アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2008年5月28日号
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65号の内容は、
ウサギとヒト：642-643p、走るための長い足：644-645p、ウサギの消化器：646-647p、ウサギの行動：648-649p、アーサーのクイズコーナー：650-651p
ウサギとヒト：642-643p
１世紀前まではネズミ目（げつ歯目）に分類されていましたが、２０世紀の初めにウサギ目となりました。約５千万年前アジアで誕生したと考えられています。ウサギはアナウサギとノウサギに分けることができます。ノウサギはアナウサギと違い社会的集団を作らず単独で生活しています、染色体の数も異なります。ヤブノウサギは体長５０－７０ｃｍ、体重2.5-5kgでウサギ中最大です。１０歳くらいまで生きます。妊娠期間は５０日で１回出産、１－８頭産みます。授乳期間は１ヶ月、８ヶ月から１年で成熟します。
走るための長い足：644-645p
ウサギは後ろ足（後肢）が、前足（前肢）よりかなり長く、後ろ足を使って飛び跳ねたりできます。鎖骨は肩甲骨、鎖骨と接していないので自由に動きます。前足の尺骨ととう骨は上腕骨よりも長く前後にすばやく動かせます。地面に付いた足の先にはかぎ爪があります。首の頸椎のつながりは短く柔軟でかなり自由に曲げられます。大切歯は一生伸び続けます。ネズミ目の歯は、前側にしかエナメル質がありませんがウサギ目の歯は全体がエナメル質で覆われています。ウサギの耳は外側に１９０度も回せます。耳の外側は毛深く内側はきめの細かな薄い皮膚から熱を放出します。ウサギは視界が広くほぼ３６０度見ることができます。口の周りの細くて敏感なひげは約10cmあり、暗いところの様子を確認します。
ウサギの消化器：646-647p
ウサギは「食ふん」という習性により、食べたものに含まれる栄養素を無駄なく使っています。また盲腸に食糧をため込むことができます。ウサギが食べた物は盲腸に入りいったん貯められ、微生物に働きで消化しにくい植物繊維を消化しやすくします。栄養素は盲腸でほとんど吸収されますが、ビタミンB12などの要素は吸収されず、緑色の固まりの分を出します。このふんをウサギはすぐさま食べます。食べたふんは、もう一度消化管を通るうちに次第に消化され、含まれているすべての栄養素が吸収されます。ウサギが出す２度目のふんは黒っぽく、もう栄養素が残っていないので食べません。ウサギはするどい聴覚で追っ手（キツネ、鷲、ふくろう等）に気付くと、地面に伏せて隠れるか、低い姿勢のまま駆け出します。時速７０ｋｍで逃げながら、方向を変えたり飛び跳ねたりして敵をまきます。このようにして、ウサギは広い範囲に痕跡を残し、敵から逃げます。アナウサギの赤ちゃんは生まれたときは目も閉じたまま、毛が全くなく目は閉じたままで、巣穴でみんなで一緒にお乳をもらいます。ノウサギの赤ちゃんは生まれたときから柔らかい毛に覆われ目も開き歯も生えています。生後３日で母親と別に歩き出し、お乳は一日かけて一頭ずつ別々にもらいます。
ウサギの行動：648-649p
ウサギは夜行性の動物で大抵単独で行動します。春の交尾期には、メスを巡りオス同士が戦います。それはボクシングのように後ろ足で立ち、力強いパンチを繰り出したりかみつき合います。戦いに勝ったオスをメスが拒絶して蹴ると、周りにいるオス同士で戦いが始まります。1877年動物学者アレンは「恒温動物では、寒い地域に住む種は暖かい地域に住む同種の動物に比べると、手足のように体から出ている部分が短くなる傾向がある」とアレンの法則を提唱しました。暖かい地域の種は体表面積を広くして熱を逃がしやすくしていると考えられています。ウサギの毛の色は気候に適応し、冬は白色、夏は茶色に変化します。
アーサーのクイズコーナー：650-651p
１．ウサギがやわらかい１度目のふんを食べるのはなぜ？
２．「暖かい地域に住む種より寒い地域に住む種の方が、体から出ている部分が短い」という法則の名前は？
その他、おうちへ帰ろう！、間違い探しがありました
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