アーサーが教える体のふしぎ64号の内容はアリクイとヒト、長くてまっすぐな頭蓋骨等 | 親愛なる人に-読書の薦め

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64表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2008年5月21日号


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64号の内容は、
アリクイとヒト:632-633p、長くてまっすぐな頭蓋骨:634-635p、アリクイの生活:636-637p、アリを食べるほ乳類:638-639p、アーサーのクイズコーナー:640-641p


アリクイとヒト:632-633p
オオアリクイは鼻先が長く伸び、耳は小さく、胴体や尾は長い毛に覆われています。ほとんど単独で暮らす生き物です。体長は1.2m、尾の長さは0.7-0.9m、体高は0.6m、体重は20-40kg。飼育では26歳まで生きた記録があります。主な食料はアリ、シロアリ、甲虫などの幼虫も食べます。妊娠期間は190日、一回で1頭の子供を産み、2歳で成熟します。オオアリクイの舌は60cm以上あり、中南米に暮らします。ほ乳類異節目アリクイ科に属します。歯が全くなく以前は貧歯目と呼ばれていました。


長くてまっすぐな頭蓋骨:634-635p
頭蓋骨は長くまっすぐ伸び鼻が管状になっていて歯がありません。脊柱はとても長く骨盤とその前後の骨はたいへん丈夫です。これはオオアリクイが後ろ足で立ち上がってアリの巣を壊す際に重心を安定させるためです。前足(前肢)はアリの巣や敵から身を守るため頑丈にできていてます。アリを食べるための舌はとても長く表面はアリを引っかけるための小さな突起で覆われています。嗅覚が非常に発達していて、においでアリの巣を探し出したり、食べるのに適したアリの種類まで確認できます。他のアリクイの場所もにおいでわかります。視覚はあまり発達していません。オオアリクイの前後の足は指が5本ありますが、前足は外からは4本の指しか見えません。前足で長くて大きいのは第3指の爪で長さは10cmもあります。第2指や第4指の2倍の大きさです。この発達した中央の3本のかぎ爪で食べ物を探したりアリの巣に穴をあけたりします。


アリクイの生活:636-637p
オオアリクイのエサになるアリは、アリクイの住む地域の何百種類のアリのなかの、4,5種だけです。夜にアリの巣を狙います。前足のかぎ爪を使って巣を壊し始めます。巣が壊れると長い鼻を差し入れ、直径10-15mm、長さ60cmの舌を使ってアリをかき集めます。舌は粘着性のある唾液で覆われているので、巣の中で動かすとアリがくっついてきます。舌は1分間に150回も巣に出し入れすることができます。食べたアリは口蓋(口の天井)とほおの内側の固い部分で舌から引きはがしてすりつぶし、胃に運ばれて消化されます。アリクイは一晩で3万匹のありを食べることができますが、ひとつの巣では100-150匹しか捕まえません。また、そこの巣が復活して食べることができるからです。メスは1-2年ごとに190日間の妊娠期間で1-2kgの赤ちゃんを一頭出産します。赤ちゃんはメスの背中に乗せられて移動します。アリクイの赤ちゃんは6ヶ月くらいで乳離れし、母親が次に妊娠する約1年一緒に暮らします。アリクイは単独で暮らす平和な動物ですが、敵が迫ったときは立ち上がり守りの体制に入ります。ピューマやヒョウもアリクイの鋭いかぎ爪でやられると死ぬことがあります。


アリを食べるほ乳類:638-639p
アリは地上の生物の体重の1/10を占めているといわれています。アリクイ以外もアリを食べて生きている動物たちがいます。ハリモグラはカモノハシ科(単孔類)で卵を産む体長30-45cmのほ乳類です。かぎ爪でアリの巣や腐った枝を壊し、舌をすばやく動かしアリを食べます。オーストラリア、タスマニア、ニューギニアに生息し、飼育下では50年近く生きます。フクロアリクイは、フクロアリクイ科唯一の一種で、オーストラリア南西部に住み、20-30cmほどの有袋類です。粘着性のある細長い舌をシロアリの巣にいれて獲物を集めます。現在絶滅の危機にあります。ツチブタは、ツチブタ属(管歯目)唯一一種のツチブタ科に属するほ乳類でアフリカに住みます。体長は1-1.3m、聴覚と嗅覚に優れ、アリを食べる他のほ乳類と同様に頭が長く口は小さな管状になっていて舌は長く伸びます。夜行性でアリやシロアリを見つけるとかぎ爪を使って穴を掘り一晩で5万匹も平らげることができます。センザンコウ目センザンコウ科のほ乳類のセンザンコウは体長30-100cm、体毛が変化したウロコに覆われています。攻められるとくさいにおいを分泌します。アリクイと同じように粘着性の長い舌でアリを集めます。センザンコウ科の何種かは絶滅の危機にあります。


アーサーのクイズコーナー:640-641p
1.オオアリクイの舌の長さは?
2.オオアリクイと同じようにアリが好きな動物は?
その他、ピースを探せ、間違い探しがありました。



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