創造のプロセス(前編)【選択理論心理学】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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Dr.グラッサーは、
「誰もが創造的である」
と言っています。


選択理論心理学では、
【行動のシステム】
呼ばれる部分が、
創造性に関係していると
考えられています。


この【行動のシステム】を
作動させるためには、
次の二つの要素が
必要になります。


一つは
【上質世界のイメージ写真】 です。


上質世界のイメージ写真は、
一般的には願望と呼ばれています。


手に入れたいモノ、
親しくしたい人、
求めている環境、
理想とする自己像、
達成したい目標、
大切にしたい信念や信条などが
創造性を生み出す種となります。


もう一つは、
【知覚された世界】 の情報です。


知覚された世界とは、
自分が記憶している
(厳密には思い出せる)
世界のことです。


これまでに見たこと、
これまでに聞いたこと、
これまでに感じたこと、
これまでに体験したことなど
自分が記憶している
あらゆる情報が
創造性の部品となります。


創造性は、
「創造性の種となる"願望"と、
創造性の部品となる"記憶"を加工して、
求めるものを具現化する作業のこと」、
と言うことが出来るかもしれません。


創造性を高るためには、
自分が求めているものを
できるだけ具体的に思い描き、
心を開いて広く情報を
取り入れる姿勢が役立ちます。


こうすることで、
【行動のシステム】が作動し、
創造性が働き始めるのです。


…つづく

※東日本大震災の復興を
心よりお祈りしています。

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