人気上昇中の女優・堀北真希(16)と戸田恵梨香(17)が日テレ系の連続ドラマ「野ブタ。をプロデュース」(10月スタート、土曜・後9時)でダブルヒロインを務めることが30日、分かった。文芸賞を受賞した白岩玄さんの同名小説が原作の話題作で、主演は「KAT―TUN」の亀梨和也(19)、「NEWS」の山下智久(20)。若手注目株の2人の女優にとって初の連ドラ大役で、堀北はいじめられっ子の転校生、戸田は学園のマドンナをそれぞれ演じる。


今注目の若手女優の共演だ。堀北は映画「逆境ナイン」、フジテレビ系「電車男」(木曜・後10時)などに登場、今後も出演の映画が続々と公開されるブレーク寸前の期待の星だ。戸田も同局系「エンジン」や人気タレントの登竜門ともいえる、今年度「ビクター・甲子園ポスター」のキャンペーンモデルに起用されるなど、人気は上昇中だ。

 同原作はクラスの人気者だが、実はほかの学生とは一線を画している、どこか“冷めた”主人公・桐谷修二が「気持ち悪い」と言われるデブの男子転校生・信太に耐えきれず、人気者に仕立てる物語。ドラマでは転校生を都会風の性格ブスの女の子(堀北)に変更。新たに、「ウザイ」と嫌われている金持ちの息子(山下)を登場させ、主人公(亀梨)が2人をプロデュースするという設定にアレンジした。

 劇中では、転校が多くそのたびにいじめられ、人生をあきらめている女・小谷信子を堀北が演じる。ふてくされた、とっつきにくい女で、あだ名は「野ブタ」。亀梨演じる修二の恋人で、学園のマドンナ・上原まり子を戸田が。同ドラマが2人にとって連ドラ初の大役となる。

 河野英裕プロデューサーは「目の奥に光をもっている信子を演じられるのは、堀北さんしかいないと思った。前から彼女の目つきにほれてました」と起用理由を説明。戸田については、「誰からも好かれてアクがない、まっさらな学園のマドンナにぴったり。純粋でかれんな印象を受けた」と話した。

 堀北は「いい意味で自分の刺激にして、楽しみながら信子と成長していきたい」とコメント。戸田も「気負わずに自然体で演じたい」と意気込んでいる。岡田義徳、木村祐一、忌野清志郎、宇梶剛士らが共演。

NHK大河「義経」で主演する滝沢秀明(23)が、第35話「決戦・壇ノ浦」(9月4日後8・00)で、八艘(はっそう)とびで金粉まみれになる。  源氏が平家を滅ぼす壇ノ浦の合戦を描いた同話が完成。義経が船から船へ跳び移る八艘とびが見せ場。戦闘のはずみで宙に舞った平家の金粉が滝沢に降りかかり、船から船へ跳び移るたびに光が舞う幻想的な仕上がりに。

 滝沢と平家方の建礼門院徳子役中越典子(25)は29日、東京・渋谷の同局で会見。滝沢は「ロケ後(体の)いろんなところから金粉が出てきた」と苦笑い。
フジテレビの人気時代劇「大奥」の完結編ヒロインが内山理名(23)に決まった。10月13日スタートの第3シリーズ「大奥~華の乱~(仮)」で内山は、5代将軍・徳川綱吉の元禄時代を舞台に、夫がありながら綱吉の側室として大奥入りさせられる安子を演じる。売りは綱吉の正室(藤原紀香)や側室(小池栄子)との壮絶なバトルだ。今月下旬から東映京都撮影所で収録が始まる。

 内山は大河ドラマ「武蔵」や「竜馬がゆく」に出演しただけに時代劇はお手のもの。平均17.6%の好視聴率を叩き出した前シリーズ以上の数字が期待されている。

「内山は2年前に大河ドラマ『武蔵』とキムタク主演の『GOOD LUCK!!』に同時に出演しました。同時期に初主演映画『卒業』も公開されたのに、なぜかブレークできなかった。それだけに今回は必死です」(テレビ雑誌記者)

 来月17日には故・野沢尚の原作・脚本の主演映画「深紅」(東映)が公開される。最近はバラエティーにも登場。ちなみに9月には「恋のから騒ぎ」「Goro’s Bar」「ナイナイサイズ!」「マシューTV」に出演する。

 81年、神奈川県南足柄市で生まれた。共働きの父母と3つ下の妹の4人家族。

 小学生の頃は貧血気味で給食が完食出来ないほど食が細かった。南足柄市立足柄台中学に40分歩いて通学し、テニス部で汗を流すようになってから体力が大幅にアップしたという。

 97年、神奈川県立小田原城東高校1年の夏休み最後の日、自宅で昼寝中に芸能プロのスカウトがやって来た。

「瀬戸朝香を育てた事務所が内山の美少女ぶりを聞きつけて訪問したそうです。“瀬戸以上のスターになれる”と口説かれてその気になった」(女性誌記者)

 翌年4月、単身で上京して都内の高校に転校した。リクルート「フロムA」でCMデビュー。98年夏ドラマ「美少女H」で女優としてのスタートを切った。同年10月「なにさまっ!」で初めて連ドラにレギュラー出演、その後、NHKの朝ドラ「すずらん」などにも出演した。最近では今年6月の、都会を捨て農業を始めるOLを好演したドラマ「プロポーズ」が話題になった。

「超がつくほど責任感が強いタイプです。2年前に実父が亡くなる前は仕事と看病で寝る時間もないのに、内山は関係者に家族のことは一切明かさず仕事を続けた。極度の疲労で2度倒れ、それでも仕事をやり遂げて周囲を驚かせました」(芸能ライター)

 恋愛のウワサがなぜか出ない。

「相手がいたのは4年前です。ラジオの共演がきっかけで加藤晴彦と親密になった。それも1年もたずに破局しましたが」

俳優の押尾学(27)と矢田亜希子(26)が真剣交際していることが29日、分かった。関係者によると、2人は今年4~6月に放送されたTBS系ドラマ「夢で逢いましょう」で共演し、急接近。今月下旬にオフを利用して押尾の友人の住むハワイへ2人で旅行に出かけ、現地では友人を交えて休日を楽しんだという。この日、ハワイから2人そろって帰国した。ハワイで仲良く買い物する姿などが目撃されている。

2人は2000年のフジテレビ系「やまとなでしこ」で初共演しているが、今年4月に矢田が主演の「夢で―」の撮影を通じて親密になった。ドラマでも2人は恋人役を演じているが、現実でも相性はピッタリだったようだ。ドラマでは2人は最後に結婚するが、関係者によると、現在のところ、すぐに結婚することはないという。

 押尾は俳優だけでなく音楽プロジェクト・LIVの名でアーティストとしても活躍。何人にも物怖じしない男っぽさで人気だ。矢田も「お嫁さんにしたいタレント」ランキングは常に上位に入り、好感度が高い。矢田は当時巨人の平松一宏投手との交際が01年に報じられ、所属事務所も認めていたが、平松の中日移籍で自然消滅したとみられる。芸能界を代表する大物カップルだけに、今後の発言や動向が注目される。
女優仲間由紀恵(25)が、武田薬品工業の「ベンザブロック」風邪薬シリーズ新CMのキャラクターに決まった。鼻風邪に効く「ベンザブロックS」の香坂みゆき、ノドの「-L」の佐々木蔵之介、熱の「-IP」の西村知美に「あなたのかぜはどこから?」と問い掛ける。来年のNHK大河ドラマ「功名が辻」に山内一豊の妻役で主演するが、その予行演習のように“患者”を支える役どころを熱演した。9月3日から放送。
早々と離婚後の“初仕事”が決まった。7月末に「サイバーエージェント」の藤田晋社長(32)と離婚したばかりの奥菜恵(26)が10月の連続ドラマ「今夜ひとりのベッドで」(TBS)に“3番手”として出演する。

 2年ぶりの連ドラ出演になる奥菜は結婚式で婚約者に逃げられ、主演の本木雅弘に不倫を仕掛ける女性を演じる。

「奥菜がTBSから出演依頼を受けたのは離婚の直後でした。離婚原因として不倫がウワサされていただけに断ると思われていましたが、奥菜は二つ返事でOKしたそうです。奥菜にとっては離婚後の初仕事として話題になればプラスだし、実際に主演の本木と瀬戸朝香よりも注目されている。離婚をうまく仕事に結び付けました」(事情通)

 藤田社長と結婚するまでの奥菜はいまいちパッとしない女優だった。ドラマ出演しても脇役が多く、99年に主演したドラマ「天国のKiss」(テレビ朝日)は平均視聴率7.8%とふるわず、ホラー映画やマイナーな舞台の仕事がメーンだった。

 その一方で、話題になるのは“ハレンチ写真”流出騒動やギタリストとの交際といったスキャンダルばかりでイメージダウンの連続だった。

 しかし、藤田社長との“セレブ婚”、離婚を経て“再出発”のムードづくりに成功している。今後の奥菜は連ドラ以外にも10月から舞台「胎内」への出演が決まっていて、「これからは“女優”として生きます!」とヤル気をみせている。

 したたかな女になった奥菜に乞うご期待。

速水もこみち(21)が大ブレークの兆しを見せている。CM、ドラマに引っ張りダコの大人気で、“第2の坂口憲二”ともっぱらなのだ。

 もこみちは先日、日清「健多郎」の新CMに出演が決定。CMでは186センチの長身を生かして船乗り役のミュージカルスターをきびきびと演じている。CM出演は今年に入ってから、日清で4社目。いずれもダイハツ、ブルボン、サントリーと大企業ばかりだからスゴイの一言だ。

 もこみちは今夏一番のヒットドラマ「電車男」(フジテレビ)にも出演中。一体、どこがウケているのか――。

 もこみちのブレークのきっかけはやはり、今年1月に仲間由紀恵主演で大ヒットを飛ばしたドラマ「ごくせん」(日本テレビ)だろう。生徒役で出演していたもこみちの知名度はこれで一気に全国区に。その不良っぽいルックスがとくに30代以上の女性に大人気で、「グラビアでもこみちを取り上げると部数が確実に増える。いまや人気はヨン様以上」(女性誌編集者)という。

 もこみちは84年、東京都生まれ。自宅の近くでスカウトされて芸能界入りし、02年のドラマ「逮捕しちゃうぞ」で役者デビューを果たした。この一風変わった名前は芸名ではなく本名。スペイン語でまっすぐという意味の“moco”と、日本語の“道”を組み合わせた「まっすぐな道」という意味だという。

「不良っぽさの中に、どこかあどけなさの残るルックスと特徴的な名前がブレークに一役買いました。しかも、彼はイケメンなのにスカしたところがなく、しゃべりがうまい。笑いもとれます。ドラマだけでなくバラエティーでも重宝されるでしょう」(芸能リポーター・川内朋子氏)

 10月からは田中美佐子主演のドラマ「ブラザー☆ビート」(TBS)にも出演が決定。今後も要チェックだ。

 わたしオタクです―。神奈川県藤沢市の映画館「フジサワ中央」(藤沢映画興行)は上映中の映画「電車男」で、高校生以上の客が「オタク」と申告すれば料金が安くなる「オタク料金」を設定、反響を呼んでいる。一般1700円、大学・高校生1400円に対し、「オタク」は1300円。証明は要らず窓口で「オタクです」と自己申告するだけでOKだ。

 インターネットや雑誌でも取り上げられて話題になり、来館者の半数以上が利用。「オタク」には程遠いような女性客も「オタク3枚」などと楽しんでいるという。

 提案した同社営業管理部の新田浩二課長(40)は「内向的な『オタク』青年が勇気を出す映画なので、映画館に来た『オタク』な人たちにも声を上げてほしいと思い、半分しゃれで始めました」と話している。

人気ドラマ「電車男」に出演中の伊藤淳史(21)と速水もこみち(21)が27日、東京・浅草で行われた浅草サンバカーニバルのパレードに初参加した。約50万人の見物客でにぎわう中、フジテレビチーム220人のメンバーとして山車(だし)に上った。オタクとイケメンのツーショットに、女性ファンも大喜び。刺激的な衣装の数々に目移りする伊藤は「間近に見たことがないので、最初はセクシーさに押されて2歩ほど下がってしまった」。ダンサーからほっぺたにキスマークをもらった速水は「見とれちゃいました」とうれしそうだった。
♪コンコンチキチン-。東京・六本木に優雅な祇園囃子(ばやし)が響いた。渡哲也(63)主演のテレビ朝日のスペシャルドラマ「祇園囃子」(9月24日午後9時放送)の完成記念イベントが28日、都内の同局で行われた。冒頭から、京都・祇園から駆けつけた芸妓(げいぎ)、舞妓(まいこ)8人による京舞「祇園小唄」や、お囃子を披露するなど、会場は古都の華やかなムードに包まれた。

 ドラマは、渡と親交の厚い倉本聡氏(70)が脚本を手掛け、京都を舞台に映画並みのスケールで撮影された。同局と共同制作にあたった石原プロは、派手なアクション撮影などで有名だが、今回は京都の風情と人間のきずなをテーマに、大人のドラマを目指した。

 渡は「大変に気合が入り、充実した日々でした。格調高いドラマに仕上がったと思っております」と胸を張った。倉本氏も、準備期間を含む3カ月間で、住まいのある北海道・富良野と東京、京都を計8000キロ移動するなど、精力的にかかわった。

 特設ステージ後方の壁面に、高さ18メートルにわたって連ねた合計273個の提灯(ちょうちん)を、渡、舘ひろし、十朱幸代、藤原紀香、徳重聡ら出演者が点灯するセレモニーも行い、大作の完成を祝った。