速水もこみち(21)が大ブレークの兆しを見せている。CM、ドラマに引っ張りダコの大人気で、“第2の坂口憲二”ともっぱらなのだ。

 もこみちは先日、日清「健多郎」の新CMに出演が決定。CMでは186センチの長身を生かして船乗り役のミュージカルスターをきびきびと演じている。CM出演は今年に入ってから、日清で4社目。いずれもダイハツ、ブルボン、サントリーと大企業ばかりだからスゴイの一言だ。

 もこみちは今夏一番のヒットドラマ「電車男」(フジテレビ)にも出演中。一体、どこがウケているのか――。

 もこみちのブレークのきっかけはやはり、今年1月に仲間由紀恵主演で大ヒットを飛ばしたドラマ「ごくせん」(日本テレビ)だろう。生徒役で出演していたもこみちの知名度はこれで一気に全国区に。その不良っぽいルックスがとくに30代以上の女性に大人気で、「グラビアでもこみちを取り上げると部数が確実に増える。いまや人気はヨン様以上」(女性誌編集者)という。

 もこみちは84年、東京都生まれ。自宅の近くでスカウトされて芸能界入りし、02年のドラマ「逮捕しちゃうぞ」で役者デビューを果たした。この一風変わった名前は芸名ではなく本名。スペイン語でまっすぐという意味の“moco”と、日本語の“道”を組み合わせた「まっすぐな道」という意味だという。

「不良っぽさの中に、どこかあどけなさの残るルックスと特徴的な名前がブレークに一役買いました。しかも、彼はイケメンなのにスカしたところがなく、しゃべりがうまい。笑いもとれます。ドラマだけでなくバラエティーでも重宝されるでしょう」(芸能リポーター・川内朋子氏)

 10月からは田中美佐子主演のドラマ「ブラザー☆ビート」(TBS)にも出演が決定。今後も要チェックだ。