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2012年9月 715p 新潮社 「小説新潮」2006年8月号~2009年8月号
宮部みゆき「ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件」 の感想はこちら。。。
○宮部みゆき「ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意」読みました。
時は1990年バブル華やかしき頃のクリスマスの朝、城東第三中学二年生柏木卓也の死亡は、自殺とされました。しかし、不良グループ、大出俊次とその取り巻きの橋田や井口が柏木を突き落としたという怪文書が届きます。マスコミもこれを元に番組を作り、学校内はガタガタです。
柏木の死をきっかけに、いろいろなことが起こるのですが、結局、柏木の死は自殺という見解は変わりません。でも心は収まりません。そんななか、柏木と同じクラスだった、藤野涼子が中心となって、学校内裁判を起こそうと言い出します。
周囲の反対は強かったですが、賛同者は集まり、学校側を説得させます。裁判のテーマは、大出は、柏木を殺したか否か?生徒たちは検察、弁護側と分かれて、周辺をもう一回調べ直すのでした。。。
ということで、宮部みゆき「ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意」読みました。物語は、動き出しました。あらためて周辺を探ることで、それぞれの新事実が明らかになってきました。
この小説、長くて登場人物が多いのにもかかわらず、それが気にならず、どんどん読ませます。無駄に長いわけではなく、必然性があって長い。さすが宮部みゆきです。現代物のミステリーは、やはり読ませます。最終刊の「第Ⅲ部 法廷」は、まだ読んでいませんが、大変楽しみです。。。4273
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