アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2008年1月9日号
アーサーが教えるからだのふしぎが一覧できるindex はこちらです
アーサーが教える体のふしぎ45号の内容は、立体画像を見る、目と調整、目の限界、目と脳をだます
です。
44号の記事についてはこちらです 。
44号の付録についてはこちらです。
45号の内容は、
立体画像を見る:442-444p
目と調整:445-447p
目の限界:448-449p
目と脳をだます:450-451p
立体画像を見る:442-444p
ヒトの目は正面を向いて2つ並んでいて、それぞれ少し違った角度からみて、脳は異なる二つの光景を組み合
わせて見ているので、物の距離や奥行きを知ることができます。このことを両眼視、立体視といいます。サイ
コロを30cm離れて片眼ずつで見ると、見え方が違いますがそれらの情報を脳にある視覚野で組み合わさり立体
像が作られます。視覚野は大脳の一番後ろにあります。立体メガネの作り方が掲載されています。手に穴が開
いたようにみえる実験と距離を判断する実験が掲載されています。
目と調整:445-477p
目を閉じても自分の頭、手、足の位置が感じられますが、これは筋肉や関節のなかの「固有受容体」が筋肉や
関節の伸び縮み情報を脳に絶えず神経信号を送っているからです。しかし体の位置関係や動きを正確に伝える
には目の情報は欠かせません。ボールをとるとき、目を閉じるとボールをとれるでしょうか?という実験と見ないで書くという実験が掲載されていました。その場合動く書けません、目は絶えず文字の大きさ、形、位置を見つめ、手の動きを調整するからです。鏡を見ながら書くという実験も掲載されています、その場合もうまく書けません。網膜の錐体には、3種類あり、それぞれ赤、緑、青のうちの一色のみ感知します。しかし長い時間同じ色を
ばかり見ていると、その色に反応する錐体は働くのをやめてしまい、他の錐体が働くので、見ていた色から目
をそらしたとき、元の色とは違う色の残像がみえます。残像でみえる色は補色と呼ばれます。手がいつもとは
違う位置関係になると脳が混乱してしまうときがあります。どっちの指がどっちという簡単な実験法が掲載されていました。
目の限界:448-449p
目にも限界があり、非常に速く動く物体はぼやけてみえます。また、視界には盲斑(盲点)というみえていな
い空白の部分があり、脳がもしこの部分を補わないと影の部分がみえてしまいます。盲斑は視神経と血管が網
膜に入り込んでいる場所で、盲斑には視覚細胞がないので画像が感知できません。でもこの存在を気づかない
のは、片方の目の盲斑を片方の目で見ていること、脳が気づくほど同じ光景を見ていないからです。ないもの
を見る(目が見えない部分を補う)実験が示されています。一度にふたつの絵を見る実験やろうそくの火を使
った自分の網膜を見る実験も示されていました。
目と脳をだます:450-451p
脳は常に目で見た画像を分析したり、意味を理解したりしていますが、特殊な画像を見ると脳はいつものように分析できなくなり、混乱し目の錯覚(錯視)が起こります。大きくなる円、動く円、白黒から見える色の実験が掲載されています。
テーマ:アーサーが教えるからだのふしぎ はこちらです・・・
アーサーが教える体のふしぎの記事 index はこちらです。