アーサーが教える体のふしぎ31号の記事は、生命のつながり、女性生殖器、男性生殖器など | 親愛なる人に-読書の薦め

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31表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年10月03日号

アーサーが教える体のふしぎの記事インデックスはこちらです。


アーサーが教える体のふしぎ31号の記事は、生命のつながり、女性生殖器、男性生殖器、卵子と精子の出会い-受精、遺伝子の中 です。


30号の記事についてはこちらです 。

30号の付録についてはこちらです。


31号の内容は、
生命のつながり:302-303p
女性生殖器:304-305p
男性生殖器:306-307p
卵子と精子の出会い-受精:308-309p
遺伝子の中:310-311p


生命のつながり:302-303p
36億年前に生命が誕生して以来、生命は地球上で生き続けてきました。生物には寿命がありますが、生殖で子孫を残してきました。アメーバなど単細胞生物は単純に二つに分裂して自分の複製を作る無性生殖をします。オスとメスという二つの性が生殖器を使って交わり子孫を作る方法は有性生殖と呼びます。花のおしべは花粉という生殖細胞を作り、めしべは胚珠に生殖細胞が入っています。種は普通胚珠の部分を言います。昆虫も普通は有性生殖を行いますが、アリマキのメスなどは条件次第でオスと交わることなく子孫を作る単為生殖を行います。大半の動物のメスは卵を産みます。は虫類や鳥類の卵は固いからに守られていて赤ちゃんは中に蓄えられた栄養を吸収しながら育ちます。ほ乳類交尾することによって子供を作ります。受精卵は一定の期間お母さんの子宮の中で育ちます。カンガルー、タスマニアンデビル、ワラビー、コアラ、ウォンバット、フクロネズミなど有袋類には発達した子宮がなく、未熟で生まれた赤ちゃんはお腹の中の袋まではい上がり、成長します。


女性生殖器:304-305p
女性の体の中にある赤ちゃんを作るための器官女性生殖器といいます。ここには卵巣と呼ばれる左右一対の器官がお腹の下の方にあり、女性生殖細胞である卵子を作っています。卵子は卵巣の中で一定周期で育ち成熟すると、卵管と呼ばれる管で放出されます。その卵管で卵子が男性生殖細胞と出会って受精すると洋ナシの形をした子宮におりていき、子宮の内膜に潜り込んで大きく成長し赤ちゃんになります。卵子が卵巣で成熟する周期は女性ホルモンによって管理されています。このホルモンは脳の下垂体が命令して主に卵巣で作られます。卵巣には何十万個の未熟な卵子が詰まっており女性ホルモンがコントロールして約28日ごとに一つの卵子が成熟します。卵巣の中で卵子の詰まった袋状の卵胞ができ最後に卵胞が破裂して卵管の中に放出されます。空っぽになった卵胞は他の細胞で満たされ黄体になり女性ホルモンの一種「黄体ホルモン」になります。卵子の放出は閉経期まで続きます。閉経期には気持ちが不安定になったり骨粗鬆症といった更年期障害が起こる場合があります。卵管の壁には沢山のひだがありその表面は繊毛で覆われ、卵管で放出された卵子を子宮に運んでいきます。排卵すると子宮の壁は妊娠に備えて栄養一杯になりますが、受精しない場合必要のなくなった子宮の内膜ははがれ膣から外に出ます。これを月経(生理)と呼びます。


男性生殖器:306-307p
男性の赤ちゃんを作る器官をまとめて男性生殖器といいます。陰嚢と呼ばれる皮膚の袋に、精巣という2つの器官が入っています。精巣で精子と呼ばれる男性生殖細胞を作っています。精子は毎日何百万個も成長成熟し、いつでも陰茎から外へ出られるようになっています。精子が外に出られないときは精巣の横にある精巣上体と呼ばれる管の中で何週間も蓄えられます。陰茎の中にある尿道という管は尿が通る泌尿器の一部でもあります。陰嚢にある精巣の中には、ぐるぐる巻きになった精細胞と呼ばれる小さな管が約800本あり(伸ばしてつなげると250m以上)、精子はこの管の内膜にある丸い細胞から約2ヶ月かけて発達します。精子の頭の中には遺伝子が入った細胞核があり、また頭の元の部分には運動エネルギーを作るミトコンドリアがあり、長い尾は子宮の中を泳ぐのに役立ちます。男性の避妊法に、精管をきってしばる、精管切除(パイプカット)があります。


卵子と精子の出会い-受精:308-309p
受精とは精子と卵子が出会っていっしょになることをいい、一体になったものを受精卵といいます。受精できるのは、卵子が放出された後の2~3日の間だけです。性交の時、2~3億個精子内に放出され、子宮頸部を通って子宮を通り抜けて卵管に入り、そこで卵子と出会います。ほとんどの精子はたどり着く前に死んでしまい、たどり着いた数千のうちたった一つの精子だけが卵子といっしょになることができます。精子は卵子の周りにある膜と結合し精子の細胞核は他の部分を残して入っていくと、卵子は他の精子が入ってこれないよう卵子の膜を変質させます。染色体に保存されているXYの遺伝情報を持った精子の細胞核が、XXの遺伝情報を持った卵子にはいると2つの細胞核が一体となりされていた遺伝情報が一体となります。その際、XXの組み合わせだとXYの組み合わせだとになります。体外受精は細い針のような器具を使って卵巣から成熟した卵子を集め、次に取り出した容器の中で精子と混ぜ合わせ受精させた後、子宮の内膜に戻し成長させるという方法です。


遺伝子の中:310-311p
体のどの細胞にもDNA(デオキシリボ核酸)という遺伝物質が入っており、遺伝子と呼ばれています。卵子と精子が受精すると新たに遺伝子の独自の組み合わせが作られ新しい個体ができます。細胞の中には染色体と呼ばれる46本の小さな構造が収められています。染色体はそれぞれDNAからできています。DNAにはチミン、アデニン、シトシン、グアニンという4種類の化学物質があり、これらが二重らせんと呼ばれる2対のらせん構造の中にしまい込まれています。DNAの中のこれらの化学物質の並び方がどのように発達するかの遺伝信号となります。子どもが両親に似るのは両親から遺伝情報(遺伝的形質)を引き継ぐからです。細胞は体の中で常に分裂し、分裂すると普通は細胞が46本の染色体を持つように複製を作りこれを有糸分裂といいます。生殖細胞はが作られる分裂は、染色体の数の半分の23本だけ作られます。これを減数分裂といいます。遺伝子はのう胞性繊維症、血友病、色素欠乏症など、遺伝性の病気を伝えることもあります。


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