アーサーが教える体のふしぎ66号の内容はホオジロザメとヒト、サメの内臓等 | 親愛なる人に-読書の薦め

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66表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2008年6月4日号


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66号の内容は、
ホオジロザメとヒト:652-653p、サメの内臓:654-655p、巨大なハンター:656-657p、サメのなかま:658-659p、アーサーのクイズコーナー:660-661p


ホオジロザメとヒト:652-653p
ホオジロザメは、マンイーター(人食いザメ)としてメディア等で知られていますが、ふだんはイルカ、オットセイ、アザラシなどを獲物にし、サメが好んでヒトを襲うことはありません。実際ヒトがサメの被害に遭うことはまれなことです。原始的な特徴を持つ魚類の仲間である軟骨魚綱に属しており、今から4億5千万年以上前には地球上に姿をあらわし、現在まで姿をほとんど変えることなく生き残っています。ホオジロザメは単独生活が基本です。ホオジロザメの体長は最大7m、体重2t以上。寿命は30-40歳。肉食性で小型海生ほ乳類を中心に、死肉、魚、いか、カメ、海鳥を食べます。ほ乳類のように胎生で、胚は子宮で育ちます。育った子どもが子宮内で未発達の卵を食べてしまうこともあります。体長1.5mの子どもを一度に8-14頭(尾)産みます。子どもを産む時期は9-10歳頃です。ヒレを食用にする等、ホオジロザメは絶滅の危機にあると考えられています。


サメの内臓:654-655p
鰓裂(さいれつ)という切れ目の中にあるえらで呼吸します。えらの組織にある毛細血管から酸素を取り込み代わりに二酸化炭素を含んだ水が外に出されます。サメなどの魚類の心臓は一心房一心室(ヒトは二心房二心室)です。サメの消化器は食道のあと大きな胃があり、腸は短めですが、吸収面積を広げるため、らせん系の弁があります。直腸を過ぎたたあとに、総排出腔(くう)から排出されます。ホオジロザメの頭蓋骨と骨格は、カルシウムがたくさん含まれた軟骨組織でできています。サメの上顎骨(がくこつ)は、人体などの組織でつながっているだけなので、口やあごがより柔軟性を持ち、獲物を攻撃するときに役立ちます。サメの歯は軟骨とは接しておらず、一生の間に何千回も生えかわります。


巨大なハンター:656-657p
食物連鎖上、ホオジロザメは、海で最も強力な捕食者です。他のサメ同様に、磁気の違いを感知できる器官が、鼻孔部と頭のあちこちに散らばっていて、獲物の筋肉内で起きる神経の電気信号を感知することができます。また、横腹には振動を感じ取る感覚受容体も沢山あります。ホオジロザメの聴覚はかなり離れたところの音も感じ取り、鋭い嗅覚は水中で薄まった血のにおいもかぎつけます。オスの腹びれが2つの交尾器になっていてこれをメスの総排出腔に入れて精子を送ります。トラザメなどのサメは、受精を済ませた後卵を産み(卵生)、胚は卵の袋の中で栄養をとって発育します。ドチザメなどの卵は母親の卵管内で成長し、十分に発達した杯は母親の胎内で孵化し他の卵や十分に発達していない胚を食べて大きくなります(卵胎生)。ホオジロザメ、シュモクザメなどは胚がほ乳類に似た胎盤がある母親の子宮内でそのまま発達し(胎生)、生まれたばかりの赤ちゃんは完全なサメの形はしています。コバンザメ科の一種コバンザメは、クジラやホオジロザメの背中や腹などに見られる体長80cm前後の魚です。吸盤のような働きをする小型の背びれがあり、サメ、エイ、マグロ、ウミガメ、船体などにくっついています。これらの関係は「片利共生」(片方だけが利益を得るような関係)と考えられていて、コバンザメはホオジロザメなどと一緒に移動することで、敵から守ってもらったり、食べ物のおこぼえをもらうことができます。


サメのなかま:658-659p
サメの仲間は370種ほどいます。ジンベイザメ科のジンベイザメは、世界で最も大きい魚で、体長12mになります。他のサメと違い前方に大きな口があり、プランクトンや小魚を食べています。シュモクザメ科のシュモクザメは体長2-6m、頭の突き出た形が金槌に似ているから、英語でハンマーヘッドシャークと呼ばれています。この出っ張りは急に進路を変えたりするときに利用され、また、嗅覚が鋭く獲物が放つ電気信号をしっかり感じることできる攻撃的な捕食者です。トラザメ科のハナカケトラザメはヨーロッパに最も多いサメの一種で、体長は80cm以下、目はネコのようで2つの背びれがかなり後ろにあります。ヒトを襲うことはありません。トラザメ科の卵の袋は人魚の財布として浜辺によく打ち上げられます。ミツクリザメ科のミツクリザメは、頭からくちばしのような鼻孔部がつきだし、あごが長く出っ張っています。メジロザメ科のヨシキリザメは体長2.4mで、鼻孔部が尖っていて胸びれが目立って大きいのが特徴です。胎生で9-12ヶ月の妊娠期間の後、225-50頭、飼育下では135頭産んだという記録が残ります。オオメコビトザメは体長20cm、体重約200gと小さいです。


アーサーのクイズコーナー:660-661p
1ジンベイザメの大きさは?
2トラザメ科の卵は、不思議な形をしているので、「人魚の」の何と呼ばれているか?
その他、漢字の水族館、間違い探しがありました


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