そろそろ都会は夏休み… | うさぎの音楽談議

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ソロとバンドでかれこれ36年ライブ活動やってます!
絶叫する営業兼二種電気工事士です(笑)

暑い日が続きます。でも昨日、今日はちょっと雨が降ったりして、涼風が時折吹く関東地方です。

  

なんて平穏無事な出だしでしたが、世間では色んな事が起きてます。政治家も官僚も大変でしょうが、我々一般市民もみな、それぞれの想いを抱いて日々を戦っているのでした。ああ、夏休み取ろ。

  

月曜は先週に続いて吉祥寺曼荼羅へ。コタンの出演者仲間である安達さんケロさん がバンドでご出演されると言うので、カミさんと行って参りました。客席にも数名、出演者及びコタンのお客さん関係の姿が。

南松宏 」というソロアーティストのサポートという設定でしたが、お二人とも普段とはちょっと違うお姿を垣間見る貴重な機会でしたね。打上げには少ししか参加出来ませんでしたが、やり遂げた感のある表情をしておられました。

  

続いて火曜、カミさんは夏バテがたたってお家で留守番している中、私は稲野バンド さんを聴きに四谷に寄りました。この日は、1番手の辻盛ハヤトも久々に見ときたいなと思って早めに向かったのですが、私以外のお客さんがもっと遅めに来られていて、最初は寂しかったです・・・。やがてスセリさんや、先日オーディションに合格したNさん、さらに常連のMさんとMさんらが(笑)続々と集結。2番手の曽木福良の軽妙なMC、3番手である桜井昌宏さんの重厚な体格(こらっ)で徐々にヒートアップしはじめ、人数的には少ないながら稲野バンドが始まる頃にはどエライ盛り上がりになっておりました。

  

稲野バンドは「バンド」と言いつつ、実はソロでの演奏です。理由は…ここでは省きます。ここ最近、1930年代のMartinのピックギターを使用していると聞いていたので、ナマでヴィンテージの音色が楽しめると期待していたところ、1小節聴いて背筋がゾクゾクしました。もう何と言うか、普段聴いているようなアコギとは全然別ものでした。ものすごく繊細で、枯れていて気難しいけど稲野さんによってちゃんと歌っているような。でも、そのうち慣れてくるとやっぱり「稲野さんの音」に聴こえてくるんですよね。以前弾いていたOvationとは正反対のキャラクターでありつつ、ちゃんとその人の音になってる。ああ、ギターの話が長過ぎた(笑)。

  

以前から聞き慣れた曲がほとんどではありましたが、演奏の強弱に合わせて抑揚がくっきり出ていたように思いました。ステージに集中しつつも、盛り上がっていた客席ではある曲のサビのコーラスから堰を切ったように大合唱&手拍子が始まると、もう止まりません。やる曲やる曲、大騒ぎでついて行き店全体が稲野バンドになったような錯覚さえ覚えました。で、ラストの名曲「みんなの唄」でも大合唱。アンコール曲まで一体感が続いて、とても楽しいライブになりました。

  

と、私個人は思っていたのですが後日ある方から「内輪ウケ」との批判があり、改めて客観的に振り返るとそうだったかも…と思い直したりして。う~ん、コタンというお店はついついそうなりがちなスペースなので善し悪しなのですが。でも私がステージ側だったとしたらやっぱり嬉しいと思ってしまうかも。但し、次回も同じ展開を期待も望みもしない、かな…。

同じ曲を演っても同じライブがないように、その場の反応が全てなのでその日が悪かったと思うのではなく、かと言って特別良かったわけでもないのでまた次は違う反応である事を想定して臨む。演る側の責任として、要は全てを受け入れられるだけの準備をしておくことが大切なのではないかと考えたりしました。うん、これは演る側と聴く側のギャップでもあるし、気付かせてくれた事には感謝であります。

  

えー、ライブレポはこんな感じですが私の周りの人たちに、それぞれ色んな事があったようです。詳細には触れませんが、音楽を通じて知り合った方々は私にとって特別な意味のある存在と勝手に感じているので、今はただみんな健康で良い方向へ進んでくれる事を祈るばかりです。そして、またこれからも今までのように同じ場所で会えるのを、楽しみにしています。今はとりあえず、それだけ…。
1930's Martin 全く同じではないかも知れませんが、こんなギターでした。