選択理論基礎用語-その10〈知覚された世界-前編〉【選択理論心理学】 | ウェルビーイングのおすそわけ

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(旧タイトル「カウンセラーからのおすそわけ」)

【知覚された世界】は、
自分がこれまでに知覚してきた
全ての情報が蓄えられている
記憶の世界です。


しかし、
私たちが実際に
活用することができるのは、
その時に思い出すことが
できる記憶のみになります。


通常私たちが現実だと
思っているものは、
【現実世界】のことではなく、
【知覚された世界】のことであり、
私たちが「現実」について話す時には、
自分の【知覚された世界】の
ことを話しているのです。


ここで【現実世界】と
【知覚された世界】について
まとめておきましょう。


【現実世界】と
【知覚された世界】には、
二つの違いがあります。


一つは、
【現実世界】は、
自分が知る知らないに関わらず、
そこに存在している世界であり、
【知覚された世界】は、
自分が知覚し記憶している
世界であるということ。


そしてもう一つは、
【現実世界】には、
意味付けは存在していませんが、
【知覚された世界】には、
個人的な意味付けが反映している
ということです。


…つづく

※東日本大震災からの一日も早い
 復旧と復興を心よりお祈りしています。

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