学びと地方創生 | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

おはようございます。

台風は行っちゃったんですかね?

私の住む埼玉県上尾市は晴れています。いずれにしても、皆様、くれぐれも気をつけてお出かけください。



さて、昨日は少し吼えましたが、今朝は地方創生の話です。



地方創生の仕事をしていると、定住人口が減っていくのを食い止めるために、地域に雇用が必要で、その雇用を作るために、地域にもっと外からたくさんの人に来てほしい(交流人口)、という話がままあります。


人を呼び込みたいんだけど・・・


こういうときに、本当に何にも無い地域も極まれにあるのかもしれませんが、その多くは、磨きようのある資源があるのだけれど、それをうまく活用して呼び込めていないという状況。


以前からの地域活性化の教科書的に考えれば、その磨きようのある資源を一所懸命磨いて、その場所でしかできない体験や手に入らないもの、食べられないものなど、地域ブランド化することを目指したり、商品としてのチカラがあるなら、都市部や海外への販路を開拓したりするのでしょうが、最近ふと思ったのは・・・・・・

その、うまく出来ていない、磨けていない状況って、
ものすごく良質の教材であり、
すなわち良質のコンテンツなのではないか?

ということ。


そこに行けば、地方創生・地域活性化の生の教材を目にして、触れて、ワークの素材として活用できる。


もちろん、地域にズカズカと土足で入っていって、地域の人の暮らしを、身勝手に教材として観察したり、実験台に使うようなことがあってはなりません

一方で、東京大学の中原先生が民間企業と北海道美瑛町で行った「地域課題解決プロジェクト」といった事例もあります。

中原先生のブログ記事
http://www.nakahara-lab.net/2014/05/post_2218.html

Yahoo Japanプレスリリース
異業種社員チームによる、北海道・美瑛町の「地域課題解決プロジェクト」を開始



楽しめるものが少ないから
人を呼ぶことが出来ない。



そう思いがちですが、娯楽的な楽しみ、美しい景色が必ずしも無くても、そこに学びがあるのなら地域の外から人を呼ぶことは可能ではないでしょうか。


学びのフィールドとしての価値を見出し、プログラム化・教材化して、学ぶ意欲のある地域の外の人々に訴求する。そんな地方創生があってもいいと思いませんか。


皆さんは如何お考えですか?


たまにしか撮れない夕方の空(記事とは関係ありません)