄で書かれてもいいですし、ブログを開設して自分の主張を論じるでもいいと思います。
要は、様々な形態の中で無数とも言える「会話」が繰り広げられていけば、良い言葉やその行間に潜む心地よい感覚が皆様の中に入り込み、そしてそれが日本中に広がり伝えられていくことによって、厚みのある豊かな日本人としての保守なるものが、代々と継承されていくように思います。
このような「会話」を行い続けることこそが、福田恆存の言う、
「保守とは、主義ではなく態度である」
ことにも繋がっていくのではないでしょうか。
そして何よりも。
オークショットの言う、「会話」なるものが成立する重要な要件が一つあります。
相手を気遣う心。
これなくしては、「会話」など成立させることは不可能でしょう。
この心にこそ、日本人の「保守」なるものが内包されているような気がして仕方がありません。
一方、ネット上には当然悪意を持って近づいてくる人達がいます。
そういった人間とは「会話」は成立しませんので、無視をするのでもいいでしょうし、私のように挑発に食いついて暴れるもよし(笑
それは例外的な話ということで、「会話」が成立しそうな人間と積極的に言葉を交わしていく。
そのような「会話」が進撃界隈の各ブログでも活発になっていけばいいなと思っております。
「会話」とは別に、意見、主張をぶつけあう議論もどんどんするべきだと思います。それ以上に「会話」を繰り広げていくことが必要なのではないかと主張していると捉えていただければ。
思うがままに書いてしまったので、伝わりにくいところも多々あろうかと思いますが、「日本の保守」について考えていくきっかけになれば嬉しいです。
「いや、保守とは「会話」の中に宿り伝承されていくものではない」というご意見も多数あろうかと思います。
そのようなご意見をどんどん出して頂くことが、「日本の保守」を探るきっかけになるので私は大歓迎です。
いずれにせよ、重厚な保守なるものが日本にも出来上がれば、私は安心してプチウヨとして暴れることが可能なので^^v
(了)
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