アーサーが教える体のふしぎ24号の内容は、消化液の働き口、大腸、食事の問題、用語集など | 親愛なる人に-読書の薦め

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24表紙

アジェット・コレクションズ・ジャパン 1190円 2007年8月15日号


23号の記事についてはこちらです 。

23号の付録についてはこちらです。


24号の内容は、
消化液の働き口・・・・・・・・・・・232
大腸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・234
食事の問題・・・・・・・・・・・・・・・236
自分の体を知ろう!・・・・・・・・238
消化に関する用語集・・・・・・・239


消化液の働き:232-233p
食べ物が消化管を進んでいく間に、50種類以上の酵素が食べ物の分子を小さくします。食べ物が飲み込まれると、脳から命令が行き、胃の内壁の細胞に酵素を出させ、内壁からガストリンというホルモンがでて、内壁の細胞が胃酸(塩酸)を出します。消化酵素と食べ物との間には、「鍵と鍵穴」の関係があり、酵素は特定の食物しか溶かしません。ものを食べると、唾液中の唾液アミラーゼが、炭水化物をマルトース(麦芽糖)などの単純な糖に分解します。胃では、ペプシンがタンパク質をポリペプチドに分解し、リパーゼは脂肪に、マルターゼは炭水化物に作用します。胃酸(塩酸)には殺菌作用があります。肝臓、膵臓、胆嚢では、脂肪分子に働くすいリパーゼ、タンパク質を処理するトリプシン、糖質に働くアミラーゼ、核酸に働くヌクレアーゼなどが分泌されます。肝臓や膵臓で作られる消化液は、小腸で働き始め、ペプチターゼはアミノ酸に、マルトースやシュクロース(ショ糖)を、さらに分解するマルターゼシュクラーゼなども働きます。


大腸:234-235p
大腸は長さ約1.5mで、3つの部分に分けられます。最初は、袋状になった盲腸(そこからしたに飛び出した虫垂)、第2は結腸上行結腸横行結腸下行結腸S字結腸)、第3は直腸、最後は肛門です。大腸は水分や無機塩類を吸収します。大腸の内壁にある腸線から粘液質の酵素がほとんど含まれない大腸液が分泌され、食べ物のカスをスムーズに進めます。虫垂は、赤ちゃんやこどもの時は、特定の免疫力や防衛力をつけるのに役立っていますが、そこに消化物や細菌が詰まって炎症を起こすと、虫垂炎(盲腸)と呼ばれます。日本人の大人は一日200-300g大便をします。大便の重さの半分は水分です。大便は大腸の蠕動(ぜんどう)運動で結腸下部(S字結腸)まで運ばれためられます。健康な大腸には、大腸菌のほか、500種類、数百兆個の腸内細菌が住んでいます。細菌は腸のなかで栄養をもらう代わりに分解を手助けして体に必要なビタミンをなどをつくり、共生しています。細菌が食べ物を分解するときにでるガスが、飲み込んだ空気と一緒になってときどき出てくるものが、おならです。


食事の問題:236-237p
経済的に貧しい地域の人たちは栄養不足となり、体が弱り抵抗力もなくなり、コレラ、赤痢などの消化器系の病原体により病気にかかり、亡くなることもあります。逆に経済的豊かといわれる地域では、食物アレルギー、肥満などが社会問題となっています。寄生虫は他の微生物の体に住みつき、その栄養を奪って生活しています。体長7-8mにもなるサナダムシは、頭の吸盤で腸の壁にとりつき、住みつきます。拒食症は、太ることへの恐怖、やせたいと思う願いから、極端に食事を制限してしまう心の病気で、10代半ばの思春期の女性に多いといわれています。ビタミンDが不足すると骨が弱くなり、こどもはくる病、大人は骨軟化症になります。ビタミンDは、日光に当たると皮膚の中でも作られます。普通なら害のでない食べ物に対して体が過度に反応してしまうことをアレルギーと呼びます。セリアック病は、グルテンに対してアレルギー症を起こします。


自分の体を知ろう!:238p
体の中で一番固いのは、歯の表面のエナメル質です。歯の中で一番丈夫なのは臼歯で、約60kgもの圧力がかかるといわれています。小腸の絨毛(じゅうもう)なしで、小腸を作るとすると、小腸は約3.6kmにもなってしまいます。消化液は毎日約7L(唾液1.5L,胃液1.5L,胆汁0.5L,膵液1L,腸液2.5L)作られます。胃は、普通1-1.5L,満腹だと2L以上になります。豚の胃は9L,馬は20L,牛は150L以上あります。


消化に関する用語:239-241p
下記の用語が解説されています。
肝小葉、寄生虫、拒食症、結腸、口蓋垂、光合成、酵素、喉頭蓋、肛門、雑食動物、脂質(脂肪)、絨毛、消化、食物繊維、膵臓、蠕動運動、腺房細胞、草食動物、大腸、大腸菌、唾液、胆汁、炭水化物、胆嚢、タンパク質、虫垂、動脈硬化、肉食動物、粘液、歯、ビタミン


消化に関する用語集
24用語1 24用語2 24用語3


24号の付録は次回です・・・

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