アーサーが教える体のふしぎ44号の内容は、体の感覚、目、見る、目の感度 | 親愛なる人に-読書の薦め

親愛なる人に-読書の薦め

読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

44h
『44h』

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2008年1月2日号


アーサーが教える体のふしぎの記事index はこちらです。

アーサーが教える体のふしぎ44号の内容は、体の感覚、目、見る、目の感度です。


43号の記事についてはこちらです 。

43号の付録についてはこちらです。

44号の内容は、
体の感覚:432-434p
目:435-437p
見る:438-439p
目の感度:440-441p


体の感覚:432-434p
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、皮膚感覚の五感以外にも感覚はあります。体内の状態を保つ間隔は普段意識しません。皮膚感覚も、圧力、温度、痛みなどいくつかの異なる感覚があります。周囲で起こっていることを感知する能力はあらゆる動物にとって重要です。感覚器は感知した情報を脳に伝え、脳は過去の情報と比べ判断し重要と思われた情報だけ気づきます(それ以外は捨てられます)。食べ物の味は小さなつぼみの形をした味蕾で感じます。五感以外にも、筋肉、腱、関節にある「伸縮センサー」は体の位置や姿勢を脳に伝えます。脳のなかの化学センサーが、血中二酸化炭素量ブドウ糖等他の物質の濃度を感知しています。味覚と嗅覚は似た働きをし、水生生物では非常に重要です。ヒトの場合、たくさんの受容体が舌や鼻にちらばっており、鼻の中では嗅上皮(きゅうじょうひ)に、舌では味蕾細胞にあります。


目:435-437p
ものを見る視覚細は1億個以上あり目の網膜に並んでいます。光線が目の角膜を通して入ってくると、目の奥の網膜という視覚細胞の層で感知されます。網膜は切手ほどの大きさですが厚さは切手以下です。網膜上の光線のパターンから神経細胞のパターンが作られ脳に送られ、視覚中枢で情報を解析します。ものを見たりするとき目は前後に動きます。この動きは目の後ろの細長い6本の筋肉が協力して目をいろいろな方向に動かしています。上下を見るには、上直筋、下直筋が、左右を見るには外側直筋、内側直筋が、目を回転させるには、上斜筋、下斜筋が関わります。涙は左右の目の上まぶた内部にある涙腺から絶えず作られます。瞬きするたび涙がにじみ出て埃、細菌を洗い流します。涙は鼻涙管(びるいかん)に流れ込み、それから鼻に入ります。眼球の直径は約2.5cmです。強膜(白目)は丈夫な外層、その内側の脈絡膜にはたくさんの血管があり目の外層と網膜に栄養を与えます。脈絡膜の内側の網膜は、角膜(目の外側の透明な膜)を通して入ってくる光線を感知する視覚細胞があり、視覚細胞が光線を感知し神経信号に変えます。角膜も水晶体とともに光線を屈折させて焦点を合わせるレンズの役目をします。光線は角膜の次に眼房水という水晶体と角膜の間の透明な液体を通り、光彩という中央の瞳孔の大きさを変えて光の大きさを調整する輪状の筋肉の真ん中にある瞳孔(ひとみ)を通り抜けます。その次の水晶体で光線はさらに屈折し、眼球の大部分を占める透明のゼリー状の物質を抜けた光線は、網膜に達します。毛様体筋は、焦点を合わせるときに水晶体の形を変え、黄斑は網膜上の像が最もよく見える部分で、網斑(盲点)は視覚細胞がない部分で、視神経は目から脳に神経信号を運びます。検眼鏡は目の内側を照らし瞳孔を通して中を見る道具です。視覚細胞の網膜全体への広がり、網膜の血管が視神経から出てくる網斑、網膜に枝割れして広がる網膜の血管などが、目のなかの血管もはっきり見ることができます。自分の目を、鏡を使ってじっくり観察する実験が記載されています。


見る:438-439p
水晶体は形を変え、様々な物の焦点を網膜上に合わせ、水晶体の周りの毛様体の筋肉は、近くの物は水晶体を厚くして光線を大きく曲げ、遠くの物は、薄くして光線を少しだけ曲げます。光彩は瞳孔の大きさを変えて目に入ってくる光の量を自動的に調整します。外からの光は水晶体で反転し網膜に逆さまな画像が映ります。赤ちゃんはかなり早い段階で脳の中で画像を正しい方向に回転させるようになります。近視は遠くにある物から届く光の焦点が網膜より手前で合ってしまうため網膜に映る像がぼやけてしまいます。遠視は近くにある物の光の焦点が網膜の後ろで合います。虫眼鏡での目の模型の作り方瞳孔の反射の試験方法(瞳孔は必ず両目一緒に増減する)が記載されていました。


目の感度:440-441p
光景は、網膜にある桿体錐体という視覚細胞で感知されています。左右のそれぞれの目に約1億2千万個ある桿体はほぼ真っ暗な中でも明るさに敏感に反応しますが色は分かりません。約600万個の錐体は物の細かい部分や色は感知しますが暗いところではあまり働きません。桿体と錐体は網膜上に不規則に並び、何か注目したいときは、その画像は網膜の後部の黄斑に重なります。ここは錐体が集中していて物の形や色が一番見分けられます。網膜の前部は錐体が少なく色覚が弱く、網膜の側面は桿体と錐体が混ざっています。色が消える実験と、視界計測器の作製方法が記載されています。



44号の付録の紹介は明日の予定です・・・


テーマ:アーサーが教えるからだのふしぎ はこちらです・・・


アーサーが教える体のふしぎの記事 index  はこちらです。


骸骨るんるん スマイル3トップへ