クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
☆☆☆+
294p 角川書店 1999年4月 角川ホラー文庫として刊行されたものを、ノベルズ化
藤木は、証券会社を首になり、路頭に迷っていました。でも、気がついたらなぜか知らない世界に倒れていました。
そこは、すべてが赤茶けたような火星のような世界。近くに落ちていたゲーム機のような装置を手に取ると、そこには「火星の迷宮にようこそ」というメッセージが。。。
否応なしにゲーム?に参加させられた藤木。謎は深まるばかり?他に人は?ここはどこ?また目的は?
ということで、貴志祐介「クリムゾンの迷宮」読みました。「ダークゾーン
」を彷彿させるような、訳のわからない設定で始まった物語でした。初めは訳がわかりませんでした、後半は、一気に読んでしまいました。
全くすべてがわからず、だんだんと謎が解けていく。。。貴志祐介作品の中では、初期の作品になりますので、荒削りで、気持ち悪い描写も多々あります。でも、謎が気になってグイグイ読んでしまいました。6172
追記
クリムゾンの意味ですが、マゼンタと赤の中間の色(文庫版の色のような)、昆虫コチニールカイガラムシ(エンジムシ、学名 Dactylopius coccus)を乾燥したものから得られる染料の色だったそうです(ウィキペディアを参照しました)。
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