アーサーが教える体のふしぎ56号の内容は、ウシとヒト、角のある骨格、草食動物の内臓など | 親愛なる人に-読書の薦め

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56表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2008年3月26日号


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56号の内容は、
ウシとヒト:552-5543p
角のある骨格:554-555p
草食動物の内臓:556-557p
群れと品種:558-559p
アーサーのクイズコーナー:560-561p


ウシとヒト:552-5543p
ウシは利用価値が高く、乳、肉、皮、肥料、医薬品まで生み出され、ヒンドゥー教などの国では、神聖な動物と見なされています。大人のホルスタインは1400kg、全世界で13億頭いるウシは、インドに2億頭います。寿命は20-25歳です。妊娠期間は約9ヶ月で春に一頭を出産し子は6ヶ月で乳離れします。最も長く生きたウシは48年9ヶ月。音楽を聴かせると乳をたくさん出します。子ウシの蹄は産道を傷つけないように生まれるとすぐに取れてしまうパットが付いています。牛の汗腺は鼻にあります。闘牛で雄牛が興奮するのはマタドール(闘牛士)が振り回す布のせいで、布の色のせいではありません。ウシは毎日6時間以上食べたり飲んだりしています。ウシの英語cowは、ウシ全般で使われますが正確には雌ウシのみをさします。雄ウシはbull、子ウシはcalfです。


角のある骨格:554-555p
ウシは頭蓋骨に頑丈な角を持っています。胸椎は上に出っ張ったきょく突起という骨で守られています。この出っ張りは胸椎の前の方で長くなっています。ヒトの場合、きょく突起の長さは、皆同じです。ウシは速く走れるよう足の爪を固い蹄に進化しています。蹄の数は同じ有蹄動物(ゆうていどうぶつ)のウマは1本、サイが3本、ウシが2本です。ウシの6本の大臼歯と6本の小臼歯は植物質のモノをかむのに適しています。


草食動物の内臓:556-557p
ウシには4つの胃があります。1-3の胃は食道が変化したものです。第1胃は150Lあり、大量の細菌類がいて繊維の分解を助け9-12時間とどまります。第2胃に送られまとめられると、いったん口に戻され、もう一度唾液と混ぜ合わせながらよくかみ砕き(反芻)、再び戻します。水は第1胃に固形物は第3胃に運ばれたのち、第4胃に送られ、酸で消化されます。そのあと40mの長さの小腸が一日70kgもの植物を消化吸収します(全体で70-100時間!)。胃の中の細菌類はアミノ酸やビタミンなども作りだします。それらも消化吸収して栄養にしています。4つの乳房があります。乳を作るところは乳腺、乳腺が集まったものを乳小葉、作られた乳は乳管洞にためられます。乳頭にも乳がためられる袋があり、乳は括約筋の助けを借りて外に出ます。ヒトには乳管洞がなく、乳小葉から乳管を通って直接乳頭へ運ばれます。ウシの子宮は双角子宮といって、上部に子宮角という曲がった部分がふたつあります。


群れと品種:558-559p
ウシの群れには強いオスが最上位にいて唯一繁殖の権利を握っています。でも普段は他のオスとともにメスと子供から離れたところにいて、繁殖の機会をうかがっています。現在のウシの先祖は、7000年前に家畜されたオーロックス(1627年に絶滅した野生の牛の一種)といわれています。アンガスは毛が黒いスコットランド原産種で、肉牛として大量に飼育されています。シャロレーはフランス原産の古い品種で、毛は真っ白で鼻がピンク、蹄の色も明るく、乳や肉をとります。ホルスタインはオランダ原産でたいていは白黒模様で世界中にいる乳牛です。ヘレフォードはイギリス原産で毛は赤く、胸、腹、足、顔が白色で、肉牛です。闘牛のウシはフランス原産のカマルグやスペイン、ポルトガル原産のデ・リディアです。


アーサーのクイズコーナー:560-561p
1ウシの小腸の長さは?
2ウシの原種の名前は?
3牛乳をとるためのウシで最も広まっているのは?
他に、迷路、雄牛のカルテット、間違い探しが載っていました


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